梅山恋和ソロコンサート | まあ、言うだけ言っとくわ。

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48各グループから期待の若手がソロコンサートを開催するということで、NMB48からは梅山恋和。

おお、恋和かっ!NMB48の序列的には、まあ若手としては1番なんだろうなぁ。

それにしてもTDCホール、キャパ約3000、しかもアウェイ東京・・・

私が一般応募で早々に当選した感があって、やっぱり売れて無いんじゃないか?と心配してたが、なんてこたぁない、満員御礼。

しかも、他の48グループの子たちは予め助っ人メンバーの参加が伝えられていたが、恋和に関しては特に無く、サプライズで誰か来るかなと思ってたけど、結果として他のメンバーは誰も来なかった。

今回会場が家から近いからって余裕でウンコとかしてたら物販の列に並ぶの出遅れて、並んでるうちに「〇〇完売でーす!」と言われ、あとはスマホリングとかしか残ってなかったので、結局何も買わず客席へ。

私は3階席で、女子はチラホラいたけど、まあ女子人気はそれほどでもないのか?と思ってたけど、アリーナの3分の1は女性専用席で、もちろん埋まってたというのを後で知る。

さて、開演前恒例の恋和自身による会場における注意のアナウンスがあり、最後にコンサートのタイトル「笑梅繁盛で、餅持って恋」の「こ~い」を皆で唱和せよと、リハをさせられ?開演と共にそれを皆で叫ぶ。

初っ端、「ワルここ(わるきー)」。(もうなんかこの曲、恋和の曲になった感が…)

杵を持って臼の横に立つおもちキャラ梅山恋和が、歌いながら自分でお餅はつけない、といった風で、ほんじゃあクールポコでも呼んできたらええやん…

「なぁにぃーーっ?」ホントにクールポコ来たーッ!



いきなりゲストかい!しかも吉本芸人で安く済ませていない?!

バックダンサーのおねいさんも4人登場。夢莉の時より多い!



続いて「HA!」のアウトロでは、ついに恋和が手拍子を!ま、周りに他のメンバーいないけど。


場つなぎの映像では、なんとガキ使名物「七変化」をする恋和!

こういうのをヘラヘラせずにやりきるのは、さすが難波の子。


中盤は白いスーツでUMEYAMA JACKSONになり、クールなダンスナンバー。

そしてシメは木下百花「プライオリティー」!




その他、みるきーの「優しくするよりキスをして」やら、矢作萌夏センターの「最強ツインテール」など、実は梅山恋和のために作られていたんじゃないかというくらいしっくりしていた。

最後の方は、企画として少しダレた感じがあったけど、なかなか良いコンサートでした。

恋和タンの可愛らしさは充分伝わりました。

でも可愛いだけなら、私は家で動画見てるんだけど、この人が踊ってるをじっくり見たかったのだ。

梅山恋和のダンスって、パッと見ると淡々としていて手を抜いているように見えてそうじゃないのだ。

そして頭の位置が動かずバランスが良く、リズムのとり方が一定。

なんか元気無いのかな?なんて、ずっと見てると、やかてグルーヴを感じ始める。


恋和のダンスってMIDIの打ち込みのようなんです。


突飛な話を始めましたが、私自身コンピュータで音楽を作っていて感じることが、梅山恋和のダンスを見て通づるものがあると思ってます。

ビートを作り出す方法として、あらかじめ出来上がっているサンプル音源をループさせるか、MIDI音源を一音一音打ち込んでつくるか。

サンプル音源は瞬間的にはカッコ良いんだけど、上手くループさせなきゃだし、全体のMIXするとき音像として厄介。

MIDI打ち込みの場合、1小節単位だと淡々として機械的なのだが、時間が経つにつれグルーヴを感じ始める。ただこれは最初の音作りとかの設定が大事なんだけど。

ハウス、ミニマルテクノなどの四つ打ちものが好きな人には分かるでしょうが…

いつも並び立たされる、あーやん山本彩加との違いにも通ずる。

あーやんが情熱的な表情で、素早さと溜めを組み合わせた、まさに空手の型のようなダンスを繰り広げる横で、クールな表情のまま操り人形のように、しかし確実に踊る恋和。あーやんがスネアで恋和がハイハット。・・・ま、分かる人だけ分かってください。


私が初めて梅山恋和に関してオオっとおもったのは「阪急電車」のMVでのしなやかな踊り。クールな感じがハマっている。




そんで歌は…

まあそんなに上手じゃないのは織り込み済みでしたけど・・・

この子はなかなかの下手っぴで、オートチューンが結構キツく掛かってて初音ミク状態なのだが・・・

この日もほぼボイスフォローでしたが、唯一「ジャングルジム」を完全生で歌いました。

これがとても良かった!!これを聴くだけで6800円+手数料払った価値がある!

もちろん?ちょこちょこ音程は外すんだけど、一生懸命に歌う恋和タン!音程は外すけど、リズムは崩さないんだよな。たどたどしいようだけどズレてない。


そして実はちゃんと声量がある。そして音域が広いはず。

バラエティで大きな声を出してたり、楽屋で奇声を発したり、showroom配信では声色を変えながらメンバーのモノマネを器用にやったりしてる。こういう声をちゃんとコントロール出来ると歌に繋がるのだ。

だから、いつも書いてますけど、もうちょっと歌うことに関して時間をかけてほしいです。バカみたいに上手くなくて良いので。全て生歌じゃなくてもいいんで。

やっぱり生歌だと人柄が伝わる。上手くやれば恋和スタイルの歌が確立できると思うんだけどな。


そうそう、showroomなんかで気分が良い時?とか、ゆずず本郷柚巴や気の合う後輩といると、梅氏、はっちゃけててとても面白い。

先輩といると固まってしまうし、同期とでさえ一緒にいるとおとなしいのに。

この面白さがもっと外部に伝わればと思うのだが・・・



とにかく大きな可能性を感じる恋和タン。自らも野望を示す。

なにやら、AKB48の若手選抜ユニットNEXT12でダブルセンターを組んだ山内瑞葵がAKB48のセンターに抜擢されたことに悔しさを覚え、自身もNMB48のセンターを目指すと発言。

いやいや、NMB48だけと言わず、本店選抜にも入って欲しいし、このソロコンの結果を見たらそうなるでしょ、たぶん。

てか、もう48グループ内の覇権争いなんてあんまり意味ないと思うんで、もう世界に向かって、ねえ?


山本彩加と上西怜と結成したLAPIS ARCHってのもありますが・・・これ、大人が勝手に決めたんだと思ってたら、本人たちの意思のようで。

プライベートで仲が良いというかんじではなさそうな3人なので、ほんとにビジネスな判断なんだろう。

自分たちの伸び悩みとQUEENTET、だんさぶるの動向に促されたのだと思うが、楽しみな反面、各々のバックボーンの強さがまだないことが不安要因。




でもソロでもユニットでもどんどんやって、48グループの枠を飛び出してやるべきだと思う。今のうちからね。

やっぱね、太田夢莉のソロとか、遅きに失したと思うんで。


んで、折に触れ「もっとハキハキ喋る」みたいな目標を語るんですけど、たどたどしくコテコテの大阪弁で、ずっと赤ちゃんみたいなのが最大の魅力なんだけどなあ。


終演後のお見送りの時に間近で見た梅山恋和は厚化粧をした小学生のようで、そのことにちょっと冷めちゃうと同時に、こんな小さい子が大きな野心を持ってアイドルをやっていることに激しい愛しさを覚えるのだった。




個人的にTV企画「第一話」でやった梅山恋和主演「ヒーロー少女可憐フラワー」を続けてやってほしいなと・・・

ど深夜でいいので。やがてカルト番組になるような。

「シグナル100」で映画出演を果たした山本彩加の演技力の横で、セリフ棒読みの恋和タン。

迎え撃つ敵を実質的にあーやんが空手技でバッタバタ倒し、恋和タン仁王立ちしてるだけ、みたいな絵ずらを妄想してますが、これできないですかねー?