廃墟だった桜名所が新装開園~シトラスパーク瀬戸田~ | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

<去年迄はスライダー・トンネルをくぐれたが>

2015年から休園していた尾道市しまなみ海道生口島にあるシトラスパーク瀬戸田は、休園中も桜の時期だけは入園できていた。が、去年8月にリニューアルオープンし、今年、8年ぶりに施設が営業している状態で桜の時期を迎える。

 

しまなみ海道に桜の名所は少なくないが、園内のソメイヨシノや大島桜も約800本と、本数は多い。当方は施設が営業中に入園したことはないが、去年の4月9日の休日は、花見客は数えるほどで、芝生広場等で弁当を広げる客も皆無だった。

が、今年は4月1日と2日は屋台も出るので、活気がある程度戻ると思われる。ただ、広島県外在住者の中には、リニューアルオープンしたことを知らない者もいると思う。

 

桜はイベント広場、芝生広場、ふれあい広場周辺に咲いており、休園中は指定ルートのみ、巡ることができたが、展望台等への立入りは禁止されていた。施設が営業中の現在は自由に散策できるのではないかと思う。

当方は立入禁止か否かの判断が外観ではつかなかった「食の館」の2階のテラスに上って、桜越しの瀬戸内海の展望を愛でたが、木製の床板が腐り、踏み抜いた箇所もあった。

園内のスーパースライダー(1回200円)は再開されているかどうか分からないが、桜のトンネルを滑り落ちるから気持ちいい。当方はゴール地点からスライダー廃線跡(?)を遡り、桜のトンネルとスライダー・トンネルをくぐり、スタート地点へと上った。このスライダーが再開されてなければ、スライダーコースへの立入りは禁止されている可能性が高い。

今年は芝生広場その他の広場にレジャーシートを広げて、マスクを外して花見する客が沢山いるものと思う。またかつてのような賑わいを取り戻すことができればいいのだが。→公式サイト

ところで前々から思っていたことだが、しまなみ海道の各島は、観光のポテンシャルが高いにも拘わらず、淡路島と比べるとレジャー開発があまり行われていない。兵庫県と広島県の経済格差が影響しているのか。

サイクリストに取っては素朴な方がいいとは思うが、交流人口の増加ということを考えると、もう少し開発が進んでもいいように思う。

そんなことはさておき、花見を楽しみたい、という方は下のバナーを是非。


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