金原ひとみ・・・アタラクシア

 
本の紹介。
望んで結婚したのに、どうしてこんなに苦しいのだろう。 
最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごしている翻訳者の由依。 
恋人の夫の存在を意識しながら、彼女と会い続けているシェフの瑛人。 
浮気で帰らない夫に、文句ばかりの母親に、反抗的な息子に、限界まで苛立っているパティシエの英美。 
妻に強く惹かれながら、何をしたら彼女が幸せになるのかずっと分からない作家の桂。 
「私はモラルから引き起こされる愛情なんて欲しくない」 
「男はじたばた浮気するけど、女は息するように浮気するだろ」 
「誰かに猛烈に愛されたい。殺されるくらい愛されたい」 
ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男女を、圧倒的な熱量で描き切る。
 
男は由依みたいな魔性の女にハマると抜け出せないのだろう・・・。
結局、人のことはわかりあえないし・・・。
何が正しくて、何が悪い事なのかも・・・人それぞれの価値観が違うのでズレる・・・。
人の気持ちを理解するのは難しい・・・。
 
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