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カテゴリ:混在
七里御浜に関連するのは、紀伊山地の山塊とそこから流れ出る川と黒潮の流れと波でしょう。
浜で目につくのは休みなく打ち寄せる波と、波打ち際から陸に続く砂利浜です。 波は地球に海が出来てから休みなく動いているのでしょう。 そして、紀伊半島が姿を見せた頃から打ち寄せて、岩を削り砂利を運んでいたのでしょう。 今の時代の紀伊半島には火山がありませんが、昔々には大きな火山があり、カルデラがあったんだそうです。 今湧いている温泉はその火山と造山運動の名残なんだとか… 九州や箱根の温泉とは様子が違いますからね。 その紀伊半島の南東部に出来たのが七里御浜でここだけが長い弓なりの海岸線になりきれいな砂利浜になっています。 海の直ぐ側まで山が迫っているのでリアス式っぽくなるはずなのですが、紀伊山地に降った雨が海に出られなくて山中をさまよって、一本の熊野川となり海に注いだからこんな浜を育てたのでしょう。 熊野川は大又川・北山川と十津川を集めて居ますが、流域が広いので周りの岩質も様々です。 「赤白抹茶、あがりコーヒー、ゆず桜…青柳ういろう」 七里御浜には青柳ういろうに負けないほど色んな色の石が混じっています。 私が子供の頃には太古から流れ出た石がそのままだったのですが、今は、ダムが出来てからの影響で石の量も大きさも種類も減った気がします。 七里御浜を作り出す熊野川と七里御浜背後の山地は右下周辺ですが、色んな色に塗り分けられています。 大又川などは花崗岩らしいですが、神川には黒色粘板岩・那智黒石、育生町には赤い石もあります。 北山川上流は破砕帯とか、下流の一部では真っ白な石もあったように思いますし、入鹿の山には銅鉱や金鉱、マンガン鉱も含まれています。。 十津川像は蛇紋岩とかいろいろみたいですし… 実に色んな岩のあるところを削りながら流れてくるので、青柳ういろうみたいに色んな色が揃うのでしょう。 木本の浜まで来ると大量に出たはずの大又川流域の花崗岩は砕けで砂になってしまうのか見かけられません。 七里御浜ではこの浜石を拾う仕事がありました。 「御浜小石」という名で、随分出荷されていたのです。 砂利を採取する許可を得た業者さんも羽振りがよかったものなんです。 浜に座って一つ一つ丁寧に拾い、袋に詰めて堤防まで運び上げるアルバイトのおばさん(おばやん)もたくさんいました。 今から30年ほど前からこの風景はなくなりましたね。 今では拾い集めるような砂利も殆ど無いです。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020/02/19 06:00:10 AM
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