田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

むかご御飯にしましたばい

2021-10-21 19:59:39 | よもやま話・料理編
9月24日(金)の熊日新聞 ~ 『 熊本弁まっだし 』 のコーナー
季節柄、 秋の味覚特集 です。
   ≪ 投稿記事 ≫
 もう秋ですな。
 秋になっと、むかごご飯ば食べよごてなりますばい。
 10年ばかり前、道の駅で初めちむかごば見ましたたい。
 茶色ん、小もしてコロコロしとっとは何だろか。
 こら鹿のフンだと思いましたばい。
          
 買うて帰って調べたら、むかごは山芋の葉の付け根にでけたわき芽が、
 養分ば貯えち肥大化したもんてですたい。
           
 栄養価も高そうで、鹿のフンて言うち、むかごに悪かったな。
 そっで、初めちむかごご飯にしましたばい。
 見た目は地味ばってん、ホクホクして山芋ん風味もあり、
 秋の味のしましたばい。

             
田園の店でも、零余子(むかご)は人気モノでした。
先ずは、下ごしらえ。
むかごを鍋に入れ、水を張って火にかけます。
暫くすると、茹で汁が黒っぽく色付きます。
そこで一旦、この灰汁(アク)の出た水をホカして、新しい水を張って
再び火にかけます。
軽く沸とうしたら、今度はザルに返して水を切ります。
そして、同じ鍋に戻し、塩を振って煎る。

さて、今の時期の献立で登場するのが吹き寄せ。(古典?の仕事になるけど)
出来れば、ミニ “しょうけ” を用意します。
ショウケとは、ザルの一種で農作業等でよく使われた道具。
          
取り敢えずは、殻付きの焼き銀杏3〜4個をしょうけに盛る。
次に、石川小芋のつみ出し芋2個を。
そして、先程の塩煎りむかごと、塩煎り松の実をパラパラと。
更に、松葉ソーメンの素揚げを二本も。
もし在れば、紅いもみじの葉も欲しいか?
              
コレらの食材を、ショウケの内外にランダムに盛るのですが ・・・ 
この “吹き寄せ” の景色は、秋の風に何気に吹き寄せられた風情です。
不作意の作意的な盛り方が求められる。
このいい加減さが、案外難しい。
                 ~~~~ つ づ く ~~~~

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