たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

最後につかんだ語学勉強法のコツ

2018年05月04日 | 語学の旅
4 脳波の活用

脳波をコントロールするアルファシーター。天才科学者が開発した能力向上機器。
中学の失敗にこりず、再度挑戦。
中学のときに購入した暗記機器よりは効果があったような気がする。




5 老舗教材

英会話教材の老舗、リンガフォン。
種類がたくさんあるが、自分にあうレベルをよく考えて購入する。

リンガフォン・クラブ CD版 (<CD+テキスト>)
CAN 米語新スタンダード (<CD+テキスト>)

珍しく、まじめに最後まで勉強した。発音がきれいになった。




6 怪しい秘密兵器

聞く耳をつくる英語ヘッドフォン。
HPでの説明に納得(だまされて?) して購入。

日本人の耳は英語の周波数に慣れていない。日本語の周波数と異なるからだ。それを解消するため、左右周波数の異なるCDわ1日1回聞くだけで、自然に英語耳が…
大学教授が説明していた。

すっかり信用し、
「これで英語が聞き取れるようになる」
大きな期待とともに、使用を開始。

現在、ぼくの耳は日本語耳のままである。




7 右脳活用

七田先生の右脳を活用した英単語、英文暗唱の教材も購入。
マニュアル通りにやるが、すごい時間がかかる。
確かに、その通りにやれば、効果がでそうだが、その時間と労力がなく挫折。




8 個人レッスン

コスタリカ在住時、年金生活者の男性アメリカ人の先生から英語のマンツーマンレッスンを受けた。約2年間。1週間に一度。
先生と一緒に住むもう一人の男性手作りのおいしいケーキをよくご馳走になった。
リスニング力の向上はあまり感じなかった。




9 グループレッスン

グアテマラに勤務していたとき、現地の有名な英語学校に通う。週に1度。1回、何と4時間。これはグループレッスン。

当時はスペイン語脳になっていた。英語で質問されると、いつのまにか、何とスペイン語で答えてしまう。
まわりのクラスメートは、ぼくがスペイン語で必死に話すのを聞いて、笑っていた。
先生はその理由がわかっていたようで、よくフォローしてくれた。




そんなぼくが最後に到達した英語、スペイン語の勉強法がある。
英語検定準一級にも合格した。
スペイン語検定2級にも。

今でもその方法での勉強を続けている。

お金は語学の書籍代数冊分。
高価な教材、高額な語学スクール通いは必要ない。
簡単にできる。
短時間でできる。


語学が苦手。
暗記が嫌い。
多額のお金を投資できない。

そんな人は、ぜひ、参考にしてもらいたい。



その勉強方法とは。



革命的な書籍との出会いがあった。
「超」勉強法 (講談社文庫)
である。

シンプルですばらしい英語の勉強方法が紹介されていた。

それは、
「英語の短い文章を暗唱する」
である。

これだけ ?

そう。これだけ。

短い文ではない。文章を暗唱する。

文章の暗唱は、構文の棒暗記よりも興味が持続する。
前後に意味があるから覚えやすい。
集中して1日20回読んでみる。数日続けると、自然に覚えているだろう。

「文章がたくさんあると、長くて覚えられない」
そう思うのもごもっとも。

そういう場合は、一回に覚える分量を短めに設定してみればいい。

とりあえず、気楽な気持ちでやってみてほしい。
やってみればわかる。ストーリーがあるから、逆に、短文よりも覚えやすい。

最初の1ページ目の文章を暗唱するのが一番苦労する。脳にそのような回路が作られていないからだ。
その山さえ越えればあとは楽。毎日数十分を暗唱の時間に費やせばいい。

文章を暗唱すれば、単語をかえて、同じ使いまわしができるようになる。いろいろな表現が可能になる。
いつの間にか、簡単なフレーズが自然に口からでてくるようになる。


ご参考までに、使用した本を紹介してみる。
「速読速聴・英単語 」(Z会)シリーズ

シリーズで出版されている。レベルや目的に合わせてたくさんの種類がある。
自分のレベルにあったものを購入すればいい。

最終的に今も継続しているのが「Advanced 1000」。これはかなりの高度なレベル。毎日、少しずつ勉強している。


英語学習でもう一つ大切なことがある。
それは、シャドーイングだ。

英語の文章を音で聞きながら、聞いた部分に関して聞き取った音を自分で発音(再現)するのがシャドーイング。
リピーティングとにているが、リピーティングが音を聞き終わってから再現するのに対し、シャドーイングは話し終わりを待たずに追いかけるように再現していく点が異なる。

要するに、英語を聞きながら、音声と一緒に発音していく。
そのとき、ほんのわずかな瞬間(1秒以下)だけ、遅れて発音する。

英語の音声をそのまままねて発音をする。ナレーターになりきって発音をする。
何回か続けると、遅れることなく同時に読めるようになる。暗記してしまうからだ。


まるで影のように、相手が話すのを追いかけて自分が同じことを話ので、シャドーイングと呼ばれている。

リピーティングは短い一文ごとに行うが、シャドーイングはある程度の長さの段落や文章全体を追いかけていくという点も異なる。

通訳を目指す人が取り入れているトレーニングでもあり、とても効果が高い練習法だ。

横で聞いている人は、一緒に文章を発音しているように聞こえるかもしれない。




英語の勉強方法を具体的に紹介してみる。
1日の勉強時間は20分で十分。

1
教材を用意する。
興味のある日本語訳のある文章がいい。

上記の本や、日本文化を英語で紹介する書籍などがいいと思う。
本屋の語学コーナーに行くと、音声CDがついているたくさんの種類が並んでいる。読みやすい、暗唱しやすいものを一冊選択すればいい。
最初はなるべく薄いものがいい。


2
1ページ、あるいは1つのパラグラフ(文章のまとまり)をCDで聞く。何回か聞く。意味が不明でも聞く。
1日5回程度。時間があれば、何回続けてもいい。このときに英語の文章は見ない。耳だけで聞く。

最初は意味がわかない。でも、気にしなくていい。一週間もすぎた頃から英語が耳に入ってくる。


3
まだテキストは見ない。
CDの音を聞きなが、自分も声をだして一緒に発音していく。最初は、速い速度なので聞き取れない。それでも、ついていくように努力する。
シャドーイングでついていく。
何日間か続けていくと、スラスラとシャドーイングができるようになる。
これも1日5回程度。


4
ある程度シャドーイングできるようになったら、テキストを見る。
テキストを見ながらシャドーイングをする。

聞き取れなかった音を確認する。


5
日本語の意味を見る。
意味をイメージしながらシャドーイングをしてみる。

ときどき、日本語の意味を目で追いながらのシャドーイングもやってみるといい。

シャドーイングは、どの方法で何回というきまりはない。自分のやりやすい方法で、無理なく継続していく。


6
ここまできたらパラグラフの暗唱に取り組む。

1ページの文章が長い場合、自分が暗唱できる分量に区切る。1パラグラフでもいいし、それでも長ければ、5行程度にまで短くしてもいい。
自分で決めたパラグラフを10回程度、CDの音なしで読む。

「大きい声を出し、場面を想像し、感情を込める」のがコツだ。


7
以前に暗唱した部分を復習。暗唱できているかを確認。
前の1ページ程度でいいだろう。


8
単語の意味のチェックを4ページ分。
覚えるのではなく、ただ、単語と意味を目で追うだけ。


1日の分量は、勉強に費やせる時間などを考えて、自分で調節するといい。
リスニングは、

過去の1ページ
現在暗唱している分のある1ページ
次の1ページ

の3ページをリスニングするといい。

時間があれば、この3ページのシャドーイングもする。
予習と復習になり、効果的だと思う。




各種テスト対策も書いておく。

英検、TOEICなどを受ける場合は、過去問を何回も繰り返す。
何回も繰り返し、時間内に100点とれるまで繰りかえす。
これで試験対策は万全。

対策問題集、予想問題集ではなく、過去問でなければならい。
対策問題集、予想問題集は、実際のテストと何となく傾向がちがう。

時間がない場合は、過去2回分くらいを何回も繰り返す。
これらを完全にマスターして、もし時間があれば、3回、4回分と過去にさかのぼる。

何回も繰りかえしてマスターしていくのがコツ。

繰り返していくと、ものすごいスピードで過去問の英文が読めるようになる。
同じ文章だからあたり前だ。

試験に対するかんが養われる。
英語の語学力も飛躍的に高まる。

1日の勉強時間が少なくても、英語が苦手な人でも、1年間まじめに勉強すれば、かなりのレベルに到達する。

コツは、毎日短時間勉強すること。
旅行にでもいかないかぎりは、必ず机に向かうこと。

英検では英会話のテストがある。
これは、英検の過去問CDを何回か繰り返せば十分。




個人的に英会話の勉強をしたい人がいるかもしれない。

ベルリッツ、イーオンなどに通える人はそれでいい。

価格やシステムがあわない人は、スカイプというパソコンの無料のテレビ電話を利用した英会話教室がある。パソコンで検索して、フィーリングのあった会社に申し込んでみるといいかもしれない。

かなりの低価格。フィリピン人などを雇用しているからだ。
講師が気に入らなければ変えてもらえばいい。無料体験レッスンもある。気軽に申し込んでみるといいかもしれない。




市役所では、外国人との交流パーティーが月に一度開催されている。
茶菓子を食べながらおしゃべりをする気軽なティーサロンだ。これに参加してもいい。

あるいは、地方自治体などが外人向けの日本語ボランティア教室を開催している。
そこへ顔を出して、ボランティアの先生から英語を教えてくれる人がいるか聞いてもいい。

1時間日本語を教えて、1時間英語を教えてもらう。教えるというよりも、会話の時間を作る。
費用はかからないし、語学の勉強ができる。外国人とも友達になれる。一石三鳥だ。

アトピー2 牛乳

2016年11月23日 | アトピー性皮膚炎がよくなりました!
アトピーが改善されたきっかけがあります。
それは、高校の現代社会の授業でした。

公害などの化学物質が人の健康に与える影響について学習をしていたときのことです。
「複合汚染」(有吉佐和子)という本を先生が紹介してくれた後、NHKのドキュメンタリー番組ビデオを先生が再生してくれました。


内容は…

青年のぼくにとって、衝撃的でした。
驚きよりも、
「こんなことがあっていいのか」
と思いました。

人は、有害な化学物質を、空気、食べ物を通じて体内に取り込みます。
食品添加物やマグロに含まれるダイオキシンなどが有名ですね。

そのビデオでは猿が特集されていました。

母猿の体内に蓄積されたダイオキシン、水銀などの有害な化学物質はどうなるのでしょうか。
出産と同時に、子どもの体に移っていくのです。

そして、その化学物質が原因で、子どもが、難病にかかるのです。

テレビ画面には、多くの奇形の猿が映し出されていました。
手がなかったり、背骨がよじれていたり…

このとき、食品添加物、大気汚染、ダイオキシンなどの有害な化学物質について、初めて知ることになります。


「このままでいいわけがない…」


そして、そのビデオを鑑賞しながら、初めて、自分のアトピー、アレルギーの原因の一つが、これらの有害な化学物質だと知りました。

今までは、ケナコルトというステロイド剤を塗るばかり。
対処療法では、完全に治癒はしません。

本当は、人の体の中でできる、副腎皮質ホルモン。
ところが、ケナコルトという薬を塗ると、このケナコルトが副腎皮質ホルモンのかわりとなり、体が副腎皮質ホルモンを作らなくなってしまいます。

余計にアトピーの根本原因を悪化させるのです。


この次の日、いきなり母にお願いをしました。

「母さん、今日から牛乳を飲むのをやめてみるよ」
「えっ? 何で?」

母は、突然のぼくの発言に驚きました。


それまで、毎日、牛乳を飲んでいました。

小学校のときは、給食にでていました。
中学校のときは、弁当でしたが、なぜか牛乳だけは、学校で準備されました。
当然、代金は集金されていましたが…

高校での弁当の時間、さすがに牛乳はでてきません。
でも、カルシウムが大切だということで、母が毎日購入してくれていました。


毎日飲んでいた牛乳。

その牛乳をだす牛が、どのようなところで飼われているのか。
どんなエサを食べているのか。

知ってしまったのです。
そして、それを飲むと、どうなるかも。


牛たちは、狭い、牛舎の中にいます。
一頭のスペースは狭いです。4畳半一間のアパートならいい方です。

牛は、自由に、ぐるりと体を回転させることもできません。

オーストラリアとかニュージーランドの壮大な大草原の写真を見たことがあるかと思います。
素敵な大地に放牧されている牛がいますね。
よくテレビでみるでしょう?

あんなところで、牛は育っているのかと思っていました。

でも、実際は違っていたのです。

日も当たらない場所で、自由に動くこともできない場所で育つ牛。
その牛乳は、体にいいのでしょうか。

人間が、牛舎のような場所で生活をしていたら、間違いなく病気になります。
精神的にもおかしくなってしまいます。

当然、そのままだと、牛も病気になるのです。
でも、病気にはなりません。

なぜでしょうか。

病気にならないために、エサといっしょに抗生物質を食べさせられているのです。
抗生物質とは、かぜのときに飲む薬です。
悪い菌を殺しますが、同時によい菌も殺します。
副作用もあります。

不耕起栽培という自然農法で有名な大澤信一さんの講演会に参加したときのことです。
人が病院からもらい消費される抗生物質よりも、動物が消費する抗生物質の方が、量が多いと言うのです。

家畜のふん、尿の抗生物質が川に流れます。
それが、農作物を汚染するということが、ほとんどの人に知られていない…ということを話しておられました。

牛乳とは関係ないのですが…




最後のとどめの一言を、斎藤一人さんという、ある大成功者の方の講演会で聞きました。

「牛のミルクは、牛の赤ちゃんが飲むものだよね」

あたりまえですね。




牛乳ストップの効果はあったのでしょうか。

1週間、2週間、1ヵ月…

何となく体のかゆみが減り始めました。

牛乳を飲んでいたときの痒みを10とすると、牛乳を飲まなくなってからは、8くらい。
明らかに効果を感じていました。

そして、この効果を実感したぼくは、次のステップに進みました。
後日、少しずつ紹介していきます。




牛乳を飲まなくなってから20年以上が経ちました。

でも、時々飲むことがあります。
例えば、旅行に行くときです。

旅行中、あまりお通じがよくないときがあります。
そんなとき、夜、寝る前に牛乳を飲むのです。

翌朝、見事に下痢気味となり、大量の便がでます。


日本人は牛乳を消化するのに適した体ではないということを後から知りました。
これはぼくに関しては正しいようです。




おまけの話です。

大人のになってから、この牛乳、乳製品がいかによくないのかを「病気にならない生き方」 (新谷弘実) という本で知りました。

本好きな方は読まれたことかと思います。100万部を突破した本です。

牛乳をよく飲む人、乳製品を多く食べている人は、腸の状態がよくないそうです。
腸の病気にかかる可能性が高いというのです

腸に内視鏡を入れると、乳製品を毎日摂取している人は、決まって、よくない状況が観察されるのだそうです。

一時期、乳製品加工業者との論争もあったと聞きましたが、全米ナンバーワンの先生の言葉だけに説得力があります。
先生の生き方にも感銘を受けました。


というわけで、アトピー回復の第一歩は、牛乳ストップから始まりました。


ところで、牛乳が大好きなので飲みたいという人がいるかもしれません。

ぼくは、マルサン 有機豆乳 無調整を飲んでいます。

開封前は長持ちするので便利です。

時々、本当の牛乳も飲んでいます。
近所にある、自然食品店を取り扱うお店(こだわりや、アニューなど)においてある、放牧された牛の牛乳です。

価格は、1リットル300円から。

高いですけど、時々の贅沢。
とっても甘くておいしいです。

本当は飲まない方がいいのでしょうが、妻が牛乳大好きなので時々買ってきます。
そのときに、1杯もらいます。

この牛乳を飲むと、そのへんのスーパーで売っている市販の牛乳は飲めなくなると思います。

話が脱線しました。
次回は、卵のお話です。


アトピー1 幼少期

2016年11月03日 | アトピー性皮膚炎がよくなりました!
ぼくは、小さい頃、アトピー性皮膚炎でした。

体中に湿疹がありました。
手、おしり、腕…

肌がカサカサになります。
500円玉ぐらいの小さい範囲のものもありましたが、手の甲全体のように広範囲な部分もありました。

もちろん、かゆいです。
かゆくて何回もかきます。

イライラします。
当然、母にもあたります。

「何でこんな体に生んだんだー」
と。


医者に行くと、塗り薬をくれました。
ケナコルトという名前でした。多分、ステロイド剤です。

毎日、カラカラのところに塗っていました。
毎日、毎日、塗っていました。

だけど、風呂上がりには、当然、カサカサ。
治ることはありません。
改善もしていないようでした。

「ずっと、この後の人生も、薬を塗るのかな…」
幼心に不安に思っていました。


ある日のことです。
小さな庭から中が見える、1階の畳のある部屋にいました。

母に、おしりの部分に、ケナコルトを塗ってもらっていました。
すると、友人が遊びにきて、窓越しにぼくの名前を大声で呼びました。

遊んでいる最中のことです。
「お前、まだ母親に薬を塗ってもらっているのか。はずかしくねーのかよー」

思いっきり冷やかされました。




最もひどいのは頭皮でした。
頭皮、つまり、髪の毛の生えている部分全体です。

髪の毛の生え際がカサカサになり、ものすごい量のふけがでるのです。
当然ですが、毎朝、髪の毛の生え際にケナコルトを母に塗ってもらいます。

学校に行くと、
「ポマード、ポマード」
とからかわれました。

成績優秀な優等生? であったにもかかわらず、先生までもが、
「お前、ポマードを塗ってきているのか?」
と質問してきました。

これはさすがにショックでした。


いじめというほどのことではありませんでしたが、気持ちのよいものではありません。
説明して、それなりに理解はしてもらいましたが…

「頭をそって、はげにすれば、きれいに皮がむけて、どんなに気持ちよいだろう」
ともよく思いました。


これだけではありません。
おまけにアレルギー性鼻炎もありました。

物心ついたことから、毎日、ひどい鼻水、

小さい頃だったので、細かい記憶にはありませんが、たくさんの病院に通いました。

鼻炎を少しでもよくするために、アデノイド、扁桃腺削除の手術も受けました。

生きていくのに必要な器官だと思うのですが、母の少しでも鼻炎を改善して、夜、よく眠れるようになってほしいという思いから、手術にふみきりました。


幼稚園のときの特別なイヤーな思い出があります。

東京のアレルギー治療の名医のクリニックに行ったときのことです。

診察室に入ると、10本以上の注射器が並んでいます。
「何のアレルギーか検査しましょうね」

あまりの恐怖に、その後の記憶は飛んでいます。




こんな、過酷な幼少期でした。

小学生であるにもかかわらず、おまけに、慢性の腰痛持ち。
神奈川県の田舎町から、東京の渋谷まで、カイロプラクティックにも通っていました。

平日の午前中、小学校を休んで、カイロプラクティックに行くのです。
帰りに食べるビックマックが唯一の楽しみでした。

これがアトピーの原因の一つなのですが…




ところが、ところがです、いろいろなことがあり、アトピー、アレルギーが、高校生の頃から少しずつよくなっていまきした。
薄皮をはがすように少しずつよくなったこともあれば、劇的に改善された時期もあります。

信じられないことに、仕事を開始した22歳頃には、ほとんどよくなっていました。

今、まわりには、20歳と言っていますが(笑)、40代半ばになり、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎に悩まされることはほとんどありません。




時々、アトピー回復の話をしていて、とても喜ばれることがあります。

というわけで、しばらく、その話をしていきたいと思います。


自分の小さな「箱」から脱出する方法

2015年09月22日 | 旅の友
100万部を突破しようとしているベストセラー「伝え方が9割 」「伝え方が9割 2」を読んだ。

普段の何気ない会話。
その会話の言葉を少し工夫するだけで、人間関係がスムーズになる。人を動かすことができる。

特に、男性にとってうれしい情報がある。
それは、女性へのデートの誘い方。

この部分だけのために購入しても損はない。

著者によれば、
「本の通りにやったら デートに誘えました!」
という報告が一番多かったという。

単純にデートに誘うと断られてしまうことが多い。
でも、どうしてもデートに誘いたい。
そんなとき、どう声をかければいいのか。

「おいしいイタリアンの店があるんだけど、どう?」
と声をかけると絶大な効果があるという。

「ハワイから来たパンケーキ屋とフレンチトーストがすごくおいしい所があるんだけど、 どっちがいい?」
のように、選択肢があれば、さらに効果的だという。

若いころ? に知っていれば、もっと気軽に、あこがれの女性に声をかけ、楽しい時間をすごすことができたかもしれない。




この言葉かけの工夫は、デートに誘う男性だけでなく、親子関係にも役立つ。

子どもを連れて国道を渡ろうとしていたお母さん。
トラックなどが通ってあぶなかったので、子どもに手をつないで欲しいと思った。

そこで、子どもに
「危ないから手をつないで」
と言った。

子どもは、子ども扱いされたくなかったらしく
「イヤだ」
と言った。

それで、お母さんは困ってしまった。
お母さんとしては本当に危ないから手をつないで欲しい。でも、子どもは嫌だと言う。
そこで、ある言い方をしたら、子どもがすごく喜んで手をつないだ。

どんな言葉だろうか。

「お母さんが怖いから、一緒に手をつないでくれない?」
と大人扱いをした。

すると、子どもは大人扱いされたことがすごくうれしく、
「お母さんが怖いんだったらしょうがないな」
と、自分から手をつないだ。

お母さんも手をつなげたから、双方ハッピーになって、手をつないで道を渡ることができた。

友人、親子、会社での人間関係の潤滑油となる言葉の大切さと、その事例が数多くの紹介されている。

事例だけではない。このような言葉を作るための法則、ノウハウも公開している。
少しずつ言葉の使い方を意識していけば、相手に上手に伝えることのできる言葉の達人になれるかもしれない。




しかし、しかしである。

こんな経験をした人はいないだろうか。

人間関係に関する多くの良書を読んできた。
たくさんのセミナーにも出席した。

どうすれば、職場で人間関係が気づけるのか。
どうすれば恋人ができるのか。
どうすれば家族関係をよくできるのか。

そんな思いで勉強をしてきた。
本を読んだ直後、セミナーに参加した後、それなりの効果はあった。
でも、すぐにその変化は大海の中に消えてしまう。
またいつもの日常にもどり、人生が大きく向上することはなかった。


これはぼく自身の体験である。

不思議に思ってきた。
何がいけないのだろうか。
何がたりないのだろうか。

勉強してもムダなのではないだろか。
どんなに本を読んで実践してみても、何もかわらないのではないか。


そんなある日、これらの疑問の衝撃的な答えを知ることになる。


方法論の前に、まず、変えるべき何かがあったことに気づかされた。
それは、まず、箱から脱出するということだ。


「自分の小さな「箱」から脱出する方法」には、この箱から脱出することについて詳しく、わかりやすく書かれている。対話形式で読みやすい


次のセリフを読み、
「やっぱりそうなのか」
と今まで思っていたことを再認識した。

「たいがいの人が、人間関係の問題を、さまざまなテクニックを使って修復しようとしているが、こういった問題は、実はやり方が下手なせいで起こっているわけじゃない。自分への裏切りが、原因なんだ。人間関係が難しいというのは、解決不可能だからではなく、よく見かけるあの手この手の解決法が解決になっていないからなんだ」
(「自分の小さな「箱」から脱出する方法」より)


「ふるまいは重要ですが、家庭や職場、世の中の問題の大半は、戦略がまずいのではなく、あり方がまずいために起きているのです。これまで見てきたように、心が敵対的だと、状況を明瞭に見ることができないし、相手の立場を心から思いやって難しい問題を解決することもできず、意地悪なふるまいをさせることになる。もし深刻な問題をかかえているのなら、それはさらに奥深いところで解決できていないからです」
(「2日で人生が変わる「箱」の法則」 より)

箱から脱出するとは何なのか。


自分の気持ちを裏切らないこと。
出会う人すべてを人として見ること。人して意識すること。
他の人々に抵抗することをやめること。


何をするときにも、この本に書かれていることを、うっすらと意識するだけで、人間関係が劇的に変化している。

自分の言動、行為は今までと何も変化していない。
では、自分の中の何が変わったのだろうか。

この「自分の小さな「箱」から脱出する方法」には、そのことについて、とても楽しく、そしてわかりやすく書かれている。

ビジネスシーンを中心に物語が展開していくが、主婦、主夫、カウンセラー、教育者、学生とどんな方にも役立つ内容になっている。

「何となく人間関係がうまくいかないな」
「いろいろやっているのに、なぜかうまくいかないな」
と思ったとき、この一冊を手に取ってみるのもいいかもしれない。

嫌われる勇気

2015年08月23日 | 旅の友
かつて教員をしていたとき、衝撃的な指導法を学んだ。

ふつうの教師は子どもを叱って動かす。
プロの教師は子どもをほめて動かす。

しかし、この指導法によると、子どもをほめてはいけないという。

なぜか。

こどもをほめるということは、こどもをコントロールすることになる。
教師の期待する行動をとる子どもをほめることにより、教師が子どもを意図した方向へコントロールしてしまう。
子どもの自主性は失われ、教師にほめられたいがために行動する子どもをつくってしまうのだ。

この指導法のベースとなる心理学をアドラー心理学といった。
興味を持った私は関連書籍を読みふけることになる。




それから20年。
今、アドラー心理学ブームとなり、関連本の何冊かがベストセラーとなっている。


その中の一冊 嫌われる勇気 を手にとってみた。



久しぶりに読み応えのある本だった。

子どもをほめずにどう動かすのか、どう育てていくのかだけではない。
生きていくための指針も書かれている。
というか、もともとはこちらについて書かれた本である。

青年と哲人との対話形式で書かれた本書はとても読みやすい。

スピリチュアル、精神世界の書籍に書かれている感覚的な文章ではない。
重厚で論理的な展開で物語が展開していく。
こう書くと、とても難しいようだが、中学生でも読める平易でわかりやすい文章。だからベストセラーにもなっている。


序章における哲人の言葉がまず心に打ち響く。

自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最前の道を選ぶこと」、それだけです。
一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。


その後、自らの存在価値、究極の人生の意味などについて言及されていく。
仕事で疲れた電車の中でも、本書を読み進むペースが落ちることはない。


そして最後に2つ。

自由なる人生の大きな指針としての「導きの星」
「わたしの力は計り知れないほどに大きい」




この物語の主人公と同じく、すがすがしさとともに、人生の変化の予兆を感じながら、この対話を読み終えた。


人生に悩むすべての人のよき指針となる本にちがいない。

運命とフィリピン人3

2013年10月10日 | フィリピンの風
エステファンの人生は波乱万丈。

運命とは何だろう。
生きるとは。

彼の明るい生き方には迷いがない。

明るく。
楽しく。
たくましく。





アロマセラピーの香りのスティックをプレゼントした。

「これを吸うとリラックスできるよ。
天然香料だから、害はないから安心して」

天然でなくても、彼らは気にすることはない。


パッケージを開けて、早速楽しむ。

「こ、これは

もう、ばっちりリラックスしてきたぞ…」

いきなりのジョーク。




ありのままをさらけだしている姿らを見るのは楽しい。

気軽に何でも話をできる。

いいかげんなところもある。
でも、それでいい。

家は狭いマンション。
それでも、妻の簡素な手作り料理を楽しみ、彼らは帰って行った。


「日本人の友人が一人できたな」
駅まで送る妻に、エステファンがつぶやいた。


仲間の一員として認めてもらえたようだった。




心霊手術でフィリピンを訪れたことがある。

世界で最も美しいといわれるマニラ湾の夕日。

港にかかる、フィリピン独特の曲。
そのメロディーが今でもよみがえる。

一人旅の中で聞いたあの曲。
巨大なバクラランマーケット、バギオに移動するバスの中…
何回も何回も街で耳にする。

いつの間にかメロディーを覚えてしまった。




あれから15年。

また、あの活力に満ちあふれたエネルギーの渦を感じてみたくなった。




運命とフィリピン人2

2013年09月10日 | フィリピンの風
奇跡のような話はまだ続く。


フィリピンへ帰国し、再度日本へ渡航する日のこと。

マニラ市内から国際空港までタクシーで向かう。

「出身はどこなの」

「へえー、同じだね」

「兄弟はいるの」

「名前は」

「両親は」

「まさか..」

弟との思わぬ再会だった。


フィリピン人らしいのが、連絡先を聞いておらず、彼とはそのとき以来、一度も出会っていないということだ。

仲が良くなかったのかもしれない。



多くの外国人は、言う。
「日本での生活はつまらない」
「閉鎖的」

彼は言う。
「日本での生活は面白いことがたくさんだ」

アパートで音楽聞いている。
隣から苦情の
「ドンドン」
という戸を叩く音。


作った食事を持って隣のアパートのドアを叩く。
中に人はいるのに、ドアが開かない...

祖国とは違う日本の様子。
それでも彼は
「日本はいい国だ」
と言った。



フィリピンの様子はどうか。

100m離れていても
「オーイ」
と挨拶をする。

道を歩いていて友人に会う。
自分のお腹がすいていても、手元の食事、お菓子を分け与える。

家の近所を散歩すると、すぐにおしゃべりで数時間がすぎてしまう。
ホンジュラスでの田舎での体験と同じことが、彼の国フィリピンでもおきていた。




3人の来客がいる間、ぼくは疲れることはなかった。

神経を使わないからだろうか。
いや、けっこう気はつかったつもりだが、なぜだろう。


フィリピンは心霊手術の調査で訪問したことがある。
彼らと話をしていて、そのときのことを思い出した。

楽しい一時だった。

運命とフィリピン人

2013年08月25日 | フィリピンの風
妻が小学校で英語講師をしている。
教育委員会に英語講師を派遣している民間の会社に所属をしている。

勤務している学区の英語講師で定期的に会議がある。
日本に住む外国人は少数派。必然的に、みな仲良くなっていく。

ある日、その英語講師仲間が家に遊びにやってきた。
同じ市に勤務しているフィリピン人英語講師2人。子どもも1人。

子どもは…かわいかったが、肥満気味。
ずっとアイパッドでゲームをしていた。


一応、昼食に招待した形になっているが、大したものは準備できていない。

食事は適当。毎日家で食べるのものが中心。
それでも楽しんでもらえた。


フィリピン人エステファンの人生は波乱万丈。
話を聞いているだけで、すごい。

生後すぐに両親が離婚。
母のもとで育つ。

幼少期に母が死亡。
ストリートですごすことに。
田舎出身なので、家なし…家族なし…

掃除のアルバイトなどで義務教育を終了。
成績優秀だったので、奨学金を獲得。大学まで卒業する。

教員として仕事をする中で、日本への短期研修生に応募。見事に選出。
3か月の研修の中で、日本での英語講師にスカウトされる。

来日査証(Visa)取得のため、30万円の保証金が必用だった。
彼にとっては天文学的な金額。

あきらめるも、偶然、ミネラルウォーター販売のアルバイトな話が彼に届く。
多くの生徒がエステファンを助け、短期間で保証金の支払が可能に。


赴任先は栃木県。
英語講師としての着任後も苦難は続く。

給料は2か月後のため、生活費がまったくない。
バス代を節約して雪の中を自転車で。彼の国に雪はなく、そんな中を喜んで自転車で走っている。

すとる、バンの車が彼の前で停車する。
「外国の方?
雪の中大変でしょ。
よかったら乗って行って?」

ある日の夜、彼女がエステファンのアパートにやってくる。
「大雪で那須塩原の自宅に帰れないの。泊めらもらってもいいかしら」

2人は結婚。

平和な結婚生活は長く続かず、すぐに離婚。


所属先英語講師派遣会社が教育委員会の入札に失敗。
英語講師は全員解雇される。

自分で語学学校を開始した彼は、生徒集めに苦労する。
そんなある日、居酒屋で食事をしていたときのこと。

隣の席に座った人が、新聞記者。
記事で語学学校を紹介してもらうことになる。

その後、日産での通訳をへて、今では日本屈指の英語講師派遣会社に所属している。


気づき

2013年08月14日 | コスタリカの風
妻と結婚してから一か月が経過する。
平穏とはいえないまでも、まあ、何とか新生活を無事にすごすことができていた。

そんな平和なある日、ぼくはあることに気づいた。

米、小豆、スパゲッティなどの減り方が極度に遅くなったのだ。


以前は1人で暮らしていた。
結婚して妻と2人になる。

食材の減り具合はどうなるか?

妻はぼくほどに食べる量は多くない。
でも、仕事の付き合いで外食の多いぼくと違い、妻はほとんどの食事を自宅でとる。

減るスピードは2倍になる。


実際は…

なぜか材料のもちが長くなった。


以前は毎週購入していた小豆が、2週間に一度ですむようになってしまった。


「何ということだ。
おかしいなー」


何が起こったのだろうか?

かしこい読者であるあなたは、もう気づいたと思う。




ぼくもすぐに気がついた。

とってもシャイなロシータさん。
糖尿病はよくなったのだろうか。

今でも彼女の作ったトマトソースベースの魚の味が忘れられない。

お別れ

2013年07月14日 | コスタリカの風
妻と結婚をした日の5日後のこと。

ロシータさんがいつものようにやってきた。
ドアを開けて中に入るロシータさん。

3階まで階段で上がってきたロシータさん。
少し息切れしながら、リビングにいるぼくたちと顔をあわせた。

「セニョール、こ、この娘は…」
驚いているというよりは、あっけにとられている。

「実は…」
ロシータさんに紹介をした。

「お、おめでとう、セニョール」
お祝いの言葉とともに、ギョッという目をしながら、ぼくの説明を聞いていた。

「仕事なんだけどさ。実は、これからも続けてもらいたいんだ。
自慢の料理や、掃除の仕方を彼女に教えてもらえうかな?」


結婚したことを伝えたとき、ロシータさんは解雇されると思っていたのかもしれない。

これまで1年以上ぼくとの付き合いがあるロシータさん。

食事、洗濯、掃除のぼくの好みを知りつくしている。
少しずつ、妻に教えていってほしかった。

「もちろんよ、セニョール。喜んで教えるわ」

「よろしくね」
ロシータさんにお願いをして、ぼくは仕事のために家を後にした。




妻とロシータさんが出会ったその日の夜。
妻に聞いてみた。

「どうだった。
いろいろと教えてもらったの?」

「ええ。でも、ロシータさんはもう来ないと言っていたわよ」

「え? …」

どういうことだろうか。
朝の話のときには、これからも続けて仕事をしてもらうことに同意していた。


すぐに電話をした。
「もしもし、ロシータさん。
ぼくだけど」

「あら、セニョール。今晩は。
どうしたのこんな夜遅くに」

「実は妻から聞いたんだけどさ…」
妻の聞き間違えだろうと思いながら、ロサさんに質問をした。

「セニョールごめんなさい。
その通りなの。

もう、奥さんには一通り仕事を教えたから、私が行く必要はないと思うの」

「でも、ロシータさんはたくさんの料理のレパートリーがあるよね。
これからも、ぼくの帰国までずっと来てほしいんだけど」

ロシータさんの意思は固かった。
手をかえ品をかえ慰留を試みたが、ムダだった。


相場の倍以上のアルバイト代を支払っていた。
毎朝元気に挨拶をしていた。

彼女は、仕事に満足しているように思えた。

にもかかわらず…




ロシータさんは嫉妬?? していたのだろうか…

未だに謎である。