過去何回もドッグランではトラブルに合っています。
ここで数例ご紹介しましょう。
ゴールデンレトリバーに咬みつかれて振り回される
初めて行った代々木のドッグランで、暴走する犬達に圧倒されて、モルダー(享年16歳)をリードに繋いだまま傍観していたら、走ってきたゴールデン(9ヶ月)がいきなりモルダーの背中に咬みつき、そのまま持ち上げて振り回したのです。モルダーは背中に大怪我を負いました。
以来一度も代々木公園のドッグランには行っていません。トラウマになってるんです
その時、私は驚きのあまりそそくさと立ち去ったので、怪我は帰宅してから知りました。交通事故と同じ、連絡先を確認しておくべきでした。
入り口でボクサーが待ち伏せアタック
ドッグランに入るなり、ボクサー犬が遊びましょ全開モードでまだリードに繋がれたままの我が家の犬達に覆いかぶさってきました。ボクサーが邪魔し、我が家の犬もボクサーをよけようとして動くのでリードを外せず、ゼロは激怒。ボクサーの飼い主はニコニコ笑って見てるだけで、止めさせてくださいと私が懇願してから動き出すも、激しく動くボクサーを捕まえられず、私が隙を見てドッグランの外に退避。腰が抜けました。
この時、ボクサーの飼い主に罵倒されたので、私は警察を呼んでいます。公園管理事務所にも報告しました。
ドッグランの入り口に張り付いて、入って来る犬を迎え撃つのはルール違反です。
リードが付いたままの犬に容赦なくノーリードの犬を近づけるのもルール違反です。この不公平感は犬に多大なストレスを与えます。
フレンチブルドッグが体当たり
フリスビーで遊ぶ我が家の犬に体当たりしてくるフレブル。明らかにこっちの遊びの妨害してるのに、飼い主は見てるだけ。何回も体当たりされ、ゼロは唸り始めたのでこれは危ないと、遊びを中断してゼロを繋ごうとしているところへもフレブルが突進してきて体当たり。その一撃でゼロは反撃に出て咬みつきました。咬み犬を連れてくるなと罵倒されて蔑まれて、医療費払わされました。
100%相手に非があったとしても、怪我をさせた時点でこちらが悪者になります。不本意ながら・・・器物破損罪ですか?
自分の犬は楽しく遊んでいるとしても、相手の犬の観察もするべきです。そして相手の犬がストレスを感じているとしたら、自分の犬を制御するべきです。この時も私がフレブルを制御するのは不可能でしたから、蹴りでも入れない限り(飼い主さんの前でできませんよね)
ドッグランは無法地帯、もう行かない・・・と何回思ったことでしょう。
それでもドッグランに繰り出すのは、ここに日本の犬飼育事情が凝縮されており、そこが理解できればそれなりに安全に遊べることが分かったからです。
そして何より、犬が喜ぶからです
以下は、ドッグランでのマイ・ルール
ドッグランの入り口での観察
待ち伏せしている犬がいたら、入るのを待ちます。犬をちゃんと見ている飼い主さんなら、犬が待ち伏せしているから入れないと察して、犬を呼び戻すか、迎えに来るはずです。
トレーニングされた犬であることを強調
リードを外してもいきなり解放してしまわないで、一度伏せやマテをさせて、トレーニングされた犬であることを強調しておきます。他の飼い主から一目置かれる行動をしていると、トラブルに巻き込まれる確率が減ります。
狩ってくる犬への対処
狩りは動くものが対象なので、フリーズ出来ると大概の場合、興味を失って退散してくれます。それでも挑んでくる場合は、素早く自分の犬を安全な場所に移動させることですが、その時大声で相手の犬の飼い主を呼ぶことです。飼い主がぼんくらでも、周りの人が気づいて手を貸してくれたりします。抱っこは時々危険を伴います。獲物を持って行かれそうになった犬は、スピードを増して襲ってくるからです。
飼い主はドッグラン内では勤務中である
遊びに来たのだからと犬を野放しするのはいただけません。遊ぶのは犬であって、飼い主は犬を管理し安全に遊べる環境確保に尽力をつくす、つまりドッグランにいる間は飼い主は仕事中だと思っていただきたい。飼い主さん同士でおしゃべりに夢中になったり、犬から目を放してスマホを眺めていたりは、ドッグランの外で、もしくは犬を係留してやるべきです。
自分の犬だけでなく他の犬も観察
似たような動きをしていても、攻撃性のある犬もいればそうでもないのもいます。ドッグランを見回して、攻撃性の見える犬には近づかないように、そして常に目を向けて注意を払っておきます。攻撃性が無くても、相手の犬のストレスを読めない犬も危険です。こちらが怪我を負わせてしまう危険性があるからです。目で追って、どの犬がどの飼い主さんのものか確認し、飼い主さんがどれほど犬の管理が出来ているか(出来ていないか)を把握しておくと、危険な犬のマークがしやすくなります。どんなに大人しい犬でも、飼い主さんが管理していなければ、代々木公園でモルダーを襲ったような事故が起こらないとも限りません。逆に攻撃性のありそうな犬でも、飼い主さんの管理が出来ていると安全に遊べます。
悪い意味でも、いい意味でも、いろんな犬を観察できるドッグランは、嫌いではありません。ドッグランに入らなくても、フェンス越しに毎日眺めています。
そしてここでも思うのです。
犬は悪くない。飼い主さんしっかりしてください、ってね。
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