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札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

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2020年11月15日
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カテゴリ:旅逍遙
旅行においてどこに宿泊するかは重要なポイントです。
わたしの基準は、できるだけ歴史のある建物に泊まること!
そこに泊まることで建物がもつ時間の流れを感じ取り、その空気に触れることで色々と夢想するのが好きなのです。

先日主人にお供して小樽に泊まる機会がありました。
しかも、まず一生泊まることはないと思っていた銀鱗荘に!!!(^^)!



建て主は、余市の大網元であった猪俣安之丞氏。
建築年は1900年といいますから、すでに120年が経過しています。(資料によると猪俣氏が最初に邸宅を構えたのは1873年とのことで、1900年に大改築をおこなったことで、現存の姿になったようです)
1938年に北の誉によって余市から小樽に移築され、何度か持ち主の変遷を得て2018年よりニトリパブリックの経営となっています。
この建物の価値がわかる富豪がその時々に現れてくれて良かった。



趣のある佇まいです。
漁場を見渡せる望楼も健在です。



この暖簾をくぐる日が訪れるなんて、夢みたい。

中に入って驚きました。



玄関を入ったら、梁が見渡せる吹き抜けの空間でした。
この梁の先に望楼があるのですね。



右手のふすまの奥は、中央に構える囲炉裏と、見たこともない大きさの神棚が祀ってあり、その奥の座敷たるやいったい何畳あるのでしょうか?(後ほど調べてみたら75畳もありました!)



とにかく贅沢、普請は故郷である越後の宮大工を呼び寄せて、高級建材を用いて造られたそうです。
明治の余市は千石場所と呼ばれるだけあり如何に潤っていたか、時の親方衆の中でも猪俣氏は破格の存在だったのでしょうね。
さすが【鰊御殿】、通常の番屋とは大きく異なり網元一家が暮らす建物だけで、この広さなのですから驚きです。

このあと内観をして大いに楽しみました。



玄関を上がった帳場の前には、石庭を望む席が設けられており、ここで宿泊の手続きをします。



書院造の大広間などで見られる格天井が見事な空間は、海を見渡すことができる応接間。



それぞれの場に見合った照明がとてもきれいです。



廊下もステンドグラスを通した優しい灯りに照らされています。



通路の途中には海をモチーフにしたステンドグラスが。
目に楽しい工夫が随所にあります。



天気があまり良くなく綺麗な写真が撮れなくて残念でしたが、海が見える小さなカフェバーもありました。
コロナ対策で利用不可となっていたのが残念でした。



各お部屋だけでなく、そこここに高価な調度品が飾られています。

私が一番惹かれたのは・・・。
床の間の右手奥に祀られていた大黒さまの立像。



なんだか引き寄せられると思ったら「おいで、おいで」と手招きをしているではありませんか!
大黒さまが手招きしているなんて、珍しいですよね。
いつの年代のものなのでしょう?
所々に剥離が見受けられますが、それよりも艶々と光沢のあるエネルギッシュな表情に釘付けになりました。



なんだかずっと見ていられる。
離れがたいよ、どうして???
これを見たいがためにまたここに来たいと思うかも。
帰宅しても手招き大黒さまが忘れられなくて調べてみたのですが、本当に珍しくて全然見当たりません。
ようやく「日光二荒山神社の招きだいごく」というのを見つけました!

いつか日光に行く機会があったら是非とも手に入れたいと強く思うのでした。

|逍遙館俱楽部代表|

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Last updated  2020年11月15日 20時32分14秒
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