2019年06月23日 08:00

洋楽インターミッション 

bto
 え〜、全く盛り上がらない映画ネタが10日ばかり続きましたので、今日は洋楽ネタでなんとか盛り上げようと思います。(さらに訪問者が減りそうですな・・・)

さて、今日も10日前と同様に全米ナンバー1ヒットにまつわる裏話を紹介したいと思います。
今日取り上げる曲はオジサンの大好きなバックマン・ターナー・オーバードライブの1974年のナンバー1ヒット、「恋のめまい」です。

彼らは三枚目のアルバムを録音中で、収録予定の8曲が完成したため、レコード会社の重役に聞かせたところ「魔法がない」という評価を下されます。これはラジオでかかって売れそうな曲がないということで、彼らは別の曲を収録するように求められます。
そこでリーダーのランディ・バックマンは「もう一曲あるんだけど、ジョークで録音した曲で、弟に贈るために吃って歌ってますし、シャープしたりフラットした、最後は笑ってしまっています」と説明した上で聴かせたのが、「恋のめまい」でした。
ところがかの重役はこの曲が気に入り、ヴォーカル部分を録り直すことを条件にアルバム収録を認めます。そこでランディはヴォーカルを録り直そうとしたものの、「フランク・シナトラのようになってしまい」うまく行かず、結局は最初の録音のままでアルバムに収録されました。
アルバムが発売されるとラジオ局では「恋のめまい」がかかるようになり、やがてレコード会社の要請をランディが渋々認め、シングル発売され、彼等にとって唯一の全米ナンバー1ヒット曲となります。

後にランディは「ポール・マッカートニーのような大物がいなくても、ミリオン・セラーらナンバー1レコードを出せることがわかった。ナンバー1ヒットを書こうと思ってもできやしない、魔法は自分の手でつかみ出すんだ」と語っています。


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