ローライ35 高級コンパクトの名機 | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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ローライ35

ドイツの名門、ローライ社が1967年に世に送り出した高級コンパクトカメラ。
ローライ35(1967年発売)→  ローライ35S(1978年発売)→  ローライ35SE(1980年発売)と改良を加えられながら、1980年代まで10年以上のロングセラーを続けた人気モデルです。
私が今回手に入れたのは、“MADE IN GERMANY”と表記された初期モデルのローライ35。
1970年頃まではドイツ国内で製造されていたのですが、1970年代前半からは生産拠点がシンガポールへと移行しています。
初期型の割には傷や擦れも殆どなく、純正のボディキャップや取説、ストラップや革のケースまで付属しているかなり状態の良い個体を購入することができました。

ローライ35

iPhone11Proと比べても、厚みは確かにありますが非常にコンパクトな設計。
デザインもちょっと可愛らしくて、俗に言うエモいカメラというやつです。
所有する満足感もあり、機械式だからオーバーホールに出せば何年でも使い続けることが出来る。
操作に関しては、シンプルながらかなりダイヤルの配置とかが変わっていて、詳しくは購入したカメラ店で聞くか、以下のサイトで詳しく説明してくれています。

■ 元祖高級コンパクト ローライ35 完全ガイド!中古選び方 使い方

私は使いませんが、露出計も一応内蔵されています。
電源は、適合するボタン電池が既に販売されていないので、関東カメラサービスから販売されているMR-9アダプターにSR-43のボタン電池を装着することで使用可能。
この組み合わせは、オリンパスOM-1やキャノンF-1(旧)も一緒ということなので、どちらも持っている私の場合は、それを流用すればOKなので助かります。
因みに、MR-9アダプターはヨドバシやビックカメラ等のオンラインショップでも購入可能。

ローライ35用アクセサリー

さて、今回はローライ35用にアクセサリーも購入してみました。
カメラ本体は、日本橋(水天宮前)にあるジェイダブリューで見つけたものですが、上のアクセサリー類は横浜のペンギンカメラで買いました。
ペンギンカメラさんは、クラシックカメラ用のアクセサリー類が豊富で、ネットで注文するにしても店舗で購入するにしても、いつもよく利用させてもらっています。
今回購入したのは、ストラップとレンズキャップ、それに24mm径のフィルターとレリーズボタンの4点。
せっかくなので、装着した写真と一緒にちょっと細かく見て行きましょう。

ローライ35

先ずは、ストラップとキャップですね。
エレフォト製のローライ35用レンズキャップに、同じくローライ35用のストラップ。
カッコイイですね!!
エレフォトというのは、クラシックカメラ向けのアクセサリーをよく出しているメーカー。
ライカ用のボディキャップとか、レンズのリアキャップなんかも出してますよ。

メーカーの純正品というのは、既に生産が終了していたり、売っていても高価だったりするので、こういう会社の存在は本当に助かります。
因みに、私が購入したカメラ本体にも純正ストラップもレンズキャップも付いていたのですが、キャップはちょっと装着が甘くなっていたのと、ストラップは使うのがもったいないのであえてこちらを購入。
値段は、ペンギンカメラの店頭価格でストラップが1650円、レンズキャップが1100円でした。

ローライ35

次に、肝心なレンズフィルター。
ローライ35シリーズにも、年式によってテッサーという銘柄のレンズが付いていたり、ゾナーという銘柄のレンズが付いていたりするのですが、私のはテッサーなので装着するフィルターは24mm径。
この24mm径のフィルターというのが、なかなか売っていないのですよ。
大手メーカーでは、唯一マルミが出しているのですが、ちょっと厚みがあることから同時にレンズキャップを装着することが出来ません。
そこで、今回選んだのが上の写真のUN(ユーエヌ)社製の超薄枠フィルター。
値段は3300円とちょっとお高めですが、かなり良いですよ!
もちろん、キャップも同時に装着できますし、デザインもGoodでこれは絶対にお薦めです。

ローライ35

そして、最後はレリーズボタン。
使っている人は分かると思うのですが、ローライ35のシャッターボタンは、設計が古いせいか少し押し難いのですよね。
そんなこともあり、今回はレリーズボタンも一緒に購入しました。
このレリーズボタンは、箱に日本製と表記されているので、国内のどこかの会社が販売しているのだと思うのですが、一応ノーブランド品です。
他にもピンクや黄色、赤やオレンジもあり、好きな色でワンポイントを付けても楽しいかもしれませんね。

ローライ35

今回は、ローライ35と専用のアクセサリー類を紹介させていただきましたが、如何でしたでしょうか?
実用するにしてもコレクションするにしても本当に良いカメラなので、クラシックカメラでフィルム撮影を考えている方は、選択肢の一つに入れておいても良いと思います。
ただ、ドイツメーカーということもあり、フィルムの装填やダイヤル等の操作が少し変わっているところがあるので、始めての方はコニカC35のようなカメラがお薦め!
1万5千円も出せば結構程度の良いものが手に入るので、最近はカメラ女子に人気があるみたいですね。
ローライ35は、ちょっとマニア向けです。



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