『冬景色から春っぽく田んぼも変わってきました』
(※道具のメンテ日和です)
世界の
「そのうち俺らはいなくなり、自然淘汰され、大きな林業会社だけになりそうだよな。で、少子高齢化で日本人もいなくなる。怖いよ、そんな未来が」
と職場で呟く先輩に「最早先輩はいてもいなくても変わらない存在になりつつありますよ」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。
本日の大分県山間部は晴れ。今朝方霜は降りてましたが冬晴れで気持ちの良い晴天。野良仕事が捗る天候です。いえいえ、早く家をつくりなさいって話です。
皆さんの地域は如何でしょうか。
『アーモンドの芽も出てきました』
(※昨年は一粒収穫)
さてはて、皆さんもご存知の通り、望創家は見た目以上に繊細で(苦笑)、お肉料理が身体的に得意ではありません。
(※嫌いとかではなく…身体が基本的に受け付けないというヤツです。なので「肉が食べたい!」と思ったことはありません)
イノシシやヤギ、シカなどの不飽和脂肪酸系のお肉は得意ですが。
子ども時代に千葉県は外房沖に育ったのもあり(←関係ないですね!)、亡くなった母がよく、
「ゾウさんはあんなに大きな身体をして、力もあるのに、草しか食べてないでしょ」
と口癖のように言っていたのもあり、植物性タンパク質がメインで、それに玄米と魚が主な食事でした。
(※ゾウさんはゾウさんです)
それもあり…お肉を食べたり牛乳を飲んだりすると消化器系が弱いせいか、うまく消化できずにお腹を直ぐに下したり、何時間も胃がもたれたままで辛い状況が続きます。
それに加齢もあり、脂物(油物)も同じで、量も食べられなく、直ぐに胃もたれし、気持ち悪くなります。
(※お菓子が好きなのに、チップス系のお菓子がダメです。スイーツ男子なのに生クリーム系もダメになりつつあります)
そ・れ・な・の・に!
何ヶ月かに一回は食べたくなるのは、フライドポテト、なんですよね…が、食べたあとには、勿論後悔するんですよね…(苦笑
(※食べたいと思うときは、ドラッグストアで売ってる冷凍のを購入し、身体に優しい油でサッと揚げて食べてます)
『ユーカリもどんどん伸びてきてます』
(※6mぐらいはいってそうです。台風でも倒れず、マイナス10度越えても枯れず、強いです)
そんな望創家の身体を支えてる、魚や野菜、そして自然。そう、第一次産業の皆さんのお陰で、この望創家が存在できております。
その第一次産業とは、農業、酪農畜産、漁業、そして林業のことを言い(詳しくはwebで!)、その第一次産業の後継者不足が近年、特に騒がれております。
(※どの産業も問題を抱えておりますが…)
ウチの近所には、トマト農家さん、菊農家さん、牛屋さん、椎茸農家さん、米農家さん、林業屋さんがいます。
(※基本的にトマトと椎茸はもらうものです…。お米は玄米30kgを農家さんから購入。8年前は8,000円。現在は13,000円に)
トマト農家さんは、3-4月頃から作業がはじまり、11月頃までほとんど休みなしで作業を続けられてます。そのあとに一気に3-4ヶ月まとめて休む方もいらっしゃいます。
菊農家さんもトマト農家さんと同じように、働く時期が決まってい、休みなくその時期が過ぎるまでズーッと働いています。
牛屋さんも、椎茸屋さん(菌床)も休みなしで一年中働いています。
(※望創家がいつも言う[島時間]を皆さん、持ってます)
その中で、林業屋さんは、特に天候に左右され、逆に言えばその分他の産業に比べたら休みも取りやすく、最近では月給制も増えてき、梅雨時の収入安定化が進んできました。
(※望創家は日給月給制を選んでいるので、梅雨時は家ごとを進めるつもりで、休みが多くなって収入がなくても割り切っています。なので普段から節約…)
『クスノキ…寒すぎて葉っぱが変色中』
(※今冬はちょっと冷えました)
第一次産業は、
「のんびり、自分のペースで生きていきたいけど、天候や自然環境に左右されるから…」
そんなイメージに、多くの人は安定ではなく[不安定]と感じるのかもしれません。
確かに、大きな集合体(グループ/企業etc)になった第一次産業は、利益を出せ、給与も安定的になり…機械化され…
「それって、どうなの?」
と私でしたらなります。
第一次産業の特権って、
「暑いも寒いも感じられ、太陽と共に生きる」
ことができることなのかなって勝手に思っているので…。
仕事と[生き方]を分けたいひとには第一次産業は向かないのかなと思います。
(※それを一緒に考えた結果が[大企業]なのかな…)
『ここから自然の力で復活するか』
(※切らずに見守ります)
私たち人間って、自然、好きですよね。
(※田舎や自然にいる虫は嫌いなひとは多いですが…)
ひとの生き方や好きなこと、興味は強制できません。
「制約されざる人間」
皆、何かに向かい、その何かは、極論[己の幸せ]に通じてる何かだと思います。
その[何か]を求め、自分が[楽しい]や[面白い]という興味を感じるものが、第一次産業の何かであったら、今の望創家にとっても嬉しいことであります。
この自然が、川が、水が、空気が、海が、緑が、私たち人間にもたらす影響、計り知れないと思います。
そこに自らを投入させ、自然の一部に自身の生活の一部になるような生き方を模索できたら、多分この第一次産業もひとが増えていくのかなと思うのですが…
現在は時代の流れというか、政府の愚策とまではいきませんが[外国人]が…助かってるひとは多いとは思いますが、その反面…、今後が物凄く心配です、[双方]にとって。
(※田舎の建築現場で働く外国人に…見ていると勝手に悲しくなるような扱いに見えます…林業の現場には絶対反対です)
実際は[生きる]に対しての対価としての、お金を含めた[利益]が、絡んでくる話ですよね。
林業の平均年収が300万円前後(らしい)です。
月に換算したら…約25万円。
手取りで18-19万円ぐらい残ったら良い方ではないでしょうか…
『あの寒さを耐えて…』
『元気に生きてるスギです』
(※誰が屋根の下に種子を運んだのか…)
そう…未来を担う若者がこの産業に入ってきても、要は[未来を安心して描ける世界]でなければなりません。
単にそのひとそのひとの[好き]や[ボランティア精神]に依存することなく、何かこう後継者(若い世代)に具体的に示せる[お金が生まれるシステム]の構築が必要なのかなと思います。
結局は、淋しいですが[収入]がないと、どんな好きなこともイイコトも続けることができません。
それは…
「どんなイイ安全防護品が出ても買えない」
に…(苦笑
「だったらそんな仕事なんて辞めたら?」
と言われるわけで…
『100均の麦茶ボトル(1L)がオイル入れ』
(※キャップはスパークリングワインのコルクでつくってます)
『一斗缶から直接オイル補充ができるので便利です』
(※いつかキャップを無くすのかな…)
漁師さんが減り、農家さんが減り、牛屋さんが減り、酪農家さんが減り、そして山人が減り…
「どんな未来が見えますか」
望創家の身体の維持のためにも、これからもなんとなく意味不明にも呟いていかなければいけない話題なのかなと。
お金って…悔しいですけど、大切なものなんですよね。
これからの若い世代に、どんな[道づくり]ができるのか、まずは今一緒の仲間(20代)と如何に楽しく林業をし、売り上げを出し、未来につなげていくか考えていきたいと思います。
その小さな一歩が集まれば…大きな一歩に。
そして、魅力ある安全な林業を皆さんと描き続けられたら幸いです。
『荷台は外から見えにくいように道具を黒で隠して収納』
(※棚を新たにつくりたい。チェンソーは黒いボロ服で隠してます)
如何でしたでしょうか。
「衣食住、それらを支える原点、縁の下の力持ち、そこに第一次産業あり」
それではまた次回お会いしましょう。
Ciao!
『見えないものが見えるんですよね…』
(※霊感が強いひと、山では気になって仕方ないと思いますよ)
追記:
4月が近づくと、日本の場合は特に[新しい年]という気がし、これからいろんなことに挑戦していく雰囲気を感じます。
気候的にもそれを後押し、気分が高揚していきますよね。丁度、梅雨休み的な雨続きの中に、ポッカリと訪れた晴天のような嬉しさ、感じます。
各々各人の適材適所というのがあります。文系理系のように、体育会系やら何系やら。
美術系の望創家が林業をしています。後世に(暫く)遺る伐り株という彫刻づくりを楽しんでいます。
生きている間に、望創家視点で林業を通して、世の中を発信していけたら幸いです。
これからも変わらず、一人でも多くの方に林業と望創家の活動を伝えていきたいと思います。
(※外国人問題が…本当に望創家の懸念する林業の未来問題です…第一次産業問題)
『伐り株は芸術です』
(※背切りで伐倒精度を上げる特訓をずっとしていたら…腹切りが…奥のツルを切り過ぎ…難しい世界です)