ASKAさんのCHAGE and ASKA脱退で浮かんだ「ひとり咲き」と「歌になりたい」 | ただひたすらCHAGE and ASKA

ASKAさんのCHAGE and ASKA脱退で浮かんだ「ひとり咲き」と「歌になりたい」

今週は、CHAGE and ASKAの影響力の高さを思い知らされた日々でした。
ASKAさんが公式にCHAGE and ASKA脱退を発表した日からアクセス数が激増。当ブログも、音楽レビュー部門で全国7位まで上昇し、CHAGE and ASKA旋風が吹き荒れました。

私も、何か記事を書こうかと考えたのですが、アクセス数を見ると波及効果がやばそうなので、更新を控えました。

とはいえ、まだまだいろんな報道が続いていますね。

私としては、1年前に「星は何でも知っている」「憲兵も王様も居ない城」を聴いたときから、ASKAさんのCHAGE and ASKA脱退は覚悟していました。

 

事態が進展しなかった6月の株主総会後は、もういつ発表するか、という段階に来ているように感じていました。

発表は、デビュー40周年記念日の2019年8月25日でしたねえ。

そのインパクトの大きさからか、ASKAさんの脱退を知ってデビューシングル「ひとり咲き」を思い浮かべる人が多かったみたいですね。

大学の講義で、「文学ではデビュー作にその作家の本質や人生観が表れる」と聞いたのを思い出しました。

これまで「ひとり咲き」には、心に響くメロディー、男性が失恋した女心を歌う詞、誰もやっていない演歌フォークへの挑戦、情感あふれる表現力、相乗効果を生むハーモニーなど、CHAGE and ASKAらしさが詰まっているとは感じていました。
でも、さすがにCHAGE and ASKAのその後を予兆しているとまでは思っていなかったですね。

でも、ファンの方々の多くが「ひとり咲き」を浮かべているのを考えると、この曲は、大事なものやバランスが変わっていく運命を暗示していたのかもしれません。

かくいう私も、脱退の記事を読んで、まず浮かべたのは「ひとり咲き」なんですよ。

そして、少し時間がたってから脳裏から離れなかったのが、ASKAさんが11月に発売するシングル「歌になりたい」のサビ。

「どうして僕らは 愛を求めながら
 寂しい方へと 歩いていくんだろう」

聴けば聴くほど、CHAGE and ASKAの現状と重なって聴こえてきて、切なくなってくるんです。

私は、6月の株主総会後、CHAGE and ASKAが貴乃花と若乃花の若貴兄弟に重なると書いたのですが、今週は、さらにX JAPANのTOSHIさんとYOSHIKIさんも重なって感じるようになりました。

つくづく、間に他人が入ってしまうと、関係はうまく行かなくなるものなのだ、と嘆息しています。

ASKAさんは、新しいCHAGE and ASKAへの可能性に望みを託して、今回、脱退に踏み切ったと理解しています。
私も、その可能性にかすかな希望を抱いて、「1207」を待とうと思います。