昨年から長期にわたってブログ更新が停滞していましたが、あけおめことよろです。
2020年も気になる古生物イベントの情報がいくつかあります。
マンダイプレズンツ ティラノサウルス展 T.rex 驚異の肉食恐竜
2020年7月18日から9月6日まで 大阪南港ATCホールにて開催。ティラノサウルスの復元全身骨格が5体もあるそうです。そのうち1体は日本初公開標本だそうです。とにかくティラノサウルスについていろいろな角度から展示されそうです。ティラノサウルス以外にもトリケラトプスのロボットなどがでてきます。トリケラトプスなど恐竜を含む、同時代の動物化石とかも展示されるのでしょうか。
また、展示方法も独特なものになりそうです。
マンモス展 その「生命」は蘇るのか
2020年3月14日から6月14日までは名古屋市科学館、7月31日から9月21日までは大阪南港ATC Garellyにて開催。マンモスや同時代の動物の冷凍遺体などといった化石や、マンモス復活のプロジェクトについて展示されます。2020年2月23日までは福岡市科学館で開催されており、昨年(2019年)の6月7日から11月4日までは日本未来科学館で開催されていました。
ヨコハマ恐竜展2020
2020年7月18日から9月6日までパシフィコ横浜で開催。福井県立恐竜博物館のコレクションの展示会になりそうです。ここ最近福井県立恐竜博物館は日本各地でPR活動を行っているようですが、これもその一環でしょうか。
企画展 大絶滅
4月5日までふじのくに地球環境史ミュージアムで開催。始まったのは昨年の11月30日からです。過去数回起きた生物の大量絶滅の最新の情報についての展示だそうです。
ペルーの対岸 東海地方にもいた!インカクジラの先駆者たち
3月1日まで生命の海科学館で開催。始まったのは昨年12月8日からです。生命の海科学館に展示されている、2016年に学名がつけられた化石クジラ、インカクジラにちなんで東海地方のクジラ化石などが展示されています。インカクジラについては生命の海科学館のこのページをご覧ください。
水戸の大地の成り立ち 水戸140億年史
2月9日から3月15日まで水戸市立博物館で開催。水戸市の歴史を宇宙誕生から2億年後までの壮大すぎるタイムスケールで展示します。
ティラノサウルスの子供「ジェーン」の全身復元骨格などが展示されます。
若きティラノサウルス ジェーン
3月1日まで丹波竜化石工房ちーたんの館で開催。昨年12月21日からです。篠山層群からティラノサウルス類の歯が発見されてから10周年の記念に開催されました。上述のジェーンなど、ティラノサウルスに関するイベントです。
以上気になった古生物関係イベントを紹介してみました。中でも特に行きたいのはATCのティラノサウルス展とマンモス展です。同じATCでほぼ同時期に古生物展をふたつもやると競争にならないのでしょうか。もっとも、いずれも主催に関西テレビが関わっていますが・・・。
これまではイベントでしたが、新規にオープンする古生物関係の施設もあります。
教育福祉総合センター アキシマエンシス
2020年3月28日、東京都昭島市にオープンするそうです。 アキシマエンシスの名は昭島市で1961年に全身骨格が発見された160万年前のクジラ、アキシマクジラ(学名はエスクリクティウス・アキシマエンシス Eschrichtius akishimaensis)からきています。
エントランスにアキシマクジラの全身復元骨格が展示されるほか、アキシマクジラの実物化石が展示されたりするそうです。アキシマクジラについては昭島市のこのホームページをご覧ください。
2020年に入ったとはいえ、年度としてはまだ2019年なので、今後も新情報は入ってくるとは思います。福井県立恐竜博物館など、2020年にはいったい何が開催されるのか気になります。