以下のご相談がありました。
幼稚園年長児。
塾の5枚の計算宿題プリントを、何時間もかけて嫌々やっている。
いつもファミレスで、食事後にご褒美スイーツで釣りながら終わらせていたが、先日係りの人に「勉強のために長時間席を占領してもらっては困る」のような内容を言われたため、家でやるしかなくなった。
昨日嫌がりすぎて、初めて泣き嘔吐をした。
ずいぶん前から嫌なのだということは、見ていてすごくよく分かっている。
でも嫌なことをなんでも「はいそうですか」のように辞めさせてよいものか、そこのところにすごく迷いがある。
その迷いの部分に子どもが(無意識に)呼応して、嫌がったり泣いたり吐いたりしているかもしれないと思うと、辞める即断が出来ずに今日まできた。
どうしたらよいのか。
本人が納得していない場合、単調な計算を大量にやらせることは、効果が無いどころかマイナスになります。
でも計算力が大事であることは確かです。
そこで、以下のようにしてください。
計算だけのドリルを準備します。
1回10問に区切り、一日にそれ以上はやりません。
ただし、制限時間を決めます。
お母様が利き手ではない方の手で「印刷されたかのごとくすごく美しく」数字を書いた時間を計ってください。
その時間を制限時間と定めます。
時間内に入るまではこの10問を繰り返す、と最初に話してください。
ここで重要なのは、すぐに時間内に入った場合「今日は調子いいわね。じゃあもう少し進もうか」は無しにするという事です。
理由のない繰り返しで、精神が疲弊してしまう子もいます。
達成したらさっと止めることが、復活のコツです。
大丈夫、この方法で必ず復活します。