舞台でご活躍中の生徒さん。俳優のお仕事をされています。
「声の仕事が入ったので、滑舌を治したいです。」とお越しになりました。
昔から、さ行やざ行、た行が苦手で、発音のしづらさを感じていたとのことですが、
舞台などは、大きく声を張るため、何とか誤魔化し今まで過ごしてきたとのこと。
生徒さんの仰る通り、声の仕事になると、発音はかなり重要で、誤魔化しがきかないため、
早急な改善が必要。
生徒さんも、収録が始まるまでに何とかしたい、とのことで、早速滑舌トレーニングを開始です
トレーニング中、舌を鍛えるため、舌に負荷をかけながら滑舌のトレーニングを行いますが、
舌が右往左往。笑
頭では分かっていても舌は右往左往。笑
舞台でお仕事をされているのですが、舌が思うように動かない・・・これには理由があります。
舞台の場合は、お腹から声を出す、とにかく声を張って出す、という練習が多いため、
お腹から出す空気や力の勢いを借りて、舌を動かしていることが多くあります
そのため、本来、発音に必要な舌の筋肉自体が上手く使えず、発音が不明瞭になります。
特にさ行やざ行の発音は、「s」「z」の鮮明さが重要で、サッ!ザッ!と息の勢いを使って発音することは、雑音の入る原因となりますので、注意が必要ですが、
多くの方が「息の勢い」が必要だと間違った認識でトレーニングを行なっています。
滑舌トレーニング【さ行の発音理論】の通り、改善のポイントは「s」「z」「t」をいかに鮮明に出すか、です。
また、「舞台は声を張るので何とかなるのですが・・・」というお悩みは、舞台俳優の方から一番よく聞くお悩みです。
生徒さんも、上記のように、勢いを使って発音していたため、舌を100%で使いきれていない状態。
滑舌良く話すためには、舌をコントロールすることが重要なため、ビシバシと滑舌トレーニングを行いました。
トレーニング中は、
「舌がつりそうです・・・」とやはり歓喜の悲鳴。笑
ジャス特有のソフトスパルタな?笑、滑舌の練習後、文章をお読みいただきますと、
「さ行が軽いです」と生徒さん。
ブラボーです
この時点では、さ行の滑舌練習は行っていませんでしたが、基本的な舌の位置を整え、舌を鍛えたことで、言葉全体が言いやすくなった、という流れです。
正しい発音の位置でトレーニングを行うと、必ず滑舌は改善されるものです。
生徒さんの言いづらさの原因は下記によるものでした。
・発音の位置がズレていた
・舌に力が入り過ぎていた
・舌の形
この状態で、さ行のトレーニングやざ行のトレーニングを行い、
何とか無事に収録を終えた生徒さん。
収録の際の調子を伺うと
「発音がしやすかったです。仕事前に来られて良かったです」とのこと。
嬉し限りです
何とか、間に合って良かったと私は、ホッと一息。笑
と息をつく間も無く、
「今度舞台が始まるんですが・・・」と、次なる課題が。
どんどん苦手な言葉を克服している生徒さんは、
次の舞台に向け、改善真っ只中です
完全に発音を固定し、お仕事で活かせるよう、引き続き、滑舌トレーニングを頑張って頂きたいと思います
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