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テーマ:地球の異変(210)
カテゴリ:混在
日本は地震や台風など自然災害の多い国です。
そして、国土が狭いからか昔から「土地が財産」と言う意識の強い国です。 これは近代になってからの土地行政、税制の影響もあるでしょう。 「墾田永世私有の法」なんてのが出来た頃にはその芽は生まれていたのでしょうね。 狭い土地での稲作文化ですからね。 戦後になって、農地開放などもあり、庶民も土地を持てるようになるし、人口の都市集中が進むし、ますます、土地信仰が進んだのでしょう。 乱開発を防ぐのに「農地法」で締め付けたり、土地造成の届け出などを強化してきたようですが、需要のためかすごく甘かったですね。 「東京を売るだけでアメリカ全部買える」なんて話が冗談ではない相場を作りました。 その間に、本来なら「人が住んではいけない場所」も宅地化されて行きましたね。 この辺でもあります。 造成費がかかるにしても水がついてくることが分かっているところの開発が許されてきました。 広島の豪雨のときには表面化しましたが、役所側も危険だと分かっているのに、「土地価格が下がっては困る」「個人の財産の価値がなくなる」なんて風に忖度して「危険地域指定」を出してなかったですね。 この辺の川は周囲に比べ川床は低いです。 新宮でもそこそこ川は低いところにあります。 今回決壊した「千曲川」は小諸・佐久・上田までは切り立った崖のような山の忠北の土地の下を流れていますが、更埴から下手の善光寺平中心部は信じられないほど広い、河川敷とも陸地とも着かない地形になっています。 学生時代に信濃路で何度も遊びましたが、五個が瓦でどこが林檎畑かよく分からんややこしいところだと思った記憶があります。 堤防があるから仕切られているけど元は同じ河川敷みたいですからね。 という事は、川が暴れれば河原と同じになるってことで「人が住むところじゃない場所」ってことみたいです。 昔から反乱を繰り返してきたのに、開発を規制してこなかった日本の土地行政の無策さを示しているようです。 この先は、日本中で人が居なくなり土地が空いてくるのですから、思い切って「住んじゃいけない場所」を指定するべきでしょう。 「固定資産税」と言う制度も改めないと… 地方自治体は「大事な財源」と反対するでしょうけどね。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/10/16 06:00:08 AM
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