トロントより
おはようございます。
今朝も冷え込みましたね。体感でマイナス12度となっていました。零下二桁はやはり寒いですね。
オンタリオ州では感染再拡大の兆候がはっきりしてきており、今日、最新数理予測モデルが発表されますが、それに先立ち昨日オンタリオ州政府は、1月の規制緩和を保留する可能性を示唆しました。
ワクチン証明制度の緩和、撤廃を期待していたレストランなどでは、またロックダウンになるのではないかと心配しています。
写真の女性はレストランオーナーですが、次のロックダウンが実施されたら、ビジネス継続できないと考えているようです。
オンタリオ州内では、これまでオミクロン株が13件報告されており、学校でも懸念されるケースがあるとニュース報道されています。
一方、ビジネス面でも動きが見えます。
2022年1月から、最低賃金が15ドルに引き上げられます。しかし、依然として人手不足は続いており、この記事にあるレストランでは、従来であれば最低賃金で雇用していたポジションの採用にあたり、最低賃金の1.5倍、時給23ドルを提示しています。
ビジネスの要、サプライチェーンに大きな懸念が出ています。
世界的なIC関連の不足から生産ができず、商品不足が目立ち始めています。クリスマス商戦では、追加の入荷が見込めず、早めの購入が薦めらえています。アジアからのコンテナは、ロスアンゼルス港などで沖合待機となっているものも多く、カナダへの影響も出ているようです。
2022年1月15日からは、米国からカナダに入国するトラックドライバーについても、ワクチン接種完了が求められます。
これまでは、免除となっていた職種ですが、義務化によりドライバー不足が懸念され、ある会社では、1月中旬までにワクチン接種1回目を受けたドライバーに1万ドルのワクチン接種ボーナスを提示したそうです。
ワクチン接種はあくまで個人の選択であり、強制はできませんがこうしたインセンティブは今後も増えていくかもしれません。
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