竈門山 伝教大師最澄の渡唐 六所宝塔跡 | OH!江戸パパ

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宝満山とは言えこの六所宝塔跡までは車でもいけます。竈門神社に登る山道をそのまま真っ直ぐにいきます。

803年伝教大師最澄は1年2ヶ月に及ぶ出航待ちの大宰府で宝満山竈門山寺(竈門神社付近)に籠もり遣唐使船4台の無事を祈り4体の薬師如来をつくりました。帰国後に六所宝塔造営を発願されました。実際に建立されたのは933年に沙彌證覚(しゃみしょうがく)により建立されました。今ある石塔は近年に天台宗により建設されました。
 
実際に唐に辿り着いたのは、弘法大師空海が私費で留学生として乗船した第1船と、正式な国の僧として参加した最澄が乗船した第2船だけでした。当時の遣唐使の成功率は50%程度でした。
 

安西筑前宝塔院跡と考えられている本谷礎石群
 
貝原益軒は筑前續風土記の巻之七に書き記しています。「伝教大師有智山寺の辺りにおいて宝塔院を建つ。これ六所宝塔院の1つなり。いわゆる六所宝塔院は、安東上野宝塔院、安南宝塔院、安西筑紫宝塔院、安北下野宝塔院、安中山城宝塔院、安惣近江宝塔院これなり。」
 
 弘法大師空海や伝教大師最澄が航海した遣唐使船。角川グループが建造した模擬船でエンジンも積んでいて、実際に中国まで行きました。私も停泊した状態で乗せてもらいましたが、横揺れで安定性は弱いようでした。
 

【比叡山にある六所宝塔の総塔の東塔】

法華総持院東塔は、六所宝塔と呼ばれるこれらの総塔です。塔名にある「法華」とは釈迦の教えであり、「総持」とは密教、すなわち大日如来の教えを指します。法華総持院東塔は天台の教えそのものを体現した空間です。この塔に比肩する塔が全国6ヶ所にありました。

 

 

九州国立博物館が休館日なのを忘れていて太宰府まで行き気がつき、宝満山登山を思いつきました。 まだ宝満山入山口はここからです。
 

 

 宝満山頂上まで1kmあたりで力尽き引き返しました。次回は体重を減らして挑戦したいと思います。