林業、ハルダー製orOH工業製、ショックレスハンマー(矢打ち)[山人2024]-其の21- | 望創家、蜃気楼が如く

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「やりたくないことをやっている暇はない」


 

『ハンマーも、かなり投資してます』

 

(※以前人柱で購入したPBのショックレスハンマー)

 

 

『こんな中身…パワーが出ません』

 

(※画像をお借りしております。静かなパワーって感じなショックなレスなハンマーでした)


世界の

 

「一方向から見続けたってダメだ。常に物事は多角的に、そして、飛躍的に。そう、場合によっては自らがそこから脱して、己自身を省みることをしなくてはダメだ」

 

と呟く身動きが取れなくなってユンボから降りてタバコをすう先輩に「だから切り株を乗り越える時は慎重にって言ったじゃないですか」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。

 

本日の大分県山間部は曇り。隙あらば雪が降ってきそうな天気な気温な一日でした。来週からマイナス4-5度ぐらいになるそうなので、山ではヒャッホーできそうな感じです。

 

皆さんの地域は如何でしょうか。

 


 

『左:望創家仕様のハルダー製ショックレスハンマー頭径70mm』

 

(※右:既製品のハルダー製の頭径70mmの全長370mm。望創家仕様は全長約520mm)

 

さてはて、全世界の山人の皆さん、伐倒シーズンになりましたね。

 

現在望創家が新加入している林業部では、望創家が伐倒時に使っていた[ハルダー製:ショックレスハンマー][クサビ(小)]が使われるようになりました。

 

(※伐倒講習ではないですが、望創家なりの伐倒中に、その両者の有効性が仲間に伝わりました)

 

一応大分県で[ショックレスハンマー普及委員会]をしているので(自称)…嬉しい限りでございます。

 

 

『一般的には頭径60mmが好まれますが…』

 

(※仲間はコチラを使ってます)


『望創家仕様の頭径70mmのパワー、最高ですよ!』

 

望創家仕様は頭径70mmの柄の長さは約520mmですが、仲間内では頭径60mmのノーマルの柄の長さと、望創家仕様と同じぐらいの柄の長さ予定(柄交換待ち)の計2本、使用されるようになりました。

 

『長さ700mmぐらいが使い勝手がいいみたいです』


本当ショックレスハンマーだけは[人を選ぶ]ので、昔ながらのレジェンド先輩の多くは、矢打ちにハスクバーナのアックスや土佐ヨキなどを好む方が多いです。

 

現在そこまで大きな木を伐っていないひとであれば、オノ系で1kg前後の重量で「なるべく軽く」と思っていれば、普段からわざわざ重いショックレスハンマーを持つ必要性は確かにない気がします。

 

 

『頭径50mmからはじまり、70mmまできました』

 

 

『柄の交換も…3回しました』


そんな中、やはり、ショックレスハンマー、いいですよね。特に初心者には

 

伐倒に慣れない最初は[ツル幅の適正を図る]ので、多めに残すことをまずは目指すと思います。そこにショックレスハンマー…打ちやすいですよね。

 

新しい仲間に望創家予備のハルダーのショックレスハンマーの頭径60mmを渡したので、自身の新しい予備に…と[ショックレスハンマー]と検索をかけたら…

 

「?!?!?…日本製??」

 

ですです。


前からちょっと気になっていた[日本製のショックレスハンマー]、思わず、ポチりました!

 

もうお馴染みの[人柱]

 

そりゃぁ、国産でハルダーのショックレスハンマーと同等ぐらいなパワーや使い勝手があるなら、日本贔屓しますよ!

 

(※一応[和洋折衷]な精神と考え方を持っていますが、基本的に日本贔屓でございます)

 

 

その名も[オーエッチ工業(OH)株式会社]の日本製のショックレスハンマーです。

 

どうして、このOH製に目をつけたかと言いますと…結局ハルダーのショックレスハンマーは…

 

「柄を長くしたいひとにはハードルが高い」

 

ということが一番のネックでして、既存の柄の長さで満足できる方には問題がないのですが、柄を交換したいひとには、1-2時間かかる作業でして、しかも新たな柄を購入し、一発勝負で柄をつくりあげなければいけません

 


 

『左:ハルダー製ショックレスハンマー頭径70mm(全長約520mm/重量2.3kg)

中:ハルダー製ショックレスハンマー頭径70mm(全長約820mm/重量2.7kg)

右:OH製ショックレスハンマー頭径60mm(全長約800mm/重量2.9kg)』

 

(※遠心力を求めて…4本目、柄を替えました。つまりは…頭径70mmの2本目も購入したということですよ…)

 

しかーし、こちらOH製のショックレスハンマーは…

 

こんな感じになっています!

 

(※画像はOH様HPのカタログよりお借りしております)

 

ハルダーのショックレスハンマー頭径60mm相当の径級(重量)でいくなら…

 

[OS-60 #4][全長600mm(ハ:370mm)[頭径53mm(ハ:60mm)[重量1.7kg(ハ:1.7kg)です。

 

どうです!柄を長くしなくても、元から長いのです!

 


 

『ハルダーのサイズ表です』

 

(※HPよりお借りしております)

 

気になるサイズは[ヘッドの長さ]です。

 

OH-60 #4 の場合のヘッドの長さは[184mm]あり、これはハルダーの頭径60mm[145mm]より長いので、単純に考えたら長い方が威力が増します。が、実際がどうなのかというお話ですよね。

 

(※要は小鋼球の数と重さでしょうかね。それに勢いが加わるので助走が長い方が威力は増すのかなと)

 


 

『OH製ショックレスハンマーの構造です』

 

(※HPより画像をお借りしております)

 

上記の構造を見る限りハルダーと一緒なので…、実際は?


そして…

 

「柄がどのようにつけられてるか」

 

だと思われます。

 

ハルダーに関しては、もう経験値は相当にあるので、OH製のショックレスハンマー…柄の強度が気になるところです。

 

折角[柄の長さ]と[国産]でOH贔屓となりポチッとした経緯がありますので、これらの部分を省エネ研究していきたいと思っています。

 

そこで!

 

ハルダー製ショックレスハンマー(望創家仕様)

 

 頭径:70mm

 全長:530mm(既成品:370mm)

 ヘッド長さ:150mm

 重量:2.3kg(既製品:2.2kg)

 

OH製ショックレスハンマー(OS-70 #6)


 頭径:60mm

 全長:820mm(使いやすい長さに切ります)

 ヘッド長さ:207mm

 重量:2.1kg(2.6kg)


この2つの似通ったスペックのショックレスハンマーを使い比べをと思い…。

 

(※これ以上の重量は本当に重いです。使い勝手な利便性を考え、OH製もこのサイズを選びました)

 

果たして、結果は…

 


 

『OH製ショックレスハンマー上部』

 

(※クサビ留めで尚且つ、ヘッドを貫通でした)

 

コレって…ヘッドの中の小鋼球はどんな風に移動するんだろうと単純に思いました。

 

振った感覚は「球は小さめ」と思いました。その小さい[球]が柄を避けて移動なのか…いくら人柱とはいえ…いきなり柄を切る気にはなれず…

 

「クサビタイプは苦手」

 

と食わず嫌いな意識があり…結局現場では未だ使用しておりません(汗

 

ただ、重量とヘッドの大きさが思った以上にあったので、多分普段使いをするならOS-60 #4がいいと思いました。

 

OS-60 #4

全長:600mm

頭径:53mm

ヘッド長さ:184mm

ヘッド重量:1.7kg(全重量:2kg)

 

 

全長600mmあるので、最適な長さだと思います。

 

あとは柄を留めてるクサビの抜けと柄の強度の問題ですよね。それと既製品の柄はニスか何かが塗られているので[滑り止め]が必要だと思います。


とにかく、林業で使うならOS-60#4がイイと思います。柄が長かったら[切ればイイ]ので!

 

OS-70#6を購入するならヘッドがコンパクトなハルダー製の頭径70mmを購入し、柄を自分で付け替えた方がイイと思います。

 


 

『ハルダー製はコンパクト。OH製は大きい、その分パワーはありそうですが…』

 

(※OH製のショックレスハンマーの柄に付属しているのは、先端の打撃部交換時に使うピン抜きです)

 

そんな望創家、4本目の柄の交換(頭径70mm)、最短時間更新であります!

 

そんなコツも今回は[ショックレスハンマー特集]ということで公表です!

 

(※いつのまにか[特集]に…)

 

今回は…

 

 

こちらの丈夫そうな[樫のヨキ用の柄]にしました。

 

ヨキ用なので先がテーパーになってい、軽く両端をノコギリで5mmちょっと切り落とし、あとはディスクサンダーで角を丸め、厚さをゆっくり現物合わせで追っていったら楽につくれました。

 

 

『38mmな縦(入口は広めでも中は狭く35mmです)』


 

『横(厚さ)は19mm』


 

『①まずは4mmのピン抜きでロールピン抜き』


 

『ロールピンを抜いたら、いよいよ…』



『②ハイ、スパーン!』


(※ここまで来たら、後戻りができません)

 

 

鉄工ドリル準備!(10-15mmぐらいがいいと思います)』

 

 

『③底にあるアルミクサビまで彫り進めるよ!』


 

『何ヶ所か穴を開けたら…』

 

 

『④鉄工ドリルで縁に沿ってグリグリー!がコツ!』

 

(※つまりは鉄工ドリルを挿したまま縁沿いに残ったヒッコリーの残骸を鉄工ドリル側面で削るのであります)


 

『⑤ラジオペンチで最後はアルミクサビをもぎ取る!』

 

(※この作業がたったの5分です。鉄工ドリル10mmでグリグリ作戦)


 

『コレが例の柄です』


 

『テーパーがかってます』

 

 

『約78mmの深さ』


 

『⑥両端を5mmほどノコギリでカット』


 

『⑦あとは地道にディスクサンダー(木工ヤスリ#240ぐらいで)で削り出し』


 

『⑧側面部分もゆっくり削り出しで厚み調整しながら…』

 

 

『現物合わせをこまめに…キツめを意識して…』


 

『入りました…が、初めての失敗…緩めに…』


 

『⑨いつものボンドで補強兼ショック軽減兼隙間埋め…』

 

『林業ではこのボンドがあると便利です』

 

 

『イイ感じ』


 

『⑩3.5mm-4mmぐらいの鉄工ドリルで穴あけをして、ロールピンを入れ戻してください』

 

(※望創家はいつもボンドで隙間埋めして直ぐにビニールテープで覆います。ロールピンの上もです。付け根に水気が入らないようにし、腐り防止です)

 

ここまでで1時間弱でできました。新記録です。

 


 

『やっぱり、ハルダー製はいいなぁ…可愛い⭐︎』

 

(※OH製は、とにかく重々しいです。持ち歩きの携帯性が悪い。OS-60の話です)


今日改めて思いました。

 

「望創家はハルダー製の頭径70mmで生きていく」

 

と。

 

それはヘルメットの省エネ研究時と一緒で、

 

「カスクのヘルメットから浮気しません」

 

と。

 


『ヘルメットの省エネ研究も結構続きました』

 

 

『暫くは省エネ研究費が足りないので自粛』

 

如何でしたでしょうか。

 

是非OH製のOS-60 #4を購入され使用される方、望創家にコメントでレビュー発表お願いします。

 

望創家は来週以降に開催予定の伐倒祭で、今回新しく柄付けした全長820mmの頭径70mmの遠心力がどこまで上がり、伐倒作業(矢打ち)が楽になるのか?省エネ研究をしたいと思っています。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

Ciao!

 

追記:

 

文字制限いっぱいで更新苦労が…

 

いつも最後までお付き合いありがとうございます!

 



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