「世界一訪れたい日本のつくりかた」

著 デービッド アトキンソン

 

 

観光は世界GDPの10%以上。観光は今後の重要な産業。

 

■1章:日本の実力はこんなものじゃない

・円安の影響ではなく、ビザの緩和による訪日客数の増加。

・日本は文化観光に寄りすぎて客層の広い国立公園などの自然観光の整備が十分でない

・観光は国際情勢や為替に影響を受けにくい

 

■2章:どの国から来てもらうかが一番大切

・遠方からの客が宿泊が長くなり乗客(日本にとって上客が欧州であるが、フランスにとっては欧州は上客でない)

・ドイツやイギリス人は旅行好きが多い。フランスは国外に出ない。

 

■3章:お金を使ってもらう魅力のつくりかた

・量よりも質、多様性のあるサービス

・文化財の入館料、海外平均1891円、日本593円

・単価を高めてリピーターをふやす

 

■4章:自然こそ日本がもつ最強の伸び代

・体験、アクティビティ、宿泊、など自然は稼げる滞在型の観光資源

・スキー、キャンプ、国立公園、狩り体験

 

■5章:誰に何を伝えるか、をもっと考えよう

・日本人にわかることでも海外の人にはわからない

・翻訳(日本語の翻訳ではだめ。ネイティブチェックも必要)

・伝える内容(歴史的背景や基本的内容も必要)

 

■6章:儲けの9割はホテルで決まる

・観光収入の9割は5つ星ホテルの数で決まる

・タイに110軒ある5つ星が日本には28軒

・5つ星は1つの部屋に4人のスタッフが必要

・設備などのハードだけでなくサービス面のソフトの向上が必要

・リゾート型IRが今後の期待

 

■7章:観光は日本を支える基幹産業

・文化やスポーツも観光産業化へ

・経済成長には観光の産業化が必要