キンコン西野「えんとつ町のプペル」カバー曲企画とASKA「Fellows」作詞作曲企画 | ただひたすらCHAGE and ASKA

キンコン西野「えんとつ町のプペル」カバー曲企画とASKA「Fellows」作詞作曲企画

2017年にASKAさんがYouTubeで開催した「Fellows」の『君が、作詞作曲してみな!』企画から3年。

2020年は、キングコング西野亮廣さんの「えんとつ町のプペル」カバー曲企画が世間を賑わしています。

キンコン西野が あなたのYouTubeチャンネルを宣伝します
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12564953567.html

キンコン西野から(あらためて)お知らせ
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12572166661.html


西野さん作詞作曲の楽曲「えんとつ町のプペル」をカバーしてYouTubeにアップすれば、西野さんがネットで拡散してくれる、という企画です。

「こういう才能を広めたいなぁ」という想いと「その才能を応援すればするほど、西野が得をする」というビジネスを融合させたのがこの企画だそうです。

楽曲「えんとつ町のプペル」は、2020年12月25日公開の映画『えんとつ町のプペル』の主題歌。

様々なアーティストのカバー曲が世に広まれば、アーティストの人気向上と、映画『えんとつ町のプペル』のプロモーションという相乗効果があります。

さすがは、芸人、絵本作家、オンラインサロン運営者といった多方面で才能を発揮する西野さんらしい企画です。

西野さんが自ら歌う「えんとつ町のプペル」がこちら。

えんとつ町のプペル 西野さんによる主題歌弾き語り 天才万博2019年二日目


これを様々なアーティストがカバーしているのですが、衝撃の大きさで言えば、会社員YouTuber永田さんのカバーでしょう。

【映画】えんとつ町のプペル/西野亮廣 を会社員が1人8役で演奏

ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード、コーラス3人がすべて永田さんです。
しかも、それを動画として、本当に8人でやっているように見せています。

歌唱、アレンジ、映像編集のすべてが高いクオリティーであるとともに、コミカルな要素もふんだんに取り込んで、最高のエンターテイメントに昇華しています。

他にも、CHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH」のカバーやT.M.Revolutionの「WHITE BREATH」のカバーで人気が沸騰中です。
これから、どんどん有名になっていきそうです。


そして、Fellows作詞作曲企画で有名になったシンガーソングライター畑中摩美さんもカバーしています。

西野亮廣【映画】『えんとつ町のプペル』(cover) / 畑中摩美


Fellows作詞作曲企画では、圧倒的な作詞作曲の才能が話題になりましたが、今回の企画では、ボーカルとギター1本での表現力が話題です。

細やかな感情の機微を上手にメロディーに乗せるボーカルの表現力。コンテストでベストボーカル賞も受賞したことのある畑中さんのボーカルが今回は引き立っています。

畑中さんのボーカルは、緩急自在で、スキャットの入れ方も絶妙。
ASKAさんのファンだけに、ASKAさんに近いものを感じます。


そして、ミュージックビデオとしての完成度の高さに感嘆したのは、HighTさんのカバー。

【映画】「えんとつ町のプペル」 - 西野亮廣(Cover by HighT)


HighTさんのこの動画は、まさに芸術。
撮影場所やカメラワーク、アレンジ、歌唱に統一感を出して、純粋な美としっとりした雰囲気を醸し出しています。
ゴミ人間を歌っていながら、楽曲全体に流れる、心を潤すかのような清潔感。まさに外面と内面の対比を巧みに表現しています。

HighTさんは、英語版もアップしていて、その多才ぶりにも驚かされます。


そして、3者3様の個性の融合が見られるのがアカシアオルケスタさんでしょう。

【映画】『えんとつ町のプペル』(Covered by アカシアオルケスタ)


女性ボーカル、男性キーボード、男性パーカッションの組み合わせ。
女性ボーカルは、世の男性を虜にするようなキュートな歌声。男性キーボードは、ときに繊細に、ときにトリッキーに演奏。男性パーカッションは、様々な楽器を駆使して、絶妙にリズムを刻む。

それぞれの個性が互いに邪魔することなく融合していて、唯一無二の作品として成立しています。

 

 


こうして、西野さんのカバー曲企画で様々な楽曲を聴きあさっていると、3年前のASKAさんの「Fellows」作詞作曲企画を思い出してしまいます。

あのときは、ASKAさんが「Fellows」のカラオケ音源をアップして、様々なアーティストが自由に作詞作曲して歌う動画をアップしました。

君が、作詞作曲してみな!   ASKA



ASKAのFellowsを、私が作ってみた / 「The One」畑中摩美



ASKAのFellowsを、私が作ってみた ハイウェイ / 小倉悠吾


畑中摩美さんの「The One」も、小倉悠吾さんの「ハイウェイ」も、視聴回数3万回を超えましたね。

ASKAさんの「Fellows」は、アルバム『Black&White』に収録予定の楽曲で、この3か月後にアルバムが発売となりました。

 

Black&White [ ASKA ] Black&White [ ASKA ]
3,522円
楽天

 

 

今思えば、ASKAさんとしては、世に埋もれた才能を広めたい、という想いと、アルバム『Black&White』のプロモーションを兼ねていて、素晴らしい相乗効果を生み出したなあと感じます。

今回の西野さんの企画は、まさにASKAさんが3年前にやった企画と多くの共通点があって、私がはまってしまったのにも納得です。

私は、こういった埋もれた才能を世に広めようとする企画が大好きなんですね。