<桜とツツジが同時に咲く地や小さな渦の中を通る船>
昨日、フジテレビ系列で「世界が感動する!日本のスゴい春絶景37連発」を放送していたので、セレクト記事「みんなが感動する!四国のスゴい春絶景5連発」をお届けしたい。尚、過去の春絶景や花絶景のセレクト記事で取り上げたスポットは、できるだけ除外するようにした。
1発目・来島海峡の渦潮/愛媛県今治市
番組での説明は忘れたが、春と秋の大潮時に渦潮の大きさが最大になる、ということで(?)、鳴門の渦潮が取り上げられたと思う。
鳴門の渦潮より渦が小さく、外国人観光客も鳴門程ではないが、日本三大急潮の一つ、来島海峡の渦潮も同様に春と秋の大潮時、渦潮が巨大化する。
そして鳴門よりいい点は、観潮船が小さいので、渦潮を波しぶきがかかるほど、至近距離で見られ、迫力が感じられること。
以前の記事で説明したように、この渦潮を陸地から見るには、小型バイクや自転車、徒歩等でしか、しまなみ海道からは上陸できない馬島の渦ノ鼻が最適。二つ連なる海蝕洞門を抜けた地だが、満潮寄りの時間帯は不可。島にはグランピング施設あり。
詳細記事→隧道型海食洞を抜けると洞門が!馬島(しまなみ海道)
2発目・松山総合公園の八重桜とクルメツツジ/松山市
この公園も複数回、記事では取り上げたが、園内の桜は約1,000本。ソメイヨシノの開花時期は一般的な時期と同じだが、八重桜や黄緑色の桜、御衣黄(ぎょいこう)は4月中旬でも楽しめる。
そしてその時期は、園内各所の紅やピンク、白等のクルメツツジが咲き誇り、桜とのコラボが楽しめる。
ツツジ越しのフライブルク城は絵になる。園内からは松山城も望見できる。御衣黄は考古館前の池沿いに咲いている。
詳細記事→松山市街地随一の絶景地はツツジの絨毯と桜がまだ見頃
3発目・月見山の桜とツツジと陸軍壕/香南市
土御門上皇ゆかりの月見山にもソメイヨシノとヤマツツジが同時に約2,700本咲く。やはりツツジは園芸品種ではない方が、趣がある。
開花時期は通常のソメイヨシノと同じなので、休日は今週末がラストか。
過去記事で説明したように、この山には陸軍の四国防衛軍第155師団第451連隊本部を設置していたことから、山中には山砲やカノン砲の竪穴壕や各種横穴壕が存在する。
詳細記事→2,700本の桜とツツジが同時に咲く陸軍山砲陣地の山
4発目・高尾木山のミツバツツジと麓の芝桜/香川県三豊市
過去に説明したように、海軍の探照灯陣地跡が残る高尾木山は4月上中旬、広範囲にミツバツツジが咲き誇る。
一ヶ所に纏まって咲いている訳ではないので、写真では群生の様子が伝わり難いが、実際に山を登ると次々に現れるので、退屈はしない。
瀬戸内海の展望が優れ、潮風を受けながらハイキングできるのもいい。
登山口の一つがある麓には芝桜スポットもあり、視界一面に濃淡のあるピンクの絨毯が広がる。登山コースは→海軍陣地の山はミツバツツジ銀座
5発目・不動の滝カントリーパークの桜/同市
三豊市の一番の桜スポットは、外人客も多い紫雲出山だが、天空の鳥居の麓にある不動の滝カントリーパークは、そこまでの混雑はない。
ソメイヨシノは約500本。園内を流れる川には鯉のぼりが渡されている。
桜と落差50mの不動の滝とのコラボは絵になる。滝のすぐ前の橋から飛瀑を間近に鑑賞できる。
不動の滝から流れる川は途中で不動池となり、川の中の島へ橋が架けられているが、その付近の池面は桜の花びらで埋め尽くされる。
斜面にはチューリップも植えられているが、現在は数が増えているものと思われる。写真撮日は15年前の4月10日。
詳細記事→香川県随一の桜の絶景と水面を埋め尽くす花弁と火縄銃演武
去年、桜は兵庫県でのみ鑑賞したが、今年は花見しないかも知れない。それはある芸能人の先祖が処刑される前に辿った街道の踏査を考えているため。しかし実際に行うかどうかは分からない。
実際に行って欲しい、という方は下のバナーを是非。