*Yippee!* ~いっぴー的ナニワにっき

*Yippee!* ~いっぴー的ナニワにっき

大阪を中心に全国各地を旅して遊んで食べまくる日記 with 10年連れ添った相方M崎氏♪ たまにインド・パキスタンの話や妊活の話もしてます。

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ブログをしばらく離れていました。
誰も読んでなさそうだし、こっそりご報告。

2008年のナニワの日(7/28)に結婚して、
早11年近くが経つ我が家ですが。
11年目にして、やっと、やっと!
この夏に、1人の小さな家族が、
我が家に仲間入りすることになりました。
現在、妊娠5ヶ月になりますキラキラ



ここからは、ちょっと長くなりますが、
今までの紆余曲折について
お話させてください。
もしお時間あれば、是非最後まで
読んでもらえると嬉しいですラブラブ


先述の通り、
我が家はもう新婚じゃありません。
なので、妊娠できない体質なのかなとか、
子ども作らない主義の人なのかなとか、
どうもいろいろ憶測を呼ぶようで、
いつの頃からか、子無しであることは
周りからは触れられなくなりました。

すごく、ありがたかったです。
確かに、結婚当初は、
子どもは欲しくありませんでした。
それでも、子どもどうするの?まだ?

と言われるのは辛かったのです。
子無しじゃダメなの!?
私たち間違ってる!?って思ってたプンプン


そんな我が家の転機となったのは、
2015年に私が受けた卵巣嚢腫の手術でした。
右側の卵巣がパンパンに腫れてました。
幸い、手術で腫瘍部分は取ってもらい、
卵巣そのものも無事でしたキラキラ

だけど、その際に
今度は左右両方の卵管に問題が発覚し、
このままでは自然妊娠は難しい
という診断でした。

当時、子どもはそこまで強く
欲しくはなかったのですが、
それでもショックで泣きましたアセアセ
生まれてこのかた、
特に大きな病気もなく過ごしてきた私に、
まさかそんなことが起きるとは
夢にも思ってませんでした。

妊娠出産について私は何も知らなかった。
望めばいつでも妊娠できる、と思ってた。
だけどそうではなかった。
こんな大人になってから、やっと
妊娠はなるべく年齢が若いうちが望ましい
ということを知りましたクローバー

そこから、長い不妊治療が始まりました
いろいろと段階は踏みましたが、
最終的には体外受精の道を選び、
2017年夏から本格的な治療に入りました病院

その頃は、私の体調不良の問題もあり、
そのことで会社に休職を申し出た
タイミングでもありました。
結局、翌年に会社は退職しました。
でも今思えば、治療中は
通院が頻繁にあったり
身体の負担が大きかったりで、
私ではとても、仕事を継続しながら
治療は続けられなかったなと思いますタラー


体外受精とは、
女性の卵巣からたまごを採取し(=採卵)、
身体の外で男性の精子と合わせて
受精卵になるように育て、
女性の子宮内に戻す(=移植)
という治療です。
ほぼ保険外診療です。
自治体からの助成金もありますが、
そんなもんじゃ賄えない額の
お金が消えていきます札束

私はこれまでに、採卵を3回、
移植を3回、行いました。

普通は、なるべく1度の採卵で
多くのたまごを採って、
余剰の受精卵は凍結保存し、
次からは移植だけで済むようにします。
(この辺は病院にもよりますが、
そういう方針で治療するところが
多いと思います)

なので、たまごが多く採れるよう、
採卵前には卵巣を刺激するお薬を
毎日自分でお腹に注射しました。
先端恐怖症の私には耐え難いことでした。
でも妊娠のためには必要なことだったから
勇気を振り絞りましたえーん


ここまでの話でお察しかと思いますが、
体外受精はこれまでに経験のないような
試練がたくさんありますもやもや

お薬の刺激が合う体質の人は、
1回の採卵で何十個もの良いたまごが
しっかり育って採れたりしますが、
残念ながら私はそれがうまくいかず、
結果的に3回も採卵することになりました。
原因はわかりません。
とにかく、私のたまごの質は
毎回良くありませんでしたガーン

頑張って13個もたまごが採れたのに、
どれもこれも質が悪くて
全滅してしまったこともありましたバツレッド
たまごが無ければ、移植すらできません。
何の成果も得られなかった
この治療にも、お金は当然かかります札束

また、移植3回のうち2回は陰性でした。
移植の手術室のモニター画面には、
私と相方の受精卵が、
確かに生きている状態で、
私の子宮内に移植される様子が
しっかりと映っていたんです。
なのに、そのとき生きてた我が子は、
2週間と経たないうちに
いなくなってしまった。
それも2度も。

治療以外にも、
鍼灸院やホットヨガに通ったり
ウォーキングに励んだり
高額なサプリメントを飲んだり
栄養バランスを考えた食事を心がけたり、
身体作りは継続していました。
なのに、そうして挑んだ治療でも、
何も変わらなかったりしましたガーン

「努力すれば報われる」なんてものは
不妊治療には存在しませんでした。
手前味噌で恐縮ですが、
私は学生時代、ずっと成績優秀でした。
頑張ればそれがテストの点数となり、
志望校の合格通知となった100点

だけど、不妊治療は
どれだけ身体にいいことを頑張っても、
陽性判定は約束されない。
努力や頑張りが結果に全く比例しない。
それが本当に苦しかった。
じゃあ、頑張らないって、何だ?

そんなことを悶々と続ける間にも、
周りは1人目どころじゃなく
妊娠や出産をしていく。
SNSは可愛い子どもの写真で溢れていく。
それはとても幸せで喜ばしいことキラキラ拍手
誰も悪くないグッ

問題があるとすれば、
それらの情報に触れたときの
私の受け止め方だけもやもや
私は、そのときの心のざわめきを
コントロールできませんでした。
私とあの人、何が違うのか?
私は何か罰でも受けているのか?
…と、治療中はそんな気持ちばかりでした。

妊娠を望む人がなかなか妊娠できないとき、
多かれ少なかれ、どうして!?

悲しい気持ちになるとは思います。
でも、不妊治療している最中は
特にその気持ちが強烈に激しく、
より荒んでいる気がします雷
とにかく、世の不条理を感じる日々でした。


昨年秋に、3度目の採卵と移植がありました。
そこで、ようやく、初めての
陽性判定をもらいましたラブラブ
驚きと、喜びと、安堵感と…
とにかくいろんな感情が溢れ出て、
クリニックで泣き叫びましたえーん

そこからはあっという間に
時間が過ぎていき、現在に至ります。
いろいろトラブルこそありますが、
概ね順調かな照れ
今はただ、無事お腹の子が元気に
生まれてくれることだけを願っています流れ星


仕事も辞めて、お金もたくさん使って、
辛い、しんどい思いをしてまで、
子どもは果たして必要なのか。
子は授かりものなんだから、
自然に任せるべき、
なんて意見もときどき聞きます。
そりゃ、何の治療の必要もなく
自然な流れで授かれたらいいのに、
と、私も思います。

だけど、私の身体で
それは叶いそうになかった。
それでも、子どもを諦めよう
という気持ちにはならなかった!

例えばの話ですが、
ガンになりました、でもそれは
生物界における自然淘汰で
仕方のないことだから、
ただ進行するがままにしておいて
治療はしない、なんてこと、
今の時代においてありえますか。
それと同じです。
現代医療の力を借りて
子どもを授かれるのなら、
大いに頼ったらいいと思う。
体外受精で授かったことを、
私は全く恥ずかしいと思いませんニコニコ

仕事もお金も、
最悪あとから何とかなるけど、
年齢だけは1分1秒と年老いていく爆弾
私もいつかは子どもが欲しい、
とか言っていられる年齢ではなくなった。
体外受精に取り組むなら今だな、
という思いで、私はこの数年もがきました。


今のこのご時世だし、
こういう経験をしてきた人は
少なからずいると思います。
むしろ、私なんてまだマシな方かも。
もっと苦しく辛い治療を、
長年続けている方だっておられます。

でも不妊治療の話って、
デリケートな話題と思われてるのか、
みんな全然話さないし、
触れてさえくれないんだもんえーん
難しい治療だけど、珍しいことじゃない。
腫れ物に触るみたいな扱いは、悲しいショボーン

不妊治療は、孤独な戦いです。
下世話な言い方で申し訳ないけど、
みんなセックスして簡単に授かれるのに、
私だけこんなしんどい治療を
しないと授かれないのか、
みんな私のことを笑ってる気がする、
誰にも助けてもらえない、
という孤独な戦いガーン

すみません、言い方悪くてアセアセ
どんなことも、簡単でないのは
重々分かっています!
でも、不妊治療が長く続くと、
どうしてもそういうメンタルに陥りがちでショボーン
(とはいえ、決してそれを
正当化するわけではありません)

だけど、いろんな人に聞いてみると、
程度の大小はあれど
不妊治療を経験していたり、
本人がそうでなくても
身内や知人が経験者、
なんてことはよくありました。
たとえ、「不妊を疑って婦人科を

受診したことがある」という程度の話や、
経験がなくても、不妊治療の辛さについて
理解を示してくれるだけでも、
ほんの少し、ホッとできたキラキラ

自分には仲間がいる、理解してもらえる、
寄り添ってもらえる、と分かるだけでも、
気持ちは随分と楽になれました照れ

それを私は身にしみて感じているから、
自分の経験を洗いざらい話してみました。
今後、もしかしたら
不妊治療を経験するかもしれない誰かに、
そういやあの人も苦しい思いして
授かったんだ、私は1人じゃない、
とふと思い出してもらえたらいいな、
と思っていますウインク

最後に。
相方のM崎氏は
不妊治療にとても協力的でした。
クリニックでの検査も嫌がらずに
毎回きちんと受けてくれました。
妊娠も出産も、
女性の身体でしかできないことだから、
どうしても負担は私にのしかかります。
だから、辛いときには支えてもらったり。
本当に心強い存在でしたラブ

ちなみに、不妊の原因は女性にある
と思われがちですが、
実は男女半々なのです。
不妊治療に協力的でない旦那さんも
いる、とちらほら耳にします。
もし、なかなか授からないなと感じたら
女性だけでなく男性も一緒に、積極的に
不妊検査を受けてもらいたいですお願い

この10年、夫婦2人だけの生活でも
私は本当に楽しかったルンルン
結婚10年を過ぎた夫婦と思えないくらい、
今でも私たちは仲良しだし、
どんなときも私は相方が大好きですイエローハーツ
この私たちの間に、
もう1人仲間が増えるんだなと思うと、
今から本当に楽しみです爆笑

あ、ちなみに予定日は、
結婚記念日のナニワの日あたりみたい星
すごい偶然!!


話が長くなりました。
最後まで読んでくれて、
ありがとうございました虹



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