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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2020年05月06日
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カテゴリ:前置詞
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学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?


「教科書に載っていることは常に疑いなさい」


2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。


私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。


何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は50年以上も内容がほとんど変わっていないからです。


定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、勘違いを指摘します。


今回は最近あった質問をブログで共有します。


from は「~から」ではない という ”真”常識。


from に限らず、前置詞を日本語に置き換えることは前置詞をマスターする上であまり得策ではありません。


そもそも日本語には前置詞というものがありません。


ないものを無理やり日本語に置き換えてもあまり習得効果がないということです。


むしろ日本語が邪魔をして前置詞を困難なものにしてしまうことがあるのです。


for を「~ために」


on を「~上に」


in を「~中に」


with を「~と一緒に」などなど、


数えればキリがありませんが、前置詞に日本語を当てはめても、うまく訳せないときがあります。


例えば、for を「~のために」と覚えてしまい、次のような英文を作ってしまう人もいます。


She reads a book for her daughter at bedtime every night.

(彼女は娘のために毎晩就寝時に本読んであげる)


しかし、この英文は間違いです。


正しくは次のように to を使います。


She reads a book to her daughter at bedtime every night.


前置詞は和訳に頼らず、イメージで捉えるのが前置詞をマスターする近道です。


では、問題。次の英文のどこが不自然?


The meeting started from 10 o’clock in the morning.


from を「~から」と訳し「会議は午前10時から始まりました」と訳すと、問題文を見てもあまり不自然さを感じませんよね。


しかし、この英文では from ではなく、at を用いるのが正しいのです。


The meeting started at 10 o’clock in the morning.


やはり、前置詞 from の基本イメージを知る必要がありそうですね。


from は「離れて(away)」が本義。


​​つまり from は場所、人、時から「​​離れていく​​」イメージが基本イメージなのです。


この基本イメージから from は「場所・時の​​起点​​」を表す前置詞となるのです。そして場所や時の起点として用いられる from はしばしば​​到着点​​を示す to と一緒に使われます。


つまり、出発点からある場所、時に向かって到達するイメージですね。


We went from London to Paris.     [場所の起点]

(ロンドンからパリへ行った)


We studied
from morning to night.  [時の起点]

(朝から晩まで勉強した)


このように from は起点から到達点を含むような動作と共に用いられることが多いのです。


問題文に to を付けると不自然さがよくわかります。


The meeting started from 10 to 12.  (X)


「会議は10時から12時まで始まった」やはり日本語も不自然になりますね。


だから start, begin など起点だけで到達点を含まないような動詞は from と共に用いられず「点」の基本イメージを持つ at と共に用いられるのです。


The meeting started at 10 o’clock in the morning.  (○)


8年ほど前の古い記事ですが参考までに

関連記事:日本語の「~から」は from ではない!




では、ここからは最近質問された start from に関する内容です。


どうして次の文では start from が使えるのですか?


The train starts from London. 

(列車はロンドンから出発する)



質問文は一見すると上の説明に反するように思えますが、実はトリックがあるのです。


実はこの文をよ〜く考えてみると、到達点を含むような動作が隠れています。


質問文には started の後に run のような動作が隠れているのです。


The train starts (to run) from London.   

(列車はLondonから走り始める)


この文は、 


They run the train
from London (to Glasgow).


と同じ内容を伝えています。



つまり、質問文では、到着駅 Glasgow が隠れているという構造なのです。


このように同じ start でも意味が若干異なるのです。


1) The meeting starts at 10​.


1) の start は begin と同じで「始まる」という意味で、起点だけを含み、到達点を含まない動作。だから begins に置き換え、The meeting begins at 10. とすることが可能。


2) The train starts from London.


2) の start は「出発する」という意味で、到達点を言外に含んでいます。したがって、この start は begins に置き換えることはできません。


確かに形だけ見ると、start from という表現は存在しますが、from を用いる場合は必ず到達点を含むイメージが隠れていることに注意してください。


最初にも言いましたが、到達点を含まない単に「始まる」という文では、aton を使います。


School starts on 10th.     
(学校は10日から始まります)


The luncheon starts at noon.  
(昼食会は正午から始まります)



古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!


英文法は簡単明瞭!


* 起点の from については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.138-139、PDF版P.113-114 にて解説してあります。



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最終更新日  2020年05月07日 02時26分24秒
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