「絶対無理!」と思った人やモノほど、なぜか逃げられない不思議 | 日本文化、世界の歴史・健康・ミライにチャレンジ
2025-01-13 12:03:18

「絶対無理!」と思った人やモノほど、なぜか逃げられない不思議

テーマ:見えざる脳、無意識

皆様こんばんはいかがお過ごしでしょうか。最近点と点が結ばれて線になっていく様が感じられるようになってきました。今日は、メガネのレンズを変えに出かけてクロスバイクを楽しみました。冷たい風が心地良かったです。




さて、皆さんも経験ありませんか?初対面で「この人だけは絶対に無理」と直感的に思ってしまう瞬間。もしくは、新しく試した何かが「これ、私の性に合わない」と即座にジャッジされること。なのに、そういう「無理!」と思った相手やモノほど、後々になって不思議と人生に深く関わってくる。なぜなんでしょう?宇宙のいたずら?それとも人間心理の仕業?


今回は、その「逃げられない関係」の謎をちょっぴり皮肉を交えつつ紐解いてみたいと思います。


第一印象の“嫌い”は本能的防御反応⁉

私たちが直感で「嫌だ」と感じるのには理由があります。それは、本能的に自分を守るための防御反応。たとえば、嫌な態度を取る人や自分と違う価値観を持つ人に出会うと、その違和感に不快感を覚え、脳内で「これは危険信号だ」とアラートが鳴るのです。

しかし、ここに一つの落とし穴があります。直感は、過去の経験や固定観念に基づいていることが多いので、実はあなたの偏見が作り出した幻影かもしれません。つまり、「絶対無理!」と感じる理由が、あなたの内側に潜んでいることもあるんです。


なぜか巡り合う“絶対無理”の法則

人生は皮肉なもので、「嫌だ」と思ったものほど、何度も繰り返し目の前に現れることがあります。まるで「お前が嫌いと言ったな?でもこれが課題だ、受け取れ」と言わんばかりに。

これは一体なぜなのでしょうか?


① 成長のためのチャンス

人生は不思議と、苦手なものを通じて成長のきっかけをくれることがあります。例えば、苦手な同僚と一緒にプロジェクトを進めることで、自分に足りないものに気づいたり、意外な一面に気づいたりすることがあるのです。結局、嫌だと思っていたものが「実は学びの宝庫」だった、なんてことも。


② 心理的投影

「嫌だ」と思うものや人の中には、自分が無意識に隠している性格や価値観が反映されていることがあります。自分の中にある「見たくない部分」を相手に感じているだけだった、というケース。これが分かると、逆に「なんだ、自分も結構似た者同士じゃないか」と笑えてきます。


③ 感情が強いほど記憶に残る

「無理!」と思う感情は強烈なので、心に刻まれやすいです。その結果、記憶に残り、意識的にも無意識的にもその存在に引っ張られてしまいます。これが「逃げられない」感覚を生む原因の一つです。

“見えないからこそ良い”という贈り物

でも実は、「絶対無理!」と思った相手や状況に出会うことには、もう一つの面白い側面があります。それは、「見えなくていい現実」を教えてくれること。

例えば、細かい欠点や、些細な違いに気を取られてしまうのは、ある意味でエネルギーの無駄遣いです。年齢を重ねて老眼になり、手元のシワや細かい字がぼやけて見えたとき、「これぐらい見えなくてもいいのかも」と感じたことはありませんか?「絶対無理!」と思った人やモノも同じで、その全てを理解し、克服しようとする必要はないのです。むしろ「ぼやけたまま」が心地よく、許容できる余白を生む場合もあります。


嫌いが好きに変わる瞬間もある

最後に、人生の妙をもう一つ。最初は「嫌い」だった人やモノが、時間とともに「なくてはならない存在」になることってありませんか?それは、最初の抵抗が薄れたとき、私たちがその本質を受け入れられるようになるから。

例えば、苦手だった同僚が、あるとき自分を助けてくれた瞬間に「意外といい人だな」と思えたり。最初は嫌いだった食べ物が、ふとしたきっかけで「実はめちゃくちゃ美味しい」と気づいたり。こうした転換点もまた、「絶対無理!」と思った相手やモノに逃げずに関わることで得られるものです。

🌟人生の小さな皮肉を楽しむ

結局、「嫌い」と思うものほど、何度も人生に登場するのは、成長や学び、そして視野を広げるための巡り合わせ。だからこそ、最初の印象だけで全てを決めつけず、少しだけ心の余白を持ってみると良いのかもしれません。

「絶対無理!」と思ったものが、もしかしたら未来の大切な存在になるかも。そんな人生の小さな皮肉を、少しだけ楽しんでみませんか?