本を読めば国語の点数が上がるか? | 慶応大卒の学習アドバイザーが白状します!「中学入学前、私の偏差値は29だった」

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こんにちは、KEIです。



普段からよく聞かれる質問の中に、
「本を読めば国語の点数は上がりますか?」というものがあります。



聞かれるたびに思うのですが、
答えようがない質問です。


というより、キツイ言い方をすると、
「的外れな質問」です。


その理由を説明していきます。





「正確に迅速に文章を読む」というスキルは
国語に限らず、全ての科目で必要なスキルです。


どの科目であっても、問題文を読んで、
出題者が求める回答を導き出さなくてはいけないからです。


国語であっても、理科であっても、数学であっても、
どの科目でもそうですよね。



だから、「文章を読む練習」は受験勉強をする上で
必ず必要な事になります。




この「文章を読む練習」は、スポーツの場合であれば
「走りこみ」に相当すると私は思っています。



例えば、
サッカーを考えてみましょう。


どんな人でも、必ず練習メニューの中に
走りこみがあります。


それは、アマチュアであってもプロであっても
同じだと思います。必ずやっています。




では、質問です。


「走って走って走りまくれば、
サッカーが上手くなりますか?」



どうでしょうか?
上手くなりますでしょうか?



多分、走っただけでは、
サッカーは上手くはならないと思います。


では、上手くならないのなら、
走りこみはしなくてもいいのでしょうか?



そんな事はないと思うのですよね。
必ず走りこみは必要です。どんなスポーツであっても。


どれだけ高い技術を持っていたとしても、
試合が終わるまで走りきるスタミナがなければ試合では使えないからです。



仮に、あなたがメッシと同じレベルの
技術を持っていたとしましょう。


でも、試合開始5分でスタミナ切れして交代する選手だったら、
監督は試合では使わないでしょう。





先ほどの質問に戻って考えると、


「走り込みをすればサッカーが上手くなりますか?」という質問に対しては、
「いいえ、上手くなりません。」という答えになります。


そして、「なら、走りこみは不要ですか?」という質問に対しては、
「いいえ、走りこみは必要です。」という答えになります。




「本を読めば国語の点数が上がりますか?」という質問は、
これと同じ事を言っているのですよ。



どれだけ問題を解くテクニックが優れていたとしても、
試験時間内に正確かつ迅速に問題文を読み切るスキルがなければ、
それは受験では使い物になりません。


そして、問題文を正確かつ迅速に読むスキルは、
普段から文章を読む練習をしていないと身につきません。


だから、普段から文章を読むという習慣は
必ず必要になります。



しかし、本を読んだからといって、
それだけで点数が上がるわけではありません。


試験で点数を取るためのテクニックを身につける練習が、
文章を読む練習とは別に必要になるのです。



サッカーだって、走り込みとは別に
テクニックを身につける練習をしていますよね。


それと同じ事です。
何も不思議な事ではありません。




最後にまとめると、


「本を読めば国語の点数が上がりますか?」という質問に対しては、
「いいえ、それだけでは点数は上がりません。」という回答になります。


そして、「なら、本を読む必要はないですか?」という質問に対しては、
「いいえ、読んだ方がいいです。」という回答になります。



今日はこんな感じです。
それでは、また!



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