現在、12歳以上の1回以上ワクチン接種率70%越え、65歳以上93%、一番少ない20代でも50%以上、12歳以上10代60%です。

若い人は重症化率が少ないですから、副反応を懸念して打つのをためらっていらっしゃる方も多いと思います。実際問題、12歳以上は11月時点で2回接種終了者が80%に達するかどうかですので、これ以上の接種はかなり難しいと思います。当院でも、10/7から新規予約者が極端に減ってきました。大規模接種では11月終了を10月終了に閉鎖を早めています。ファイザーは10月で終了ですので、11月から個別接種も余っているワクチンのみです。

そうなると、10月中に1回目の接種をしないと今年中に2回目を打てるめどはありません。

 ですから、2回の接種終了を希望する場合は10月中に接種しないと、1回だけの接種になります。もちろん、1回でも打たないよりは感染予防、重症化予防効果はありますが、未接種者と比較した場合、2回接種者が1/100とすると、1回のみ接種だと1/50のような感じです。

 第6波がおこるとするとみ接種者です。未接種者は12歳未満の300万人+12歳以上の人口の20%の2340万人、つまり、2540万人から、始まります。2回接種者のブレークスルーも可能性はありますが、1/100の数ですし、重症化しませんからほぼ安心です。

未接種2500万人はかなりの数ですので、6波が起きても不思議ではありません。小児は感染しても症状はほとんどありませんから、そこから、多数の感染者が出ることはありえます。高齢者でも初期に打った人たちは年末年始にかけて、接種後8か月ぐらいになる可能性もあります。重症化や死者数はワクチン接種群はほとんどありませんが、未接種群には頻度は少なくてもある一定の割合で起こります。

 ワクチン接種が良くないことだと信じていらっしゃる人がある一定数存在するのは残念なことです。感染しても受け入れるのであれば、大切な人を失っても仕方がないと本当に割り切れるのでしょうか?当院での1回目の接種は10月18日に終了します。他の施設でも10月中に1回目の接種は終了します。

 でも、1回でもよいからワクチン接種をしておいてください。

そのほうが、重症化率は低いです。来年になれば、交差接種で他の種類のワクチン接種も可能になるかもしれません。その時に2回目が打てる可能性もあります。ですから、11月の2回目だけの接種の時に、1回しか打てないのを理解してくれた人には一人でも多く接種するつもりです。今の感染者減が続くことを願っています。