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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2020年04月02日
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カテゴリ:時制
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次の「不変の真理」を表す英文、正しいのはどっち?


​​​1) Galileo proved that the earth moved around the sun. 


2) Galileo proved that the earth moves around the sun. 




















答:どちらも正しい


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学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?


「教科書に載っていることは常に疑いなさい」


2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。


私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。


何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。


定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、勘違いを指摘します。


今回は「仮定法も時制の一致を受ける」という ”真”常識!


次の文を間接話法の伝達文にした場合、


“If I had a car, I could lend it to you,” said Ken.  


正しいのはどっち?


1) Ken told me if he had a car, he could lend it to me.

2) Ken told me if he had had a car, he could have lent it to me.






















答:どちらも正しい


今回は「仮定法における時制の一致」に関する”真”常識を紹介します。


学校英語ではまだ「仮定法の文は時制の一致を受けない」と教える傾向がありますが、それは学校英語の誤解です。


少なくとも、CGEL, PEU, CDGE など権威ある英語の文法書では問題文のように両方のパターンがあると言及しています。


もちろん学校英語が「仮定法の文は時制の一致を受けない」と言うのであれば、受験生の諸君は受験まではそう覚えましょう。


しかし、将来のために実践英文法では異なることも覚えておこうね!


”真”常識_其の10でも言及しましたが、時制の一致は英語の原則ルールではあるが、絶対ルールではありません。


時制は時間とは違って客観的・物理的な概念ではなく、あくまでも伝えようとしている事柄を話し手が頭の中の時間軸上のどこに位置付けるのかで決まるものでしたね。


其の10で取り上げた次の文を思い出してください。


​​1) Kenji told me that his new job is boring.


2) Kenji told me that his new job was boring.



1)では、時制の一致を受けていません。これは話し手が発話時点で「ケンジの仕事はつまらない」つまり、文の発話時においても従属節の内容が成立していると話し手が思っているからでしたね。


2)では、時制の一致を受けています。これはケンジの仕事がこの文の発話時においてもつまらないかどうかは話し手の意識にないからでしたね。


仮定法もこれとよく似たルールが適用されるのです。


つまり、仮定法が発話時点でも有効かどうかで時制を一致させるかどうかが決まるのです。


“If I had a car, I could lend it to you,” said Ken.
「もし車があればあなたに貸してあげらるのですが」とケンは言った。




1) Ken told me if he
had a car, he could lend it to me.


時制の一致を受けていないこの文では、発話時においても「まだケンには車がない」と話し手は思っているのです。


それに対して、時制の一致を受けた次の文では、


“If I had a car, I could lend it to you,” said Ken.
「もし車があればあなたに貸してあげらるのですが」とケンは言った。



2) Ken told me if he had had a car, he could have lent it to me.


この文では発話時においてケンが車を持っているかどうかは話し手の意識の中にはないのです。つまり、話し手は発話時に「もうケンは車を持っている」かもしれないことを暗示しているのです。


このように発話時点で仮定法が有効ならば時制の一致を受けない。有効でなければ、時制の一致を受けるのです。


では次のような仮定法の文ではどうでしょうか?


If I had wings, I would fly to you.
(翼があれば、君の元へ飛んでいくのに)





もうお分かりですね。このように100%反事実を表す仮定法ではふつう時制の一致を受けません。発話時において仮定法が常に有効だからです。


He told me that if he had wings, he would fly to me.
(翼があれば、君の元へ飛んでいくのにと彼は私に言った)


発話時においても100%「翼がない」から、常に仮定法が有効です。


話し手は発話時に「彼はもう翼を持っているかもしれない」という意識は絶対に働かないからです。



学校英語ではこういう仮定法を時制の一致を受けないと言っているのではないかと想像します。


時制の一致の判断基準はあくまでも話し手の意識なのです。


前述しましたが、日本語には英語の時制に相当するものがありません。だから時制は上手く日本語には訳せないのです。いつまでも日本語を仲介させていると時制がいつまでたっても身につきません。


時制が日本語にないのであれば時制の英語脳を構築すれば良いのです。


古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!


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最終更新日  2020年04月04日 16時05分41秒
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