『アウター・ワールド』Nintendo Switch 版の特徴・パフォーマンス


The Outer Worlds (アウター・ワールド)

 

Obsidian Entertainment と Private Division が手掛けるSF世界を舞台とするシングルプレイヤーRPG『アウター・ワールド』(The Outer Worlds) の Nintendo Switch 版が、2020年6月5日に発売。

移植は元 Ubisoft 上海の立ち上げスタッフが2004年に設立した中国のデベロッパー Virtuos が協力。Nintendo Switch では『L.A.ノワール』や『Dark Souls Remasterd』『Final Fantasy XII:The Zodiac Age』『Final Fantasy X/X-2 HD Remaster』などの移植を担当してきた、数多くのAAAタイトルの開発・移植に携わっているスタジオです。

PlayStation 4 や Xbox One、PC 向けに開発されたタイトルなだけにもともと PlayStation 4 や Xbox One、PC 向けに開発された4K表示にも対応しているタイトルなだけに、性能が異なる Nintendo Switch への移植度が気になるところ。

Obsidian のプロダクション・ディレクター Eric DeMilt 氏がスイッチ版の内容について語っています。

「Nintendo Switch でのプレイアビリティを支援するための操作方法の調整に、多くの時間を費やしました」と DeMilt 氏。感度を調整し、設定でエイムアシストなどいくつかの入力項目をいじれるようにしたり、またジャイロエイムのサポート、スティッキーターゲットも追加されています。

The Outer Worlds (アウター・ワールド)

スイッチへの移植についてDeMilt氏は、4K表示に対応するPCや現行世代コンソール向けに設計された『アウター・ワールド』を視覚的な面も含めいかに忠実に移植するかという部分は課題だったと明かします。

大変な労力と多くの最適化が必要になったけれど、それでも Obsidian は最終的に、ビジュアルの品質やゲームプレイを損ねることなく任天堂デバイス上で動くゲームの見た目やプレイ方法にとても満足していると。

The Outer Worlds (アウター・ワールド)

パブリッシャーの Private Division によると、スイッチ版『アウター・ワールド』はTVモード時に1080p、携帯モード時は720pをターゲットに制作。フレームレートは最大30fpsになるということです。

『アウター・ワールド』はゲームを拡張するDLCが開発中であることが発表されています。スイッチ版でも遊ぶことはできるのでしょうか。DeMilt氏によれば他プラットフォーム向けに発表・開発されているDLCはスイッチでも遊べるようになります。本編で語り尽くせなかった物語をDLCで見ることができると。

特徴

  • Nintendo Switch版『アウター・ワールド』はジャイロ操作に対応
  • TVモード時は最大1080p、携帯モード時は最大720p
  • フレームレートは最大30fps
  • DLCも対応予定

Digital Foundry の解析によると、リリース前の発表とは異なりTVモード時は基本720p(動的解像度の採用によりしばしば低下)。一方、携帯モード時のときは基本540pで384pを計測した場面もありました。

すでに1.0.1パッチがリリースされており、適用することで解像度向上が見られるなどパフォーマンスの最適化は進むようです。またフレームレートに関しては発売前の情報通りおおむね30fpsで動作します。

パッチ1.2

2020 年 10 月 21 日、Nintendo Switch 版のパッチ 1.2 がリリース。

このアップデートを適用することで、グラフィックや動作パフォーマンスが改善され、よりスイッチのスペックに最適化されるほか、いくつかの問題が修正されます。


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