コインには裏と表があります。
裏だけを削り取ったら、その時点ですでにコインではなくなります。
表だけ削り取ってもそれは同じです。
夜が明けたら朝になる
雨が上がって晴れになる
光があれば闇がある
片翼だけの飛行機はどうやったって飛べないのです。
光の中に闇を見る人は、闇の中にも光を見い出せる人です。
光だけ見て闇を見ようとしない人はマヤカシにやられて闇に取り込まれる人です。
闇の何たるか知ろうとすれば闇に一歩近付くしかありません。
闇に近付けば近付くほど否応なく闇に触ることになるでしょう。
夜が明けたら朝になる
雨が上がって晴れになる
光があれば闇がある
片翼だけの飛行機はどうやったって飛べないのです。
光の中に闇を見る人は、闇の中にも光を見い出せる人です。
光だけ見て闇を見ようとしない人はマヤカシにやられて闇に取り込まれる人です。
闇の何たるか知ろうとすれば闇に一歩近付くしかありません。
闇に近付けば近付くほど否応なく闇に触ることになるでしょう。
自分の中にある闇を見ることが出来なければ当然ながら自分の中にある光も真っ当に見ることは出来ません。
どちらか一方だけで成り立つものではないからです。
『ジキルとハイド』という物語があります。
人間の中から化学的に善だけを有意に取り出そうとする男の話です。
ってことは「このジキルという男は人間の中にある善と悪を分別可能なモノとして捉えていた」ということになります。
その考え方自体がそもそも無理があるんじゃないでしょうか？
1日の中の夜と昼を別モノとして分けるようなモノだからです。
不自然で無理があります。
それでも、物事の光と闇を分別して光の部分だけを抽出しようというやり方が今も世の中のあちこちで行われています。
特に日本ではその傾向が強いように見受けられます。
例えば政治は政治、経済は経済、哲学は哲学みたいな感じでね…
最近「今だけ・金だけ・自分だけ」って言葉をよく耳にします。
それは日本史に基づいた歴史観や生きることの意味を考えるという意味での哲学が欠如した結果表れる現象ではないかと愚考するのです。
森羅万象様々なモノが色んなカタチて繋がっています。
繋がっているがゆえにまた新しい現象が起こるのです。
映画のターミネーターじゃないですが、過去に生まれた人や出来事が、やかて世界の歴史を変えたら変えなかったりするなんてことも現実として十分あり得るのです。
時間と空間と次元は深く強く繋がっています。
世界のすべてが繋がっていることをまず認識することが、より良い未来へと繋がるための第一歩です。
この国では、専門分野を分別して何でも狭く細かく深掘りするのが頭がいいと勘違いしている人が多いような気がします。
私は頭がいいってのはどれだけ俯瞰して物事が見られるかだと思っています。
簡単にいえば「顕微鏡より望遠鏡」って感じです。
関連記事 ジキルとハイドの物語を現実のモノにしたがる人々 - 『クリアー整体ヒーリング』です
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