エレクラ25周年 | ELECTRIC BANANA BLOG

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しまさんの独り言、なんてね。ハニー。
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半世紀だよ、ハニー。正確には結成はその一年前で、表だって活動を始めて25年で御座る。タダ、本当はよくわからないので候(笑)。今年前半はなんだかその辺も含めてバタバタと過去を振り返るようなコトが続いたので、今年はそういう年なので御座るのかなぁ、と候。とはいえ何かする予定も計画も今のところないので御座るが、やっぱり同窓会でしょ、とはならないのがエレクラで御座る。然るに、何かプラン、或いは宴会を催したいという方がいらしたら一度まぁ言ってみるが良いので御座る。

 

て。

 

っと来月から正社員。なんて宙ぶらりんなイズムとランデブー。意外に長く掛かったけれど、結果オーライ、ドリーム感はきっちりあるよ(笑)。先日もこんな事があったね。

 

々、確実にスキルアップしている私に、手取り足取り仕事を教えてくれている方が深夜、身体の不調を訴えて救急車で運ばれた。翌日職場に出向いて知ったのだけど、多少動揺した。理由は後日。ただ、その時すぐにあるプランが思い浮かんだのだ。

ちょうど今、松山の愛媛県美術館で、金剛峯寺の国宝を一堂に集めた高野山展を賑々しく開催していて、早速見に行こうとしていた矢先のそのニュース。最近は日曜の朝うどんが定番で、ついでに寺巡りをするのを愉しみにしている。もちろんわざわざ松山まで行くので滅多には行けない寺に行こうと計画し、その為にどうでしょうDVDを見て事前学習。

そしてかねてから行こうと思っていた寺の次の寺のご本尊が、ちょうど薬師如来、病気治癒健康祈願に御利益がある。ならばついでにそこに寄って、お守りの一つでも買って渡そうじゃないか、と思い立ち、実際に翌日、その方に手渡したのね。

その辺のことは相変わらずFacebookにて事細かに話しているので省略するけど、そういう思考に至った自分にハッとしたのさ。そういえば前職でも同じ様なことがあったな、と。

 

職、私はクラッシャーと呼ばれ、触る機械触る機械壊れていくという、まさしく呪われた境遇にあった(笑)。まぁ、半分冗談で、コレじゃマズいからお祓いしてもらいに田村神社行ってくるわ、って実際行った訳ね。

その辺のことも事細かにFacebookで話しているので端折るけど、最後に絵馬を手渡されてどうぞそこにお願い事を、って言われて私が書いたのが「職場のみんなが怪我をしたり、させたりしませんように」。その後、立て続けに労災が発生したのはヒ・ミ・ツ。

 

やつまりね、なんとなく最近は誰かのためにっていうか、あまり自分の願望のみで動いてないな、というと正確ではないな、でも、思考が自分より、他人優先に傾いている。もちろん見ず知らずの誰かのために世界平和を願うほど脳天気なわけではない。ある程度、自分のためにっていうか、やっぱり好くしてくれたり好意を寄せてくれたりする人のために、自分が何が出来るだろうか、ってコトを考えているね。

件のお守りも周囲の人には、しま♪さんって優しいね、なんて言われたりしたけど、イヤイヤオレにあるのは優しさでは無く「下心」だよ、などとFacebookではちょっと照れてみせたりしたけど、それにしてはその「下心」もずいぶん薄れたな、とね。

年齢的なものか、身体的衰えか?下心がないわけじゃないけど、それよりはもう少し、誰かの喜ぶ顔が見たい、という方が自分の目的に適ってる。それはきっと、エンターテイメントに引っかかっているものとしては、大事な要素だと思うのね。今まではもっと、自分が中心だったけど、その下心が薄れて他人を喜ばしたいという欲望が残った、って感じなのかな?

そして、マクラでもあったように今年前半にあまり気持ち良くないけれど、エレクラが瓦解寸前まで行った頃のことを振り返る機会があって、それが巡り巡って今、こんな事を考えているのか、なんて。

 

の時にね、目をつり上げて「何もかも奪ってやるっ!」って鼻息荒く挑発してきた人がいて、まんまと私はその策略に嵌められて何もかも失ったんだけど、ただ、今はね、こう思うのだよ。

 

あの時、何もかも奪ってくれて、りがとう(笑)。

 

かにその時あった出来事は、あまり気持ちの良いものではないし、決して人として自慢できることでも胸を張って言えることでもなかったよ。でもね、その謂わば人生の底、を経験したことによって、今があるんだな、と思うと、なんだかストーンズに始めて出会った時のように、涙が出そうになるのだよ。

先日、仕事帰りにものすごくキレイな夕闇を見た、というより包まれているような気がして、本当に泣きそうになった。こんなに美しい光景を、私は今見ていること、そしてこの夕闇を美しいと感じられる心を誇りに思うよ、ってね。そしたらもう、あの時私の悪い部分を全部奪った上に、好い所だけ、私らしい所だけを残して自分から私の元から去ってくれてありがとう、って感謝の気持ちで一杯になったんだよね、本当に。

余談だけど、その後、あの平成の大不祥事の時に関わった人たちのほとんど、その目をつり上げて奪っていってくれた人も含めて、みんななんかかんか不幸を背負ってるていう話しか聞かない。申し訳ないな、って思う。その時もっとも悪者だったはずの私が、五体満足健康で毎日仕事に生き、日々に感謝を捧げ、みんなと笑いながら毎日を送っているよ。

 

れもコレも全部、あの時があったおかげ。

 

あ、あまり言い過ぎると嫌みになっちゃうので控えるけど、でもね、本当に、他人の幸福に気持ちが寄っていくのは少なくとも自分が不幸ではあり得ない、ってコトなのよ、心持ちだけでもね。で、私はその境地に達している。相変わらず、世界を滅ぼす三大要素を引きずった私だけど、なんて言うのかなぁ、悟りに半分足を突っ込んでる?あ、言い過ぎた、その器の縁が見えている、ってコトかな。

この場を借りて、ちゃんと言っておくよ、ありがとうH森さん、君に出会えて本当に好かったし、あげく何もかも奪い去ったまま自分から逝ってくれて、感謝しているよ。あなたはあなたの舞台で幸せでいて。

 

んてね、エレクラ辞めよっかな、って言ってみました。時々そんな事を考える。果たしてエレクラってなんだったのか、ってやっぱり誰かを愉しませたいための「場」だったんだよね。でも、私一人になっちゃったし、別にエレクラ背負わなくても、他人を愉しませることは可能かも?ならば、エレクラっていう枠に囚われることはないんじゃないかな、ってな。だって、曲作っても全然誰も聞いてくれないんじゃね、褒めてくれはするんだけどね、ってコトで。

 

それでは今日はこの辺で、ごきげんよう