「会社に縛られている」という意識がなくなれば仕事上のストレスはかなりなくなるちょっとした楽しみが日常生活にあれば、辛い仕事にも耐えられる

2019年03月16日

洗脳されないためには外の世界を知ることだ大事だ

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(あなたの言動、誰かに洗脳されちゃっていませんか?)
かつて勤めた飲食店の厨房で、当時の上司だった調理長からこんな話をされたことがありました。
飲食業界ではヤクザや落ちこぼれタイプの人がけっこう活躍しているがそれには理由があると。
その理由とは、、、
そういう人たちを雇ったお店側は彼らに言い聞かせるそうです、こんなふうに。
「いいか、お前たちは社会のクズ(落ちこぼれ)だ。お前たちのような人間を雇ってくれるところは他にない。だから、とにかくこの仕事を頑張ることでしかお前たちが出世できる道はないんだ」と。
この洗脳教育を受けた結果、世の中をそういうものだと信じた彼らは、目の前の仕事がきつくても、どんなに労働条件が悪くても必死に頑張る、そしてそういう人の中からは実際に活躍する人も出てくるのだと。
当時はこの話を話半分で聞いていましたが、世間をあまり知らない人には洗脳教育はある一定の効果があるんだろうなと思ったものです。

そういえば、思い出したことがあります。
私が新卒で最初に入社した日系の大企業を自主退職した際、当時の上司から面談で「お前の今の力は世間では通用しないぞ」と言われたのですが、その後いろんな会社を渡り歩いてきて感じたのは、案外自分の力は通用したということでした。
私はこの会社に勤めていた頃、井の中の蛙になりたくなかったのでプライベートで社外のいろんな異業種交流会に参加していて、他業界(他社)のことをそれなりに知っていました。
だから、上司からそういうふうに言われても動揺することはなかったのです。

自分では他の人や自分が属する組織の洗脳は受けていないと思っていても、他人から同じことを何度も言われたり、同じ環境に長く身を置いていると、その言葉や環境が自分の思考に何かしらの影響を与えるものです。
例えば、同じ上司に見込まれ、その上司の昇進とともにその上司にひっぱられるかたちで自分も昇進していけば、いつしか自分も上司と同じような言動をするようになっており、それは洗脳そのものだと言えるでしょう。
洗脳は、ある方向へ突き進む上では力になりますが、洗脳の内容によってはリスクもあります。
かつてのオウム真理教事件にもみられるように、優秀な人でさえ誤った洗脳のされ方をすると害悪になってしまうのです。
幅広くとらえれば、会社(組織)教、仕事教にも似たような面はあります。
そう考えると、特定の方向性だけに洗脳されないためには、外の世界を知ることだ大事だと思うわけです。

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yoron at 13:55│Comments(0)仕事人の叫び 

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