意味がわかると怖い話2928 「ん?。スクウェア?」 | こちら、きっどさん行政書士事務所です!

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大阪市西区で
「ケイアイディ行政書士事務所」を開設した
すたーだすときっどさんの奮闘ブログです。

今から数年前の冬のことです。
私達,山岳部は遭難しました。
視程が20mを下回る程の,猛吹雪のなか,私達四人はロッジを発見しました。
ただし雨露を凌げる屋根がついているだけの,粗末な小屋でした。
私達は,暗い部屋の中央で,ガタガタと震えながら四人で固まっていました。
このままでは,じわじわと凍死を,待つだけ…。
すると一人が,ある提案をします。
その提案とは,四人が,部屋のそれぞれの角に,配置につきます。
まず一人目が壁伝いに移動して,次の角にいる人の肩にタッチをします。
タッチされた人は,また壁伝いに移動して,その次の角の人にタッチをする作業を繰り返します。
「スクウェア」と呼ばれるゲームです。
これを天候が回復するまでの間,各々が,順繰りに周回し続けます。
私達は,助かりたい一心で,壁伝いに歩いてはタッチし,タッチされては,また歩きます。
どれほど続けた時でしょうか?
ふと,ある者がポツリ
「何か,おかしくないか?」と言います。別の一人も
「ああ…僕も感じてた」と続けます。

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そうなんです。
このゲームの矛盾です。
これは部屋の全ての角に,常に人がいなければ,ゲームは不成立となります。
最初の一人が移動し,その角に,誰もいなくなる段階で,四人目がタッチする相手は,角におらず,ゲームオーバーとなるからです。
要するに,「(いない筈なのに)1人,増えていないか?」という結論に達しました。

******
次第にハッキリとしてゆく意識の中、その事実に気づいた私達は一目散にロッジを飛び出しました。
まだ外は暗く,少し吹雪いてましたが,私達は無事下山することができました。

*****
この話を,知人に話しましたが,誰も信じてくれませんでした。
去年の夏,私は,もう一度あのロッジを訪れました。
淡い記憶を辿っていくと,例のロッジを見つけることが,できました。
不気味に立つロッジへ恐る恐る近づく私……。
次の瞬間,私は信じられない光景を,目の当たりにすることになります。




 

部屋 が 三角。。。。。

 

 

 

 

 

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