益子直美さんが45歳の時に不妊治療を卒業されたというニュースを見て、私も色んな事を思い出しました。
その中で一番そうだったな・・と感じた事
>>「不妊治療なんかやめちゃえば。そしたら奇跡的に妊娠するんじゃない?」という友人の言葉に傷ついたこともあり、
という部分。
全く悪気なく、この手の事を言う人すごく多いですよね。
言い方は違えど、
「治療止めてみたら妊娠した人いっぱいいるらしいよ」とか
「治療がストレスになって逆にできないんじゃない?」とか
不妊治療を長年頑張ってる人、特にある程度の高度な治療まで進んでいる人にとって、こういう言葉がすごく傷つくと言う事を知らない人すごく多いです。
確かに治療止めた後まさかの自然妊娠、という人がいるのは事実かもしれません。
でもあくまで奇跡であり、
子を授かった事のない人にとっては、、
例えるなら、本気で生活が困窮しお金に困っている人に「宝くじ買ってみたら1等当たるかもよ」と言っているのと同じくらいのレベル。
もちろん言う方に悪気はなく、むしろ一生懸命励ましてくれているのが分かるだけに余計辛く苦笑いしかできない。
私も本格的に治療していた5年間で一番言われて嫌だった言葉であると同時に、一番言われた言葉かもしれない、と思いました。
言う方も相手を傷つけようと思って言ったわけでもなく、言葉を選んだ上で出てきた言葉。
だからこそ、こういう言葉が傷つくんだよ、、ということが少しでも広まればいいなと思います。
治療の卒業を決断するのはものすごい覚悟が必要だっただろうなと思います。
私自身も終着点は決めていました。
27歳から治療を始めましたが、35歳で卒業する事を主人とも決めていました。
35歳は一般的に言えば不妊治療をする上ではまだまだ若いと言われる年齢ですが、区切りを決めておかないとどんどん病んでいく、笑えなくなっていく、闇に堕ちていくような自分が怖かったです。
それほどまでに精神的負担が大きい治療でした。
もちろん金銭的にも・・・
毎日病院に通い、毎日のように一万円札が消えていく・・・
(私は自己注射ではなく通っていました)
働いても働いてもあっという間に無くなっちゃうんです。
それも怖かった。
35歳まで、と決めてその後の子供のいない人生設計もしっかり計画していました。
思いっきり稼いで、全部趣味に費やしてやろうと思ってました。笑
結果的には私は授かる事が出来ているので、
こういうブログを書くのはどうなのかなと思いましたが・・
治療中の人ではなく、治療の経験のない人の目に留まればなと思い書いてみました。
読んでる人少ないですけどね。。笑