釣行日記 令和釣行 | にくまれそうなNEWフェイス♪

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☆福岡県大牟田市の『Night in ニューフェイス』の情報や
気になる出来事なんかを気まぐれに更新しています。

平成は大変お世話になりました。
令和もどうぞ宜しくお願い致します!

そんな令和の最初、5月1日は釣り仲間3人で五島へ釣りに行ってました。
お手隙の方はどうぞお付き合い宜しくお願いします!

GWは基本ずっと仕事だったのですが急遽、釣り仲間の1人のトシさんが帰福されるとの事でしたので、渡船を押さえ職場のスタッフには土下座をして何とか許可を出して頂きました。

5月1日
今回は
10時〜翌9時までの瀬泊まり便です。
トシさん、ナオちゃんと佐世保はハウステンボス近くの船着場まで車で2時間。
釣り場まで船で1時間40分です。

すでに五島のクロのシーズンはひと月以上過ぎています。
しかしトシさんの言うこと絶対のパワーバランスがあるが故にそんなの関係ね〜です笑

最初に乗った瀬は「白崎」。

実釣スタートです。

撒き餌をパラパラと撒いて早速第1投…
モゾモゾっと竿先に変化。
まさかと思いながらも鬼合わせ!
嘘かと思いましたが本当に掛かっています笑
でも、すごーく軽い。
はい、コッパです。(手のひらサイズ)

コッパと言えど本命は本命。
令和のスタートに幸先がいいです。

しかしコッパばかりで中々サイズが伸びません。
潮も理想通りに動いてくれません。
3時間ほど粘りましたが離れて釣っているトシさんもナオちゃんもお手上げ状態。

しばらくすると見回りで船がやってきて
船『釣れましたか?』

Tetsu『いや、全くダメ〜…』

瀬変わりをするか、このまま潮が良くなるのを粘ってみるか…
元よりシーズンは終わっているのだ、粘って釣れんで後悔するより瀬変わりして釣れんがマシではなかろうか⁈
そう2人にも伝えて思い切って瀬変わりを決めます。

白崎の大きな岬を抜けてしばらく進むと洞窟のシルエットが幼きイエスを抱く聖母マリアに見える「ハリのメンド」と呼ばれている岬が見えてきます。
メンドとは五島弁で穴と言います。
ハリのメンドとは針の穴という意味です。

ちょっと小話。
若松島の里ノ浦のキリシタンは、明治初めの五島崩れの際、迫害を避けて船でしか行けない険しい断崖の洞窟に身を隠した。
ここに隠れていたのは、3家族12人。
約4か月もの間、洞窟で暮らしていたのだそうです。
しかし冬のある朝、煮炊きをする為、僅かな焚き火の煙により、通りかかった船に見つかってしまい、棄教させる為に捕縛されひどい拷問を受けたとの事。
この写真の「ハリのメンド」の岬裏側の位置するのが「キリシタンワンド」とよばれ、1967年入口に十字架と3mのキリスト像が設けられました。

小型船をチャーターするか、こうして釣りをしない限り、見る事も辿り着く事もできない貴重な聖地です。

そして私達はこの「ハリのメンド」に降りて夜を迎える事になります。

私の釣座。

撒き餌を効かせ、ここでも釣れるのはコッパばかり。
やはり時期が完全に過ぎてしまっているようです。
せめて足の裏サイズが来て欲しいのだが、そもそも五島サイズではない。

辺りが暗くなり出したので夜釣りのタックルに変更。

暫くすると電気ウキが海中にスッと消えた。
つかさず合わせを入れると何かが掛かっている。
水面に電気を灯すと暫く魚が寄らなくなってしまうので勿論無灯火でのやり取りです。
夜の太仕掛けに物を言わせて魚をぶり上げて後ろに向いて初めてここで電気を灯す。
イサキ君です。

しかも40㎝くらいあります♪
クロ釣りの外道ではありますが、これなら嬉しいお土産になります!

同サイズを5匹追加した後、ピタッとアタリが無くなります。
毎回思いますが、釣れる時合いは本当短いのです。

両サイドに離れて釣っている2人の釣果が気になるところですが、電気を点けて彼等の元に行く事も気が引けるので黙々と自分の釣りに集中します。

午後22時を回った所で今日一のアタリ!!
なんだこれはぁぁぁ〜!
凄い締込みです。
ドラグは緩めずにひたすら耐えます!
『頼む!デカオナガであってくれ〜!』
と頭の中で聖母マリア様にも懇願中。

さすがにこのサイズはぶり上げはできないので水面でバシャバシャとなった所で玉網も伸ばす。
『よっしゃ〜!入った。』
振り返って電気を灯す…
あれ⁈…
君は
イスズミたん⁈(ToT)

又の名を「猫またぎ」。
50㎝を超える大きなイスズミでした。
くちょ〜。
これがオナガだったら〜と悔しんでみる。

アドレナリンを放出仕切ってしまい、食事もとらずここまで頑張ったが同時にモチベも下がる。
よし、食事にしよう。

食事の用意をしていると2人ともそれに気付いて集まってきた。
ここで状況を互いに知らせ、トシさんはアジばかりだそうで、ナオちゃんはキンギョばかりだそうです。
ポイント毎で全く異なる魚種が釣れているもんだな。

さて、私はインスタントグリルとも呼ばれる、使いきりタイプのバーべキューコンロを持ち込んでいたので磯の上で簡単BBQでもてなします。

ナオちゃんからはカップ麺の差し入れ。
そして乾杯です。

すっかり夜中は寒くなり気温は12度。
このまま頑張って釣るか、それとも寝るか。
あのまま瀬変わりしていなければ釣れていたのか⁈
と頭をよぎる…
人間とは愚かだ。

暫く海の中を休ませる為にも寝る事にします。


寝袋はdeuterのオービット。

仮眠するだけなら十分です。
ただでさえ多くなる荷物。
限られた荷物でしか渡礁できません。
磯の上で快適に寝る事などハナから望めないのです。

さて5時間は寝たでしょうか?
外に出てみると遠くでナオちゃんのウキが水面に見えていた。
もう始めている様だ。
トシさんの様子は私の場所からは確認できない。

早速私も朝まづめに期待して頑張ってみよう!
数投仕掛けを手返ししていると、ウキが少しだけ変化したのがわかった。
少し穂先に聞いて誘いを入れるとHIt!

重量はあるが本命ではなさそうだ。
首を振っているのがわかるので真鯛なのか?
そんな想いで玉網でようやく魚を収め掬って見てみると…

50近いヘダイちゃんの登場(^^;;

この後に一度だけ物凄いアタリがあったが、5号の道糸を豪快に飛ばされてTheEnd。
買ったばかりの電気ウキ、今後はウキをアクセサリーにしてしまったであろう魚も二度と水面に現れる事はなかった(ToT)
朝まづめのウハウハタイムはこうして過ぎて行ってしまった。

回収時間は9時なので8時になった時点で納竿とした。
片付けも終え時間通り9時に迎えがやってきた。
帰りの船では3人とも疲れて爆睡していました。

眠っていたのであっという間に佐世保の港に到着です。

他のお客さん達も厳しい釣りになっていた様です。
クーラーは五島釣行⁈と思わんばかりの軽さです。
五島遠征過去ワースト釣行になってしまいましたが、令和一発目からまさかの釣りに行けた事はトシさんナオちゃん、職場スタッフの寛容な⁈お陰です^ ^

当初お客様に召し上がって頂こうと思った魚は貧果の為にありませんでしたが、次回は梅雨グロシーズンでリベンジを果たしたいと思います。

残りGWは馬車馬の様に働き、帰ってきてはバタンキューでござました。
来週辺りからは私達も休みを頂き、長期キャンプに出撃したいと考えております。



love&peace thx...