安倍川探石 4 | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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過去の記事で風景写真はアップしているので、今回は省かせて頂きます。
曇ったり小雨が降ったりという1日でしたが、石を拾いに来ている方も多く、安倍川は相変わらず競争率が高いですね。(^^;)
安倍川といえば、 紫晃石の滝石が有名で、そちらの人気が高いのですが、私は黒系の石狙いなので必然的にその争いからは外れています。
拾っている姿を見ていても到底勝ち目はないですし、私自身は地道に熊の出そうな場所にでも行き、好きな黒系の石でも狙ってますよ。(笑
ということで、さっそく今回採った石を幾つか紹介させていただきます。

安倍川の馬蹄石

安倍川の馬蹄石

先ずは、雨宿り形の馬蹄石。
写真的には上の画像のほうが収まりがよいのですが、実際に飾る際には下の写真の位置のほうが踏ん張りが効いています。
こういう石、欲しかったのですよ。
帰りに寄った地元安倍川の水石屋さんの社長、静岡市水石協会にも所属している権威のある方なのですが、とても褒めて頂きました。
この石は、家宝として大切に持ち続けたいですね。
家宝にしたい石は他にも幾つかあるのですが、最近はそういう石も増えてきたということで、少しはレベルアップしているのでしょうか?

安倍川の紫晃石

次は、質の良い紫晃石。
滝石ではないのですが、川擦れもよく形もユニークなので持ち帰りました。
島形石で、白い石英の中に赤や緑の鉱物が綺麗に散りばめられています。
銘を付けるとすれば、宝島みたいな感じになるのでしょうかね?

安倍川の紫晃石

安倍川の紫晃石

表と裏で横から見た感じ。
拾った時、宝箱のように見えました。
大きさの割に重く質も良いので、水石としても十分使えそうです。

安倍川の碧玉?

そして、こちらは柄の綺麗な岩礁形?の石。
水石屋さんで何の石か尋ねてみたところ、「う~ん、わからない・・・」との返答。
ちょうど、地元の愛石家の方もいたので一緒に見てもらいましたが、やはり分からないとのことでした。
山葵石のような感じでもあり、真黒石のような感じでもあるという。
石を拾った玉川地区という場所は、昔から玉が採れるということから玉川という地名になったそうなので、もしかしたら碧玉かもしれません。

安倍川の碧玉?

右に写っている青い石は、お盆休みに同じ場所で拾ったものですが、石質は全く一緒でした。
この二つ、色や柄は違えど同じ種類の石です。
一概に碧玉と言っても色々あるので、昔から玉川地区で採れる玉の一種かもしれませんね。
因みに、安倍川翡翠もこの辺りから産出されます。

安倍川の真黒石

最後は、こちらの大きな真黒石。
この石は、二通りの見立て方があります。
一つは、右側を砂に沈めて全体を平にし、水石としての基本形でもある段石としの見立て方。
もう一つは、この石の個性でもある右下の踏ん張りを生かした見立て。
私は結構この踏ん張りが好きで、石全体が岬のように見えませんか?
右側に空間を入れて、舟の添配を砂の上に置けば岬めぐりのように見えるかもしれません。
質も川擦れもよく、少し大きめではありますが、なかなか良い石を拾うことが出来ました。

実際に飾ってみないと分からないので、そろそろ水盤の購入も検討したいですね。
石の選び方というのも難しくて、幾ら形が出ていても、水石として飾って使えるかどうかは別の話。
水石として使えないと、幾ら形が出ていても駄目なので。
この真黒石は、水石屋さんの水盤で試させてもらいましたが、とても良かった!



ダイヤモンド