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週1回と月1回の間違い
公開. 投稿者:骨粗鬆症.この記事は約1分2秒で読めます.
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ビスホスホネート製剤の用法間違い
ビスホスホネート製剤の用法の処方間違いというのをたまに見かける。
特にリセドロン酸(ベネット/アクトネル)には週1回製剤と月1回製剤があるので頻度が高い。
商品名 | 一般名 | 規格 | 用法 |
---|---|---|---|
フォサマック/ボナロン | アレンドロン酸 | 5mg | 1日1回 |
アレンドロン酸 | 35mg | 週1回 | |
ベネット/アクトネル | リセドロン酸 | 2.5mg | 1日1回 |
リセドロン酸 | 17.5mg | 週1回 | |
リセドロン酸 | 75mg | 月1回 | |
ボノテオ/リカルボン | ミノドロン酸 | 1mg | 1日1回 |
ミノドロン酸 | 50mg | 4週1回 | |
ボンビバ | イバンドロン酸 | 100mg | 月1回 |
一般名処方で来た場合に、「アレンドロン酸錠35mg 月1回」「ミノドロン酸50mg 週1回」といったひっかけ問題が生じることがある。規格と用法でピンと来ないことも多いので、なるべく覚えるようにする。
週1回製剤と月1回製剤を間違える、というタイミングについては、まず上記の「処方箋発行時点」、次に「調剤時」、そして事務員による「処方箋入力時」がある。
薬剤師が監査として重要視するのが、「処方箋が間違いないか。疑義照会の必要がないか。」そして、「調剤した薬が間違いないか。患者に間違った薬を渡してないか。」といった点。
そして抜け落ちるのが、「用法入力間違い。印刷物の記載間違い。」なのである。
調剤監査システムを採用している薬局でも、薬の総量の確認はしても、用法の確認まではできないからである。
薬袋を確認し、週1回の薬が月1回になっていないか、月1回の薬が週1回になっていないか確認する必要がある。
もし間違っていたとしても、患者はシートの記載を見て、医師の話を思い出して、間違った飲み方を回避できる可能性は高い。
しかし、薬局の信頼は失墜するだろう。
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