TAB譜にさよなら! ギター初級者のための音楽理論と豆知識 〜指板に並ぶ音が見える〜

TAB譜にさよなら! ギター初級者のための音楽理論と豆知識 〜指板に並ぶ音が見える〜

ギタリストはもっとTAB譜やコードブックから自由になれるはず。
ギターが弾けるようになってきた初級ギタリストにこそ知ってもらいたい
ギター用音楽理論と豆知識日記。あなたは指板の上に並ぶ音が見えるようになれます。

読者の皆様へ

当ブログは2016年7月に新しいアドレスに引っ越しました。
今後は新しいアドレスで「TAB譜にさよなら!」を更新していきますので、以下のURLからご確認くださいませ。

http://tabuhunisayonara.com」

今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

                 2016年7月10日 のんぎぃー



「TAB譜にさよなら!」に、ようこそ♪


今日も足を運んで下さって、ありがとうございます。当ブログは今では旧バージョンとなりますが、ごゆっくりとおくつろぎ下さいね。


トピックも増えてきたので、目次のページを作ってみました。

初めていらっしゃる方、過去記事を手早く探したい方は
ぜひ利用してみて下さいね。

          ー>目次のページはこちらです。



なお、2016年7月以降の記事は新バージョンとなるこちらのアドレスでアップしていますので、そちらも合わせてお楽しみください。
  >>新「TAB譜にさよなら!」




 人気ブログランキングへ <ーご声援ありがとうございます♪

Amebaでブログを始めよう!
ご無沙汰しております!

ついに「TAB譜にさよなら!」の引越しが終わりました!
楽しみに待っていてくださった方、ありがとうございます。

長らくお待たせいたしました!!

ameblo版の当ブログから、新しく生まれ変わった「TAB譜にさよなら!」にご案内いたします。

新「TAB譜にさよなら!」のURLはこちらとなっております。
http://tabuhunisayonara.com

ブログのタイトルそのままですね。

今後のトピックの更新はそちらの新サイトで行ってい、ご愛顧いただいたこのブログは旧バージョンとして残したいと思います。

新しくなった「TAB譜にさよなら!」でも、今まで同様にご愛読いただけますと幸いです。

それでは、新しくなった「TAB譜にさよなら!」をご覧くださいませ♪

 ー>新しい「TAB譜にさよなら!」はこちらです。
みなさん、こんにちは。
のんぎぃーです。

今日は過去の記事の訂正をさせていただきたいと思います。

以前に訂正をさせていただいた「反復後のリピートマーク」の解釈の仕方ですが、たまたま僕のブログに足を運んでくださった方が情報を寄せて下さいまして、さらに理解を深めさせていただきました。
 ー>「反復後のリピートマーク」はこちらでご確認ください。


コメントをいただいたことに気がつかず2週間ほど遅れてしまいましたが、この場でお礼をさせていただき、貴重な情報を皆さんとシェアさせていただきたいと思います。

通りすがりさん、どうもありがとうございます!
m(_ _)m


反復後のリピートマークの扱いとは「D.S.やD.C.で反復した後に曲中のリピートマークは反復するのか否か」ということでして、僕が一番参考にしている理論書では「反復は有効」とあり、一般的な解釈では演奏の場では「反復は無視されることが多い」とあり、実際のところはどちらなんだろう?というなんとも悩ましい問題となっています。

僕は過去に理論書を根拠として「反復記号後のリピートマークは有効」としましたが、友人知人のバックで演奏する際にもらう譜面で反復記号があった時にその後のリピートマークは無効として演奏するのが通常だったので、調べ直して「反復記号後のリピートマークは原則として無効」と訂正させていただきました。


しかしながら、この「原則として」ってどういうこと?

という疑問は残りました。


この度の通りすがりさんからのご指摘で再考してみましたところ、この「原則として」という箇所は「実際の演奏の場では~される傾向にある」と解釈するのがしっくりくるように思えました。

僕が参考にしている理論書では「有効」。
僕の乏しい演奏経験や一般的な傾向では「無効」。

まるで「適当」「いいかげん(好い加減、良い加減)」という言葉の意味が本来の「ちょうどいい具合」からかけ離れて「大まか、大雑把」という意味として使われているという現象に似ているようにも思えます。

本当はこうなのに、今ではこう使われている…、困ったことに、本来の使い方をすると実生活の場では衝突したり誤解を生んだりすることが起こりがちという逆転現象が起こってしまってるということなのでしょうか。

僕は若かりしころに友人と電話でライブの打ち合わせをした際に「先輩には適当なソロを弾いてもらえたらいいと思うんだ。」と本来の意味で「ちょうどいい具合の雰囲気あるソロを」というつもりで話したところ、後日、それを先輩に伝えた友人から「テキトーなソロって音楽なめてんのか!!俺は軽い気持ちでロックやってんじゃねーよ!」って先輩が言ってたと怒られ、そのライブは先輩バンドの参加がなくなったという苦い想い出がありまして、「本当はこうなんだけど、今はこういう風に使われていることが多いよ」っていう事ってあるんだなって認識を強く持つようになりました。

今回いただいたご指摘で、この件もそういうことなのかとハッとさせられました。

もやもやと残っていた疑問の落としどころが見つかったような気分です。


個人的にはそれでいいのですが、皆さんに提供させていただいた情報が誤っていたことは大きな問題です。

できるだけ正しい情報をお伝えしたいと心がけてはいるのですが、自分自身の無知と未熟さで皆様の正しい理解の足を引っ張るようなことになっており大変申し訳ございません。

一転二転してご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、またここで僕の理解のアップデートともに皆様にお伝えした情報を更新させていただきたいと思います。


今後も当ブログに関しましては、「僕はこう思っていますよ、こう考えていますよ。」という私的な意見ということで、皆様のご理解の根拠とするよりは「こういう考えもあるんだな」という参考程度にとどめておいて頂けたらと思います。



答えが出たかと思われていた「反復後のリピートマーク」ですが、以下のように僕の理解と皆様へお伝えする情報を更新させてください。

D.S.やD.C.で反復した後の曲中のリピートマークは
*元々は「有効」
*でも、実際の演奏の場では「無視」される傾向がある
*その解釈は譜面を用意した人の判断に左右される


これらのことを踏まえて
*譜面を渡されたら曲の進行を譜面を用意した人に確認する
*譜面を用意した人に確認できない場合は音源で確認する
*共演者がいる場合は、共演者と確認する


という風に対処するのがいいのではないかと思います。

譜面を作る際には反復記号を使い分けて混乱が生じないように工夫されていることが多いようですが、演奏する際に確認をしておくことで曲の進行の把握がさらに確実になるのではないでしょうか。



なんとも対処療法的な記述となってしまいましたが、今の時点での僕の個人的な理解としてこのように訂正させてください。


再度書かせていただきますが、あくまでも、僕は「このように対処しています」との参考程度にしていただくのがちょうどいいと思います。


通りすがりさんから頂いたコメントによりますと、この件に関しての検索で検索方法によっては僕のブログが割と上位に表示されるようでして、その結果、本来の意味を求める方々の混乱を助長することになっている恐れがあるそうです。

検索に表示されるのはありがたいことなのですが、間違ったことを拡散してしまうのは避けたいものです。

この件に関してはトピックを削除した方がいいのかもしれませんが、今の時点では過去記事の訂正補足と今回のアップデートで読者の皆様にこのような事がありましたことをお知らせさせていただきたく思います。



該当トピックは今から5年前のもの。
当時はブログというものの存在を知って「自分にも何かできないかな?」「どうせやるなら誰かの役に立つものがいいな」と軽い気持ちで新しい趣味のようなものとして始めたこの「TAB譜にさよなら!」。

もちろん、皆さんに間違った情報を提供する意図などありませんが僕自身の未熟さゆえに誤った情報を流してしまったり、ネットの世界のマナーに触れることがあったりすることもあると思います。

誰にも見てもらえない趣味の世界の範疇に収まっているようでしたら、まだかろうじて大目に見ていただけるようなこともあるかもしれませんが、検索で人目につくようなところに名前が挙がり、どなたかの混乱を招くような結果になるのは避けたいと思います。

ネット世界の情報量が増え、紙媒体と同じような価値のあるコンテンツが増えてくるようになってきているご時世だと思いますが、玉石混合のネットの世界ですので真偽を見極めるのは本当に難しいものと思います。

その中で、僕のブログが混乱を助長してしまっているのは本当に申し訳なく思います。

僕のブログを度々読んでくださっている方の中には、「僕の個人的な見解ですから、正解だとは思わないてくださいね。」との意図の記述を何回か目にしてくださっている方もいるものと思いますが、検索で来られた方が見たページにその記述がない場合はその内容を判断の根拠とされることもあります。

これは社会的責任を感じる問題です。

己の未熟さ、無知さ、考えなさを恥ずかしく思うと同時に、検索でたまたまご覧下さった方々への配慮が至らなかったことを申し訳なく思います。



なかなか進んではいませんが当ブログの引越しの準備を少しづつ進めています。

過去記事を一つ一つ読み返して問題がなかったか、不快に思われるような内容ではなかったか確認しながら、不要な記事はふるいにかけ、僕の個人的な独り言のような記事は他のブログへ引越しをして、ギターを楽しく学んでもらえることに専念したものにしていきたいと思っています。

その際に、この内容も整理しておきたいと思います。

Ameblo版となるこちらのブログに関しては今までにいただいているコメントがなくなってしまうのはどうかという想いもありまして、トップページにジャンプページ処理をしておいて、過去のものはそのまま残す方向で考えていますが、昔に書いた内容が検索対象となりどなたかの迷惑になっていることも考えますとオリジナル版となるこちらのブログの封鎖というのも一つの案ではないかとも思えます。


過去には「アフィリエイトってどういうものなんだろう?」との世の流れへの好奇心から当ブログや他のブログなどで積極的に実践をしていた時期もありますが、それは当ブログには不要とご指摘をいただいたこともあります。

自分が気がつかないだけで読者の皆様を不快にさせているようなこともあるかと思います。

(ブログを書き始めた頃には社会的問題にはなっていませんでしたが、僕の日本好きが色濃く出ているトピックなどは近頃話題になりがちな思想の方々には不愉快に思われることもあるかと思います。
しかしながら、その件に関しましてはこの度の趣旨とは異なるものとさせていただきたく思います。ご理解、ご容赦いただけますと幸いです。)

また、コメント欄が賑わっているブログが巷に多くありますが、僕のブログは(更新頻度が低いことも関係しているものと思いますが)コメント欄が賑わう人気ブログではありません。

こんなブログでも好きで読んでくださる方がいてくれたらいいなぁという想いで細々と書かせていただいていますが、今回のご指摘のように迷惑情報の拡散ばかりしているとなってしまっては非常にまずいと思います。

その点は自分自身の姿勢を見直して、社会的責任を自覚して今後に生かしていきたいと思いますが(文体は変わらないでしょうけど…)、もしも、無くなったほうがいいブログだったとしたらこの機会に丸ごと削除をして迷惑情報を封じるのも世のためなのではないかと思っています。


未だに考えあぐねている問題ではありますが、もしよろしければ読者の皆さんがどう思われているかお聞かせいただけますでしょうか?

「全体的にはいいと思うけど、これはどうかなぁと思う。」ですとか、「反省しながら勉強して続ければいいのではないか」ですとか、「不快なので潰れてください」ですとか、当ブログに関して思われていることをお伝えいただけますと嬉しいです。

自動プログラムでの書き込み防止のためにコメント欄は確認してからの掲載とさせていただいていましたが、しばらくの間解放させていただこうと思います。


ブログやインターネット上での発言が世の中に浸透し影響力が大きくなっている昨今、情報を発する側の責任や姿勢も見直されていくものと思います。

できれば、皆さんに楽しんでもらえて少し役に立ち、喜んでもらえるものを提供できればとても幸せなことだと思うのですが、自分自身がそこに値するものではない場合は潔く辞退するのも大切なことなのではないかと考えています。

継続を希望してくださる方がいらっしゃいましたらこの度の件を成長の礎として、今後も皆様に私見ではありますがギターを学習していく中で役に立ちそうな情報をシェアさせていただきたいと思いますし、もしもご要望がない場合は変わりゆく世の中に騒音をまき散らすようなことは避けたいので当ブログの引越しの際の記事の選定と修正だけではなく封鎖も検討したいと思います。


たまたま検索にも引っかかるようになっているとはいえ、なにぶん弱小ブログでありますので皆様からコメントが頂けるかどうかは正直なところ僕にはわかりません。

残しておく価値や意義があるようでしたら引越し後に継続&過去記事は修正を施して残す、迷惑になっているようでしたらブログそのものの消去、反応がなくどちらでも支障がない場合は記事の選定と修正をして引越し&オリジナルとなる当ブログは検索対象から外すという流れになるのではないかと今の時点では考えています。

取り急ぎ、今回の検につきまして「反復後のリピートマーク」に関しての解説となるトピック「D.C.とリピートどっちが先?」に加筆修正させていただきました。

お時間のある時にご確認いただけると幸いです。


年末のお忙しいさなか、このようにお騒がせしてしまっていることをお詫び申し上げます。

僕の未熟さで皆さんの足を引っ張るようなことになってしまい申し訳ございません。

のんぎぃー

みなさん、こんにちは~。

気がつけば今年も感謝祭の時期が終わり、LAはすっかりクリスマスシーズンになりました。
今年もあっという間に年末ですね。

いかがお過ごしですか?

季節外れのご挨拶がすっかり定番になってしまった、
更新してるんだかしてないんだか微妙な線のブログオーナーこと、
のんぎぃーです。

年をとると月日が流れるのが早く感じると言いますが、本当ですね。
個人的には2015年の春からいきなり年末に早送りされたような気分です。

すぐに続きを書こうと思っていたのですが、前回のトピックから2ヶ月も過ぎていたとは驚きです。


ブログの更新をしようとしたところ、コメントをお寄せ頂いていたことに気がつきました。
その方は親切に僕が扱った内容の間違いを指摘してくださいました。

メール通知設定に不備があったようでコメントを頂いていても気がつけなかったことが今回わかりましたが、もし、僕がこの記事をアップしようとしなかったらしばらくの間そのままになっていたかと思うと恐ろしいです。

ご指摘いただいた内容は、ブログで扱う内容に僕自身が値するのかどうか考えなおす必要があるものでした。

その件につきましては、こちらに記事を用意しましたのでご覧ください。

 ー>「さらに理解が進んだ「反復後のリピートマーク」!! 知識のアップデートをお願いします!」



それでは、今日も本編を進めていきたいと思います。


前回のトピックでCメジャースケールの中指スタート3点を紹介させていただきました。

忘れてしまった方は、こちらをどうぞ。
ー>「「基本形」「4弦フォーム」「3弦フォーム」で1セット

さて、前回のトピックの締めで『秘められたポテンシャルの一端をお見せする』と書かせていただきました。

今回のトピックでは、そのことを解説してみなさんに「おぉ~!」と驚いてもらおうと思います♪

…って、言い過ぎですけど。 (^^;

でも、ミニマム3点セットの可能性とその実用性の高さの一端を感じ取ってもらえるのではないかと思います。


スケール表とか、関連本での解説、音楽学校での講義など、ギターで使うスケールに関して多くの情報や考察が巷に溢れかえっています。

僕もいろんな雑誌に目を通したり、スケール本を何冊か買って勉強したり、学校で習ったり個人レッスンで教わったりしましたが、きちんと消化できたかというと全くそんなことはありません。

たくさんの黒丸が並ぶスケール表を覚えるなんて期末テストに出る英単語を丸暗記するようなものに思えてしまいます。

悲しいことに試験が終わればすぐに忘れてしまうんです。

せいぜい覚えているのなんてメジャースケールを一つか二つ。
それとペンタトニックの6弦ルートと5弦ルートの2パターン程度。

僕みたいなギター弾きさんも多いのではないでしょうか。

しかも、それを音楽的に弾けるかといえば決してそんなこともなく、ソロの出番になればスケールの音を勘と耳をたよりにバラバラと行ったり来たりするだけ。


なのにキーボードプレイヤーは音楽的で説得力のあるメロディーをアルペジオを時折混ぜながら広い音域を縦横無尽に繰り広げていく。

こんな経験ありませんか?


一体この違いってなんなんでしょう?

楽器の特性の違いなのでしょうか?

それもあるかもしれませんが、僕はその原因の一端がスケール表にあるような気がしています。

スケール表を丸覚えしても、それをどう使うかまではなかなか分からないものです。

さらに言ってしまえば、その中でそれぞれの音の重要度の違いが見分けられないままで、結局変な音を伸ばして「あれ?変だな。」ってなったりして思うように自由になれないというもどかしさがあります。

どうやったら、スケールをもっと実際の演奏に役立てられるんだろう?

もっと音楽的にスケールで歌えるようになるにはどうしたらいいんだろう?

キーボードプレイヤーはどんな発想でああいうアプローチができるんだろう?

どうやったら両手に余るほどのスケールを覚えて使い分けられるようになるんだろう?

これは僕の長年の課題でした。

今も勉強中ですし、まだ取り組むレベルにまで達していない課題も山ほどあります。

でも、多少なりともそこをクリアしていくのに有効なツールを発見してからは、効率良くスケールを自分のものにできるようになってきていると実感します。

それが「のんぎぃー流ミニマム3点セット」として解説させてもらっているコンセプトです。

その飛び石の覚えやすさと実用性と展開力を少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいです。



では、今日の本題に入りましょう♪

爺さまになる頃には少しはキーボードも弾けるようになっておきたいなぁと常々思っていまして、この夏から腰を据えてちょっとずつキーボードの練習をしているのですが、鍵盤というのは音楽理論を理解するのに実に都合が良くできていますね。

スケールなんて1つの並びを覚えたら全音域で同じ形で使えます。

ギターと違って指を広げる間隔も一緒。
弦の太さや硬さからくる押さえにくさの違いもありません。

覚えたことを素直に演奏に持っていける楽器だなぁと、その完成度の高さにつくづく感心させられます。


ギターもこうだったら、どんなに楽だろう。


そう思うことなんてしょっちゅうです。


でもね、ある時ふと思ったんですよ。


このキーボードのコンセプトをギターに応用できないかなぁと。

全く別の楽器と考えずに、音楽を違う方向からアプローチしているだけで、表現しようとしていることは一緒。

ただ、そのツールの使い方が違うだけで、同じ音符を使って音楽を生み出しているのだと発想を変えてみたんですね。


最初に鍵盤ありき、指板ありきではなく、まず最初に音符ありきと考えてみたんです。

考えてみれば、演奏者にとってはごくごく当たり前のことなんですけど、初級者や中級者にとっては意外とそうでもない場合が多いのではないかと思います。

TAB譜なんてその最たるもので、とりあえずこのマニュアルに沿って押さえていけば曲になるよという、手っ取り早く形を仕上げるためのツールです。

仕事の場に例えれば、分かりやすいかもしれません。

新入社員を教育するとしてもサービスの本質を抑えるには時間がかかるし、深く理解するには経験を積み重ねていかないと到達できない。
でも、そこまで待っているわけにはいかないから、とりあえず表面上形式上だけでも行動できるようにしておこうというマニュアルのようなものだと思います。

マニュアル通りに動けばそれなりに対処はできるようになりますが、本質を理解していない対応では中身がありません。

本来なら、中身である「心」を表現するのが大切で、それが表面に現れたものがマナーだったり、親切な対応だったりします。

そして、そこから心が伝わり感動になっていくのだと思います。

心を尽くしてお客様に対応し、お客様に喜んでいただく。
お互いが喜びと感動という心の触れ合いで繋がり合えるのはとても素敵なことだと思います。

心がある人はマニュアルから自由に解き放たれることができ、また、意図しなくてもマニュアルにあることを体現していたりします。


心ない人はマニュアル通りに動いていても相手に不快な思いをさせてしまうこともあります。


マニュアルは、その意図する中身である「心」を理解できるようになるまでのツールやガイドブックだと捉え、さらにその先に踏み込んで人と心で繋がり合える存在に成長していくのが企業にとって望ましいのではないかと思います。



このように、経験や心がなくても形だけでも同ように動けるようになっておこうというのがマニュアルだとします。

*もちろん、資料や対応例という大事な面もありますから、マニュアルの意義を決めつけるようなつもりではありません。あくまでも、ここではマニュアルのこのような一面を例としてあげさせてもらいますね。


では、この例を音楽に当てはめてみましょう♪

TAB譜はその先に進むために手っ取り早く実際の演奏の場に身を置けるようになるためのツールだと言えると思います。

手っ取り早く効果的なツールですが、TAB譜にとどまっていては深みのある音楽を生み出すところまでは辿り着けません。

限界のあるツールなんです。

表現するべきは、その心であり、その心を表現する形を覚えるレベルに達するまでのツールに頼っていては先には進めません。

逆の発想をすると、先に進んだ人はそのツールを必要としなくなる、あるいは素早く未知の現象に対処するためのツールとして本来の役割に準じた使い方ができるようになります。

ツールに縛られるのではなく、ツールを自由に使えるようになるんですね。

物事をどちらから見るか、どこから見るかで、見えてくるものや受け取る印象は異なってきます。

この視点の違いは大切なことだと思います。


そして、さらに一段発想を広げて、ギターというツールを自由に使えるようになって、「心」を「音楽」という媒体として表現して(先の例で言うマナーや親切な対応)、あなたの演奏を聴いてくれる人と感動で繋がりあってもらえたらと思います。


そういうわけで、ここではキーボードとギターの垣根を飛び越えて、その先にある「音符」に向き合ってみたいと思います♪


鍵盤ではスケールは1オクターブ分を覚えれば十分です。
上にずっと登って行きたければ同じ配列を繰り返すだけですし、下にずっと降りて行きたい時も同じです。

でも、世に多く溢れているスケール表の形は不規則で、オクターブがどこで変わっているかも分かりにくく、そのスケールの上端や下端から先にどう繋げていけばいいのか困ることが多いです。

自由にスケールをの音を使えばいいじゃんと言われても予め用意された水槽の中で泳いでいるような感じです。

水槽から飛び出て音の海の中を泳ごうと思っても、なかなかそこから抜け出していくのは難しいものです。

でも、鍵盤にはその発想がありません。

キーボードプレイヤーは88鍵の音の海に最初からいるんです。

もしかしたら、今度はスケール表がマニュアルになってしまって、そこに囚われている間は水槽の中から外を見ているだけなのかもしれない…。


スケール表を飛び越えていくには、さらに一段高いところから物事を見る必要が、音を考える必要がありますよね。

そうです。
スケール表でスケールを捉える発想から、音符でスケールにアプローチしていく発想の逆転をすることでスケール表の水槽の外に出られるんです。

そうすることで、スケール表の外からの視点を手に入れることが可能になって、スケールをツールとして自由に使えるようになっていけるんですね。


今回のトピックでは、ミニマム3点セットを使って飛び石を幅広く展開していく入り口のお話しをしたいと思います。

一般的なスケール表に慣れ親しんだ方は既に縦方向の動きには強くなっていると思います。

ペンタトニックスケールなんて、その代表みたいなものですよね。

メジャースケールだって、マイナースケールだって、ど~んとかかってきなさい♪

そう、ギター弾きさんは縦方向には強いんです。


でも、同じポジションで対応できる音域って2オクターブが限界です。

もっと上へ、もっと下へって思った時に困ってしまうことってありませんか?

僕は典型的な横に動けないギター弾きでした。

キーボードプレイヤーが幅広い音域でソロを繰り広げるのに自分は使える音域が限られていました。

キーボードプレイヤーは右に左にと幅広く鍵盤の上を指が踊っていきます。
ギターと違って縦の動きはありませんが、横の動きは無限かと思うほどの自由さを持っています。

もっと自由にギターを弾けるようになるには自分も横に音を展開していけるようになる必要があると痛感しました。

じゃぁ、隣のポジションのスケール表を覚えて…。

もちろん、それもやってみましたが、なかなか覚えにくい上に「自由に」っていうのとはちょっと違ったんですよね。

言ってみれば、水槽と水槽の間にホースがあって、そのホースを通って隣の水槽に移動する感じです。

もっと自由に泳げるようになりたいのに、結局移った先も水槽という…。

この水槽を並べていくというのが一般的なスケール表を使った横への展開方法だと思います。

覚えきってしまえば強力なんでしょうけど、僕にとってはそれはカタチに支配されてしまう窮屈さを感じるものでした。

しかも覚えるのが大変でねぇ。

さらに困ったことに、ポジションが隣に移ると違うカタチのスケール表をイメージしないといけなくなるので音楽をしているというよりはパズルを解いていくような気分になってしまうという有様に…。

これを自由と言うのだろうか?

自由になるためには乗り越えないとけない壁が高すぎるなぁと途方にくれたものです。


僕と同じようなことを思われた方も少なくないのではないでしょうか?


僕がお話ししているミニマム3点セットは、この大きな壁を楽に乗り越えるためにという発想から生まれました。

実は、前回までのトピックの内容だけでみなさんは既に横へ楽に展開することができるようになっているんです。

信じられないかもしれませんが、嘘じゃないんですよ。

実際にかなり広い範囲をカバーできるようになってるんですよ。



論より証拠ということで、実際に試してもらってその展開力を実感してもらいたいと思います。


それではっっ!!!!!


のんぎぃー流ミニマム3点セットの恐るべき展開力の高さをご披露したしますっ!!!!



どどどぉぉぉ~~~~~ん!!!!!




では、まず5弦ルートポジションを1から5まで飛び石を渡ってみてください。

Cメジャースケール 5弦ポジション 1から5

はい、いつも通りの慣れた道ですね。


そこで、確認のために6弦ルートバージョンを1からオクターブ上の1まで渡ってみてください。

Cメジャースケール 6弦ポジション


これも簡単ですね。

では、ここで6からオクターブ上の1までの3つの飛び石だけを取り出します。

Cメジャースケール 6弦ポジション 6から1


ここで最初の5弦ルートポジションの1から5と6弦ルートポジションの6からオクターブ上の1を組み合わせます。

Cメジャースケール 5弦ポジションからの連携2


あら、不思議!!

こんなに遠くまで飛び石が繋がっちゃいました!!!



しかも、新しい飛び石を発見したのではなくて、今まで慣れ親しんだ飛び石を組み合わせただけで簡単に水槽の壁を乗り越えてしましました。

いえ、もう水槽の壁そのものが消えてしまったと言ってもいいかもしれません。

5弦ルートの2から6弦ルートの3へ飛び石を乗り換えることだって簡単です。

Cメジャースケール 5弦ポジションからの連携1


1オクターブという川を縦にも横にも渡っていけるようになりました。

え? 横には完全には渡りきれていないですって?


何をおっしゃいますか♪

こちらのトピックを思い出してみてください。
ー>「スケール編開始! スケール、それは川面を渡るように

実は既に横方向への渡り方はマスターしているんですよ。

ミニマム3点セットと横一列のスケール飛び石を組み合わせると、とんでもなく凄いことになります。

3弦ルートから4弦ルートへ

Cメジャースケール 3弦ポジションからの連携2

Cメジャースケール 3弦ポジションからの連携1


基本形を組み合わせるだけで、どれだけの範囲を飛び石で渡っていけるようになれましたか?

驚くべきは、この展開力をすでにあなたが身につけていたということです。


全く新しい飛び石をゼロから覚えたのではなく、積み木の重ね方をちょっと覚えただけです。
しかも、それはすでに身につけたことの一部を持ってきただけです。


前回のトピックでお話しさせていただいた基礎が重要だってこと、実感していただけましたでしょうか?

どうです?
高度な技も基礎の組み合わせだって思いませんか?


基礎をしっかりと一つ一つ積み上げてきただけで、今までとは別次元の世界に自分が入ってしまったような気がしませんか?

自分自身でさえそう感じるのですから、それをはたから見ている人はどう思うでしょう?


でも、あなたにとっては1つ1つの基本を身につけてきただけです。

こういうのって面白いですよね。

なんのマジックも無いんですよ。

トピックにしてほんの数回のお話です。

これから先の小さな基礎的な事を1つ1つきちんと身につけていくだけで、どれほどの高みに至れるのかって想像したらワクワクしてきませんか?

今まで見えなかったものが見えるようになり、想像していなかった世界に自分が既にいたって気づくなんて面白い体験だと思いませんか?


「あなたは指板の上に並ぶ音が見えるようになれます。」

もう何年も前にブログの説明に書いた文ですけど、やっとここまで辿り着けました。
更新が遅くて本当に申し訳ありません。

やっと、やっとこの言葉を実感してもらえるところまで来れたのではないかと思います。

辛抱強くお付き合いくださって本当にありがとうございます。

本編もやっと本格的になってきました。

これからも、この調子で時にグダグダに、時に驚きとワクワクにみちた感じで楽しくみなさんと一緒にギターや音楽を楽しんでいきたいと思って…いるのですが…。

ちょっと考える部分もあります。

冒頭で触れさせていただいた件の繰り返しとなりますが、よろしかったらこちらも併せてお読みください。
 ー>「さらに理解が進んだ「反復後のリピートマーク」!! 知識のアップデートをお願いします!」

では、次のトピックでお会いしましょう♪
 
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*当ブログは僕の個人的な見解によるものですので、
 僕が書いている内容が間違っている可能性もあります。
 なるべく間違いがないようにと心がけていますが絶対に正しいとは言えません。
 あくまでも参考意見程度にとどめておいていただければと思います。


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