こんにちは、明聖です。

これを記載しているのは朝なんですけど、きっとアップするときには昼前になっているのであいさつはこんなもんで。

 

あの旅から1週間経とうとしていますが、今週は何故か体調不良がでまくってます。

 

特に眠いです。睡眠がこんなにもすばらしいと実感します。この旅はそんなにひどかったかなぁ・・・

 

振り返るために今日も書き込みます。

 

 

 

【大洲城】をあとにして、来た道を引き返すようにしてきたのはこちら

 

 

まぁ、やっぱり愛媛と言ったら伊予柑ですよね。という主張を万遍なくしてくる路面電車。僕は広島以来かな。

 

ということで、【松山市】に到着。まぁ、路面電車に対して免疫がない僕らなんで、道路的にどうすればいいのか・・・?という疑問が鳴り響いた。

 

「ITくん、路面電車の道路で運転は大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ!なにせ、僕の住む東京でも路面電車のところあるんで!」

 

こいつ、やっぱ生きる力高いわ。

 

 

なんとか駐車場をみつけ、目的地の【松山城】へ。

松山城にはロープウェイかリフトを使って上り下りができる。ちなみに坂道を登っていくことも可能。僕らは気づかずにチケット買ったけど。

そんなわけでロープウェイで行くことにしたのだけど、なぜか乗れないリフトを一生懸命掃除している係の人。

 

「なんで彼らは使えないと言われているリフトを一生懸命掃除しているんだろう」

 

「きっとあれですよ!これからの冬シーズン、スキーに向けての点検ですって!」

 

ほぼ満員のロープウェイ内で僕の疑問にボケで返してくるITくんはすごいと思うよ。僕、笑い死んでしまう。

 

ブログ内で言っておく。城を拠点としたスキー場だったら、毎年行ってるぐらいにすごいわ。

 

結局はリフトの定期点検だったそうで。

で、降りてから少し歩くと見えてきた2枚目の写真。これこそ、とある漫画で拝見したかの有名な俳句ポスト。

 

「ちなみにITくん、正岡子規って知ってる?」

 

「僕の脳内には全く!記憶にございません!」

 

今日日の中学生の模範解答を地で答えてくれる彼は、本当に僕の良き反応者でもあります。

 

さて、この後は正岡子規の解説をしたり、石垣を見てはITくんに無茶振りして、いきなり「組体操、扇の2人目!」と爆笑させてきたり。

しかし、ここも山道・・・というか城まで遠い。

 

 

歩いて着いて、いざ目の前にするとその迫力に驚かせられる。ここまで立派に、そしてなんかワクワクするのは久しぶり。

出来事はそこそこあったのだけれど、ダイジェストで。

 

・ITくんと搦め手門

ITくんと大きな門を通ろうとした時、奥に搦め手門があった。そこでITくんに何気なく問題を出してみた。

 

「この門には工夫がされています。それはどこでしょう」

 

「え!この門ですか・・・」

 

まるで某少年探偵団のように腕組みして考えるITくん。そしてなにかひらめいたように手をパーン!と叩き、答えた。

 

「奥に門があって、そこから敵をはさむように攻撃できる・・・どうでしょう!」

 

「おー・・・正解です」

 

「きましたよ。僕の時代が!」

 

いや、今年から令和だよ。

 

・ITくんと小天守閣

確かここだった思うんだけど、立ち寄ってみた時にはお客さんが一人もいない状態だったので、ITくんになにかやってみるとお願いしてみた。

そしたらノリノリで「僕に任せてくださいよ!」と言ってくれた。

てっきり僕は、彼と僕に共通で話題になる『恋はスリル、ショック、サスペンス』を踊ってくれるのでは・・・なんて思ってた。

 

しかし彼はそれを遥かに超える、小天守閣で三点倒立を始めた!(ちなみに彼は運動得意じゃないです)

 

あまりの衝撃に爆笑しながら写真を撮った。そしたらブレブレだった。

 

・ITくんと鉄砲狭間

ITくんは僕と行くたびに、何かしら1つお題を持ったようにチャレンジ精神にあふれる人間である。

今回の旅では城を多く巡ろうということは事前に決めてあったので、それに合わせたお題を行った。

 

それが鉄砲侍・ITくん

 

そう、戦国の世にいた火縄銃の担当になりきってチャレンジするというものだった。むろん、先に紹介した城でもしっかりやってくれた。

ここでもやってくれたのだが、道中で『火縄銃をもって、実際に体験してみよう』みたいなコーナーがあったのだ。上にある写真はそれを体験している1シーン。顔が見えてないから大丈夫・・・かな?

 

「ははぁ・・・まさしくこのITのチャレンジを後押しする企画ですねー。これはやらねばなりません!」

 

今までは折り畳み傘を火縄銃に見立ててのチャレンジだったが、今回はレプリカをもってのこと。

 

「これが・・・戦国の空気ですか!!!」

 

いや、だから今は令和だよ。

 

・槍、やばくないですか!?

4枚目の写真の時だったか、ITくんは槍をみてはおぉ・・・と感嘆の言葉をもらしていた。

彼の戦国時代に対する知識は専ら戦国バサラと戦国無双のみ。それを加味して僕がちょくちょく補足説明をしているのが旅の鉄則。

 

で、この槍を見た時に。

 

「あぁ、これ。真田幸村の使っている槍ですわ」

 

と言った。別に幸村だけじゃないんだよなーと思いながらスルーしようとしたら、隣にいた別の観光客(女性2人)がITくんの言葉を拾ったのかいきなり。

 

「これ!幸村の槍なんだって!」

 

「すごいじゃない!」

 

きゃっきゃし始めた。もちろんITくんは気づいていない。僕はこれほど恐ろしい伝言ゲームはないな、と思った。

ちなみにITくんはその後、写真にあるめちゃ長い槍を見て、やばくないっすか!を連呼していた。

 

 

そして天守閣までついて、記念写真。この城まできてようやく判明したのだけれど、何故か愛媛県は城の周りにやたら学校を建てたがる。

どこだが忘れたが、城から間もない距離に小・中・高が合計で5~6校ほどあったときにはなんのために乱立しているんだって思うほどにあった。愛媛県は学区とかないのだろうか。

 

ちなみに城を堪能して、帰り道では伊万里焼についての問題をITくんに出していた。解けそうで解けないこともあっただろうか?

リフト(1人乗り)に載っている時も後ろから大声でトライ&エラーを繰り返し聞いていた彼はホントすごいと思う。ちなみにすれ違ったロープウェイの人たちに見られてた。

結局問題は解けなかったので、缶コーヒーを一本おごってもらった。

 

最後の写真、加藤嘉明の解説をして【松山城】関連は終了。天気も怪しかったけど、もってくれて助かった。

そうそう、その話を終わった後にITくんにこの人に挨拶して、次行こうか。と言ったら、OKです!と言ったうえでこう言い放った。

 

「感謝の意を込めて、僕がこの御殿様を守る侍になりますわ!」

 

そう言うと、彼はこの銅像の前で足軽のポーズをした。そのポーズもおそらくバサラか無双からの流入だろう。

 

「これはひどい」

 

大体彼が何かして写真を撮った後、笑いながら僕が言う固定セリフがこれである。決して彼を蔑ろにしているのではなく、彼のセンスと行動力に脱帽と敬意を払っての言葉です。

 

 

最後にやたら狭かったコインパーキングから脱出するために観光できていた中国人の方とどっちが先にでるんだ!選手権をしながら、無事脱出。時間も現地の中学生が下校しているぐらいの時間だったので、今夜の宿に向かうべく、また車を転がし始めた。

 

 

今回はここまで、ではでは。