瀬尾一三作品集、宮迫さん復活動画と「FUKUOKA」 | ただひたすらCHAGE and ASKA

瀬尾一三作品集、宮迫さん復活動画と「FUKUOKA」

今週は、CHAGE and ASKAの初期を編曲者として支えた瀬尾一三さんがニュース記事になって話題です。

2020年1月8日発売のCD『「時代を創った名曲たち 3」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~』発売に伴うインタビューを田家秀樹さんがされています。

結構なロングインタビューなので、CHAGE and ASKAに関するページだけ抜粋です。

『CHAGE and ASKA「ひとり咲き」に芝居的要素を入れたかった』
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/32991/3/1/1

『1987年、ASKAのソロデビューシングル「MY Mr. LONELY HEART」』
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/33038/2/1/1


「時代を創った名曲たち 3」の曲目はこちら。
1. 私の家(1972年)六文銭
2. 各駅停車(1974年)猫
3. なごり雪(1974年)かぐや姫
4. 虹のひと部屋(1976年)石川セリ
5. じゃじゃ馬娘(1978年)大貫妙子
6. ひとり咲き(1979年)CHAGE and ASKA
7. 花一色 ~野菊のささやき~(1981年)松田聖子
8. ゆりこ(1983年)稲葉喜美子
9. なぜ?の嵐(1985年)吉沢秋絵 with おニャン子クラブ
10. ジャスト・ア・RONIN(1985年)吉田拓郎・加藤和彦
11. 姫様ズーム・イン(1986年)森川美穂
12. MY Mr. LONELY HEART(1987年)ASKA
13. 涙 - Made in tears-(1988年)中島みゆき
14. とんぼ(1988年)長渕 剛
15. Sweetest Lover(1988年)中山美穂
16. 夢を信じて(1990年)德永英明
17. 浅い眠り(1992年)中島みゆき

「ひとり咲き」が6曲目、「MY Mr. LONELY HEART」が12曲目です。
CHAGE and ASKAとASKAソロの両方のデビュー曲を手掛けておられます。まさにCHAGE and ASKAとASKAソロの生みの親。

それにしても「なごり雪」や「とんぼ」、「浅い眠り」など、超ビッグヒット曲の編曲も手掛けてたんですね。
この曲目だけで、もはやJ-POPの生ける伝説。

チャゲアス関連でも、「ひとり咲き」「万里の河」「男と女」「MOON LIGHT BLUES」「MY Mr.LONELY HEART」「ロマンシングヤード」など、初期のヒット曲は、ほとんど瀬尾さんが編曲なんです。

1990年代は、澤近泰輔さんや十川知司さんが編曲者として有名になりますが、1980年代は、瀬尾さんが第一人者でした。

 

 


そして、今週、もうひとつ気になった話題が雨上がり決死隊の宮迫博之さんの復活です。

さんまさんが支援しても活動再開すら厳しいと言われていて、復活する方法なんてあるんだろうか、と思っていたら、天才YouTuberのヒカルさんが支援して、復活を果たしました。

ヒカル『【独占告白】宮迫さんに闇営業の件について直接聞いてみた』


実は、この前に宮迫さんが自身のチャンネルで出した動画は、謝罪の内容で、現時点で高評価9万9千、低評価15万8千。かなりのマイナス評価でした。

それが今回のヒカルさんの動画では、現時点で高評価10万9千、低評価2万8千。高評価が低評価を圧倒しています。高評価は、今後もっともっと増えていくでしょう。

この動画が出ることを知ったとき、「ヒカルさんにとってはメリットがないのに、よく出演させたなあ」と思いました。
巻き添えを食らって、世間からバッシングを浴びるリスクの方が高いわけですよ。

なのに、宮迫さんをYouTubeで復活させて、さらに世間の評価を一変させた漢気と実力。感嘆しました。

ヒカルさんも、VALU騒動で世間からバッシングを浴び、謹慎した経験があるからこそ、宮迫さんの気持ちをよく分かっていたのでしょう。

私も、たまに経験するのですが、仕事で本当に困っているとき、助けてくれる人はまずいません。誰しも、面倒なことには関わりたくありませんから。
なので、部署を超えて助けようと、手を挙げてくれる人が出てきたときは、本当に神様みたいに思えて、感謝の気持ちがこみ上げてきます。

宮迫さんも、メディアやネットで、噂話を膨らませた悪評をいろいろ流されて、事実とはかけ離れたイメージを植え付けられてしまいました。
ASKAさんの事件のときも、そうでしたが、日本では、地に落ちた人を一方的に叩き続けます。
そのせいで、すべての仕事を失い、復帰もままならず、周りの人も離れていって、一緒に仕事すらしてくれません。

そんな中、宮迫さんの仕事復帰に尽力したヒカルさんの評価は、高まるばかりですね。

何と言っても、宮迫さんの面白さをうまく引き出すヒカルさんのトーク力がずば抜けています。
本当に島田紳助さんと上岡龍太郎さんをミックスしたかのような才能。

世間の低評価を実力で一気に覆す動画を見たのは、ASKAさんの「FUKUOKA」以来でした。


一旦、人生のどん底に落ちてしまうと、復活するには、自分の力ではどうにもなりません。

ASKAさんの場合は、「もう引退するしかない」と関係者に報告して回る中、ミュージシャン仲間の1人が「何言ってるんですか、やりますよ」と当たり前のように音楽活動再開を進言したことが復活のきっかけとなりました。
そして、地元福岡の仲間たちがレコーディングを支援してくれて、ようやく「FUKUOKA」発表にたどり着きました。

そんな「FUKUOKA」のテーマとも言える、どん底でも変わらず支えてくれる、かけがえない支援者への感謝。
ヒカルさんの動画に出演させてもらった宮迫さんの気持ちに近いのではないでしょうか。

逮捕されたわけでもないのに、半年間も世間に叩かれ続けた宮迫さん。
ASKAさんのように、復活の道を歩み続けることを願っています。