ミミとマリーの二匹と楓は年齢が違いすぎ、
一緒に遊ぶことはありません。
ミミとマリーがギャンギャン鳴きながら遊んでいるのは、
楓には「うるさい」ようで、
ミミとマリーが遊び始めると、めったに吠えない楓が
「ぅわん!わん!」
と吠えます。
その吠え方が、
「うるさいわ!ガキ」
と、電車内で騒ぐ子供に、
乗り合わせたおっちゃんが、
我慢に我慢を重ねた挙句、
遂に文句を言う感じにそっくりで、
明らかに「うるさい」と言っているのが、
バウリンガルなしでわかるほどです。
そんな楓だから、子犬たちには無関心で、
子犬のことは何も見ていないと思っていたのですが。
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楓はミミと相性が良くなく、たまに喧嘩になります。
喧嘩になれば、
マリー相手だと手加減するミミも、
↑マリーとミミ
楓が相手だと、ちょっと本気を出します。
てか、本気を出さないと、楓が相手だと、
自分が負けて怪我をしてしまう危険がありますから。
実際、子犬の頃、ミミは楓に血まみれにされています。
全て皮膚までのかすり傷でしたが、
楓が牙でかすったすべての皮膚から血が出ており、
結果として血まみれでした。
すぐに治ったとはいえ、
やはり一人の人間として、血は見たくないので、
楓とミミを分けることにしました。
で、引き戸が3つ重なった部屋の、
2つの引き戸の前に衣装ケースをたくさん並べて、
↑ちなみに三枚引き戸の写真のあるサイトのリンク。宣伝ではないです。
楓が内から出られないようガードして、
他の二匹と分けていました。
最初は
「衣装ケースがたくさんあって、
壁を作っているから、
ここから外には出られない」
と納得していたのか、
外に出ようとすることすらしなかった楓。
ところが、ある日、私が、
衣装ケースの狭い隙間に入り込んで、
ギャーギャー喧嘩しているミミとマリーを、
つい、内側の引き戸を開けて、
「そんな狭いところに入っちゃダメ!」
と、叱ってしまったんです。
もちろん、ミミとマリーは、
衣装ケースの狭い隙間から、
楓を隔離している部屋の中に入り込んでしまいました。
人類最大の不覚・・・
そして、その様子をじっと見る楓・・・
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それ以来、楓は、
「衣装ケースの隙間から入り込める=隙間から出て行くことができるんだ」
と学習してしまったらしく、
閉じ込められていた部屋の内側の扉をガラリと開けて、
衣装ケースの隙間をスルッと抜けて、
フツーに隔離部屋の外に出るようになりました。
鍵付きのケージの扉の鍵を破壊して脱出するミミ、
チャックを内側から強引に引き下ろして脱走するマリー、
そしてフツーに扉を開けて、
衣装ケースの隙間から部屋を出る楓・・・
みんな、日々成長しています。
そして、うちの「喧嘩しかしないワンちゃんズ」、
リビングに全員集合。
楓とミミとマリーが元気で長生きできますように