ブリンディシの記事を書きましたが、ブリンディシに行ったのは、そこより先の町に、夜、行くため。
レッチェ県、トリカーセ Tricase。
イタリアをブーツにたとえた場合、かかとにあたる、地の果てのような、サンタ・マリア・レウカにほど近い町。
夫は、そこまで遠いと思っていなかったようで、こんなに遠いなら、行かなかったかもと言ってましたが。
ちいさな町、トリカーセに、Monte Orco という小高い丘があって、そこには、プレセーペ・ヴィヴェンテのための公園のような施設があります。
アンドレア・リッツォという人が、自宅で、1976年に、始めたのが、始まりで、今では、町を挙げての大イベントとなっています。
全国放送のテレビで紹介されていたので、行ってみたいと思いました。
ちなみに、今シーズンの、プレセーペ・ヴィヴェンテの日程は、12月25日、26日、28日、29日、1月1日、4日、5日、6日です。時間は、17時から20時30分。
行ったのは、最終日、1月6日。
入場は、無料です。
200人ほどが、イエスキリストの誕生に関わる人物や、伝統的な職業人に扮装し、2キロほどの行程があります。
キリストが生まれた、ベツレヘム。
入る人と、出る人で、分けられていて、完全に、一方通行になっていました。
というのも、驚きましたが、すごい人でした。
こんなに混んだ場所は、イタリアでは、初めてか、ぐらいの混みよう。
入り口に到着するまでに、かなりかかりました。
やっと、中に入ったら、いきなり、すごい大きな池があって、びっくり。
上から、滝のように、水が流れています。
池の上から。
すごい人だと、わかるでしょう。
当たり前のように、本物の動物が。
いろんな手仕事をしている人がいて、ここは、陶器作り。
ユダヤの王宮かな。
どこの部屋にも、暖炉があります。
やぎがいたり。
靴職人。
ここも、滝のようになっていました。
銅製品を作り人。
丘の上なので、町がきれいに眺望できます。
石臼を弾く、ろば。
こちらは、ローマ人ですね。
水があると、コインを投げたくなるのか、いっぱい入ってました。
ちなみに、ところどころで、寄付は、募ってました。
ローマの兵士と馬。
ろばは、大活躍。
織物をする人。
池の上の方に戻ってきました。
最後は当然、キリストの誕生です。
こどもがたくさんいるのは、なぜと思ってしまいました。
本当の家族かもね。
すごく混んではいたけれど、すべて、一方通行なので、混乱は少なかったです。
雰囲気は、クリスマスらしい音楽が流れていました。
マテーラのプレセーペ・ヴィヴェンテに行ったときは、聖書にちなんだ説明もあったような気がするけれど、そういう説明は、一切、なかったです。みんな、わかっていることだから?
ちょっと、テーマパークみたいな感じでした。
ちなみに、ここは、特に大規模で、日数も多いですが、プーリア州のかなりの町で、プレセーペ・ヴィヴェンテは、行われます。
もちろん、ほかの州でも。
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