トロントの朝 12月4日(1) 留学生支援制度の見直しが必要

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トロントより

おはようございます

 

昨日はかなり強い風が吹き、停電などの被害も出たようです。

ダウンタウンの台所St. Lawrence Marketでは、停電となったようで、スマホのフラッシュライドなどを使って対応したようです。

 

今日の朝刊紙面はこの写真です。

この女性、ブラジルからの留学生だそうですが、この話題は留学生の声を大きく取り上げています。

 

カナダは留学先として人気で、カナダ政府も積極的に留学生を受け入れています。２０１４年には、留学キャンペーンを行い、２０２２年までに４５万人以上の留学生を受け入れることを目指しました。

 

実際には、この目標を大きく超えており、昨年時点で学生ビサを所持する留学生は８４５９３０人。今年９月末の時点で９１７４４５人となっており、２０１４年のキャンペーン目標の２倍となっています。

 

こうした留学生が支出する学費及び生活費は、２２ビリオンの経済効果をもたらし、１７万人の雇用となっています。

 

しかし、留学生への支援やサービスは十分ではないようです。

信頼できる情報が伝わらない、支援施策がその場しのぎのパッチワーク的、移民への道が不安定、結果、高い学費に見合うものかどうかに疑問をもつ留学生も多いようです。

 

学費は、国内学生の３倍から４倍となっており、さらに生活費が急騰していることで、彼らの学業は非常に厳しいと思われます。

 

先月、留学生の団体が州議会前で支援を求める集会を行いました。

 

専門家からも、留学生を支援するシステムを見直すことが必要との声が上がっているようです。

 

有能な移民を増やすことが必要なカナダ、見直す時期かもしれません。
 

３日の話題です。

(1) 風邪薬の不足は小児用だけでなく大人用にも

(２) 宅地開発優遇で、インフラ建設・整備ができない

(3) 雇用増継続、失業率低下、賃金上昇堅調、でも金利は上がる