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がちゃぴんの成人式 [子ども]

今日は長男がちゃぴんの成人式でした。


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年末帰省していたのに、
一度大阪に戻り、
再度帰省して、この式典に参加しました。


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さくたろうは彼を出産した直後、
子宮に異常をきたし、
別の病院に救急搬送され、
緊急手術となりました。


母子が再会できたのは、
それから4日後。

さくたろうの実母が、
出産した病院から、新生児のがちゃぴんを
それはそれは、そぉっとそーっと抱え、
タクシーでさくたろうの入院する病院まで連れてきてくれました。


そこからの授乳はうまくいくわけもなく。


授乳どころか、出血多量の極度の貧血で、
トイレにいくのもままならず。


でもあの時思った。



死ななくてよかった[exclamation×2]

出産時の異常で、
内臓の一部はなくなったけど、

死ななくてよかった。



そして二人そろって退院し、
家に戻ると、
完全にあてが外れたのは、
長女ももぞう。

「赤ちゃん、早く出てきてね」
「お姉ちゃん、待ってるよ」
と、毎日毎日お腹に語りかけ、
やっと、「赤ちゃん出てきた!!」
と、思ったら、
大好きなお母さんは、完全に取られ、
赤ちゃんはちっともかわいくない。

IMG_0216.JPG

さくたろうは知ってます。

お姉ちゃんは、赤ちゃんをこっそり、
つねったり、蹴ったりしとったぞ。


まあきょうだいの仲は、あまりよくはなく、

成長するにつれ、
かなりおもしろいキャラの子に。

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ジェレミー&きょうへいO.jpg



ただね、小学校5年生から、彼の苦難が始まりました。



IMG_00081.JPG



外でストレスを発散できないがちゃぴんは、

家で屁理屈の限りをつくし、
暴れます。


まあもともと、幼少期から、
二重人格かってくらいあまのじゃくでしたけど。

お腹の中では双子で、妊娠初期に一人は吸収されたそうなので、
さくたろうは、かってにもう一人の人格が入ってると納得してました。



屁理屈の限りを尽くすがちゃぴんに、
時に手が出ることもありました。

教科書の入ったランドセルごと
外に投げたことも一度や二度じゃない。

もみ合いになったことも何度もあります。

2014081425.jpg

そして彼のストレスの原因は、
学校のことだけではなく、

家庭内の夫婦の不仲も原因でした。

いやだったんだろうね。
父親と母親のけんかを見るの。



やがてもみ合いになったときに、
さくたろうは、がちゃぴんが自分の手の力をふっと抜くのを感じ取りました。


「ああ。この子は今、力を制御した。
 力じゃもうかなわない。」


力で抑えつけようとしてた。
(効果はまったくなかったのにね)


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外では相変わらずおもしろい、いい子。



家では時にはおもしろい楽しい時間を共有できるけど、
さくたろう一人になったときねらって、
絡む。屁理屈攻撃ごねる。
どんだけ母好きなん?(笑)

かまっても、かまわなくても、容赦ない攻撃。

こっちも血が上るから、
何度さくたろう、家出したことか。
近所のスーパーの駐車場で、無駄な時間をずいぶん過ごした。





で、とうとう大学受験期に一切の会話を拒絶。


あのね、この時ヒステリックになりそうなのを、
喉から反吐出る思いしながら、
さくたろうの一切の言葉を、
すべてを飲み込んだのは、

「この子の幸せを願うなら、さくたろうは何をすべき?」の一心だった。
今ここで口を出すのは、
単にさくたろうのストレス吐き出すだけ。
この状況で『最善』の結果を出すには、
言葉を飲み込み、ひたすら食事の用意するだけだった。

そして、
「この子に帰ってくる家を残してやらなければ」の想い。



お互い気持ちが消化できない日々
それがどんどん山のように積み上げられていく日々だった。


おそらく彼もさくたろう以上に苦しんだことだろう。




他の家族や先生や皆さんの力を借りながら、
(この時最強だったのは長女ももぞうのアシストだった)
(さらにいろんな人に頭下げに行った。母最強。なめんなよ[exclamation×2]
なんとか大学進学、大阪に引っ越し。



その間も一切の会話なし。



引っ越しも入学式も終え、
大阪から一人帰る高速の道々、
号泣したなー[もうやだ~(悲しい顔)]
運転しながら、ずーっと泣いた[もうやだ~(悲しい顔)]


「もっといい関係で家を出てほしかった」

情けなかったし、寂しかったし、
悲しかったー[もうやだ~(悲しい顔)]

あとねもう一つ。
さくたろうようがんばった[exclamation×2](笑)
よう耐えた。
戦いは終わった。



子育ての大先輩に言われた言葉は大きな支えとなりました。
「やることはやったんだから、
 あとは世間に育ててもらいなさい」



それからしばらくは、
買い物行くと、涙出る。
(「これ好きだったなー」とか)

若い男の子見ると涙出る。

小学生男子見ると涙出る。

中学生男子も、高校生男子も。

ほとんど病気。(笑)



親元を離れ、一年たち、二年になろうかとしていますが、

少しずつ態度が変わってきました。

大人になったのか、
反抗期が過ぎたのか。


ようやく以前と変わらないくらいの態度に戻ってきました。

はぁぁぁぁ
長かったー[exclamation×2]






成人式、おめでとう。

今までも今も、これからも。
母は君の応援団長。

決していい親ではなかったかもしれんが、
いっしょに成長できたと信じとる。

どこまでも君の幸せを願う。





コストコのケーキでお祝い[ハートたち(複数ハート)] 

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幼少期に仲の悪かったきょうだいも、
年齢を重ねるにつれて、
よき相談相手、話し相手になったみたいです[揺れるハート]




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子育てマニュアル的に、
反省を口にするといっぱいあるけども、
小学生の頃は「印象操作」をやったな、確かに。
こうなって欲しいっていう親の想いを誘導。
これで彼の思いを捻じ曲げようとした。

ほんまごめん[あせあせ(飛び散る汗)]



あ。あと最後にひと言。
すべて済んだことで、反省もいろいろありますが、
今更のアドバイスは不要です。
自分でぶちあたって、
今ようやく消化できたから文章にできます。
まぜっかえさないでね。









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コメント 1

しなりん

お疲れ様〜♪
本当に本当に本当にお疲れ様だったね。

今度は孫か〜
by しなりん (2020-01-14 21:25) 

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