「れんだん持って帰りよ」
実家の母が言った。

私、「れんだん?」

母、「そう れんだん 」

私、「ああ、ロマネスコのことやな。」


母、「そんな横文字知らんけど、
    種の袋に れんだん て書いてたから れんだんて言うんやろ。」

私、「どんな字書くん?」

母、「れんだんのれんと、れんだんのだんや。」

私、「? サッパリわからんなぁ。」

見かねた父が、「れんだんに見えららよ。

 山が連なってるように見えるやろ?
 連なる山って書くんや!」

私、「ああ、連山(れんざん)ね。」

笑ってしまった

生粋の和歌山県民の両親でした💦

確かに、「連山」と、種の袋に書いてありました。
和歌山弁は難しいです(笑)

余談
親も近所の人たちも、
ザ行とダ行がごっちゃだから、
本当の言葉がよくわからない子供時代を送り、

作文や手紙書くたびに、
必要以上に国語辞典引きまくった私です💦

高校卒業後、県外へ出たから、
言葉はちゃんと使えてる、と、
昔は自負していた父も

いつしか、すっかりこの様の
和歌山弁💦

そんなだけど、実家に帰ると癒されます。

実家の風景、大好きです。