TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

【お知らせ】青田の家完成見学会(山形市)

2024-03-13 14:16:36 | オープンハウス(見学会)

オープンハウス(完成見学会)のお知らせ】
私たちアーキテクチュアランドスケープは「風景を生かす建築」に取組む建築設計事務所です。

山形市内で取組んでいる住宅「青田の家」がこのほど竣工いたします。
このたびクライアントのご厚意により、下記のとおり完成見学会を開催いたします。
.
クライアントと私たちの想いの詰まった住まいを、ぜひこの機会にご覧ください。
.
.
青田の家オープンハウス
ご案内の都合上、ご予約制とさせていただいております。
●日時:3/30(土)、31(日)

●時間:
3/30
13:30~17:30
①13:30~
②14:30~
③15:30~
④16:30~
.
.
3/31
10:00~17:00
①10:00~
②11:00~
③13:00~
④14:00~
⑤15:00~
⑥16:00~

見学をご希望の方は、お名前、連絡先(メールおよび当日連絡がつく携帯番号)、人数、ご希望の日時(第一希望と第2希望まで)を下記のメールアドレスまでお知らせください。

●Email:tatsuro.shibuya@alds.jp
●TEL:023-665-5386
●URL:https://www.instagram.com/p/C4Ura9QLkOd/?img_index=1

.
場所などの詳細は、折り返しメールにてご案内させていただきます。
.
皆様のご参加をお待ちしております。




設計コンセプト
青田の家は、北に眺望がひらけた川沿いの敷地という立地を活かして、2階に設けた居室と浴室が川側にはねだすようなプランとしています。はねだした2階の下はリビングダイニングと連続したテラスにしています。

北側の景色がとても良いので、北側にも大きく開口をとったプランとしましたが、気になるのは熱負荷です。パッシブハウスは南面に大開口を計画して、日射取得を最大化するというのが定石ですが、景観を優先して、北側も大開口とするため温熱環境についても工夫が必要になります。
Qpexというソフトを使って、温熱的なシミュレーションをしています。
何事も予算あっての計画なので、家の性能とコストについて優先順位を見極めながら設計を進めてきました。

Q値:1.05W/㎡K
UA値:0.35W/㎡K

C値:0.3(実測値)
ηAC値:1.2

年間の暖房負荷が国の省エネ基準だと15,742kWhに対し、青田の家では年間暖房負荷が5,757kWh。(国の省エネ基準の約3分の1)

年間の冷房負荷が国の省エネ基準だと1,804kWhに対し、青田の家では年間冷房負荷が624kWh。(国の省エネ基準の約3分の1)

金額に換算すると、年間の冷房費が6,235円。年間の暖房費が57,570円となります!
青田の家のように本当の意味での高性能住宅であればあれば、年間冷暖房費が約6万円で済むという事実!!
(雪国にお住まいの方なら、冬場の光熱費が月5、6万円なんてザラだと思いますが。。年間で6万円ですから驚きだと思います。)

もちろん住まい手のライフスタイルによっては多少の増減はありますが、きちんと断熱と気密を計画して、敷地の景観や周辺環境を踏まえた設計をすることで、こうした住まいを実現することができるということを、もっともっと多くの人に知ってほしいと切に思います。

青田の家/山形市/on going

#オープンハウス #見学会 #住宅 #マイホーム #住まい
#建築家とつくる家 #建築設計事務所 #山形 #仙台 #東北


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やまがた木造設計マイスター

2024-03-05 12:26:00 | Contact/Profile
昨年から受講していた
やまがた木造設計マイスター

やまがた木造設計マイスター

県では、県産木材を活用し、建築物の木造化及び木質化に対し設計能力を有する建築士を、やまがた木造設計マイスターとして登録しています。

山形県

 
「やまがた木造設計マイスター」講座。
無事に修了し、木造設計マイスターとして登録されました。




講座は全6回。まる1日、朝から晩まで、座学に加えてJAS認定の製材所の見学や設計演習と盛りだくさんで充実した内容でした。
講師陣も木構造の専門家だけでなく、法規、防耐火、高断熱高気密などの広範囲のスペシャリスト揃いで、ほんとうに有意義な時間でした。休日をまるまる使っての講座になったため、家族には迷惑をかけてしまいましたが、今後の設計活動の選択肢が大幅に広がったと実感しています。

認定式がニュースになっていました。
(写真は私ではございません。。)
「木造設計マイスター」24人誕生 県などが企画、養成講座修了(山形新聞) - Yahoo!ニュース

「木造設計マイスター」24人誕生 県などが企画、養成講座修了(山形新聞) - Yahoo!ニュース

 県などが新たに企画した「やまがた木造設計マイスター」養成講座の最終回と修了式が3日、山形市の協同の杜(もり)JA研修所で行われ、建築物の木造化に関する知識を深め...

Yahoo!ニュース

 


※現在、ウェブサイトのお問合せフォームに不具合が生じております。
お問合せは、下記メールアドレスもしくはお電話にて直接コンタクトいただけたら幸いです。
(株)アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所 渋谷達郎
メールアドレス:tatsuro.shibuya@alds.jp
電話:023-665-5386

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古谷研本

2023-10-24 15:10:00 | 読書
「解剖 早稲田建築・古谷研」読了。
日本建築家協会東北支部、東北住宅大賞の審査をしてくださった建築家・古谷誠章さんの研究室(早稲田大学古谷・藤井研究室)に、環境デザイン研究所OBの仲さん(東洋大学仲綾子先生)が潜入したドキュメント。
となれば読むしかないでしょ。

解剖 早稲田建築・古谷研古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方





解剖 早稲田建築・古谷研 古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方|学芸出版社

解剖 早稲田建築・古谷研 古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方|学芸出版社

ゼミ生100人、建築家・古谷誠章が率いる日本最大級の研究室では、不測の出来事や出会い、イベントが日々次々に起こる。この研究室が、建築はもとより多方面に、優秀でユニー...

まち座|今日の建築・都市・まちづくり

 


仲さんの軽妙な語り口と超絶前向きでどこまでも自然体の古谷さん。
学生の層が厚く、みんな優秀だからこそ成り立っているような印象もあり、そのままでは一般化できないと思うけれど、組織マネジメント本としても魅力的な内容でした。

100名を越える大所帯の研究室運営の内側はワクワクするほど面白い。
ここまで大所帯ではなかったものの、国内外のプロジェクトを同時並行でドライブしていく感じは、隈研究室でのあっという間に過ぎ去った2年半あまりの月日を思い出しました。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍客

2023-10-20 14:47:00 | 日々のくらし
縁側で子どもが見つけたもの。
パッと見は、どこからか飛んできた枯葉のよう。


でもよく見ると、虫っぽい。。
すぐどこかに飛んでいってしまったが、シャッターチャンスは逃さなかったようだ。

調べてみると、確かに虫。
スズメガ科では日本最小の蛾で、ハチドリのようにホバリングして花の蜜を吸うのだそう。

初めて知ることはまだまだたくさんある。
なにげない日常の中にも、こんな驚きと発見があるというのは嬉しいものだ。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建て方日和!!

2023-10-16 12:23:00 | *ココデカシェット/高畠



秋晴れに恵まれ、高畠町で取組んでいる店舗の建て方が始まりました。

それにしても長い!
クレーンがギリギリ。。












ココ・デ・カシェット/高畠町/on going 

#店舗 #ココイズミヤ #ココデカシェット 
#木造 #平屋 #山形 #高畠 
#アーキテクチュアランドスケープ 
#建て方 #現場 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基礎断熱の敷設

2023-10-12 17:32:00 | *青田の家
山形市内で取組んでいる住宅の現場。
基礎断熱の断熱材が敷設されました。
いつもは基礎底盤は50mmが多いですが、今回は基礎立ち上がりと同じ100mm(10cm)。
厚さ10cmの断熱材が敷き詰められた現場は壮観です!(断熱材好きにはたまらない。。)
さらに基礎立ち上がり外周部は内側にも50mmの断熱材を敷設します。



防蟻材入りの断熱材は高価なので、底盤に敷く防水シートを防蟻材入りのものにして、基礎立ち上がりのみ防蟻材入りの断熱材とすることでコストコントロールをしています。(なので、底盤と立ち上がりで断熱材の種類が違います)




建物は、北にひらけた川沿いの敷地という最高の立地を活かして、2階が川側にはねだすようなプラン。はねだした2階の下は縁側のようなテラスにしています。

北側の景色がとても良いので、北側にも大きく開口をとったプランとしましたが、気になるのは熱負荷です。パッシブハウスは南面に大開口を計画して、日射取得を最大化するというのが定石ですが、景観を優先して、北側も大開口とするため温熱環境についても工夫が必要になります。
Qpexというソフトを使って、温熱的なシミュレーションをしています。
何事も予算あっての計画なので、家の性能とコストについて優先順位を見極めながら設計を進めてきました。





Q値:1.05W/㎡K
UA値:0.35W/㎡K
ηAC値:1.2

年間の暖房負荷が国の省エネ基準だと15,742kWhに対し、青田の家では年間暖房負荷が5,757kWh。(国の省エネ基準の約3分の1)

年間の冷房負荷が国の省エネ基準だと1,804kWhに対し、青田の家では年間冷房負荷が624kWh。(国の省エネ基準の約3分の1)

金額に換算すると、年間の冷房費が6,235円。年間の暖房費が57,570円となります!
青田の家のように本当の意味での高性能住宅であればあれば、年間冷暖房費が約6万円で済むという事実!!
(雪国にお住まいの方なら、冬場の光熱費が月5、6万円なんてザラだと思いますが。。年間で6万円ですから驚きだと思います。)

もちろん住まい手のライフスタイルによっては多少の増減はありますが、きちんと断熱と気密を計画して、敷地の景観や周辺環境を踏まえた設計をすることで、こうした住まいを実現することができるということを、もっともっと多くの人に知ってほしいと切に思います。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河北新報さん掲載

2023-10-10 09:46:00 | Press


先日のサウナ小屋内覧会の様子が河北新報さんに掲載されました。

「おにぎりサウナ」は言い得て妙!
心も身体も芯までポカポカになれます!

#サウナ #サウナ小屋 
#モバイル #omusubi 
#山形 #ウェルスハシモト 
#アーキテクチュアランドスケープ 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スイカの収穫

2023-10-05 07:31:00 | 



季節はずれのスイカを収穫しました。
子どもと一緒に一昨年から庭に植えているスイカ。
去年、一昨年と食べたスイカの種を蒔いていました。

ただ、7月に植えたのでは時期が遅く、スイカの実はなるものの、食べられるほど大きくはなりませんでした。。
そこで、今年は、去年食べたスイカの種をとっておいて、5月の連休明けに種まきをしました。
しばらくすると芽が出て、ツルが伸びてくる様子は、見ていてワクワクします。
朝、子どもと一緒にジョウロで水をあげるのも楽しいひととき。

とはいえ、夏になり暑くなると、だんだん飽きてきて、あとはほったらかし状態に。。
どこか飛んできたのか、いつの間にか隣に実生の赤ジソがニョキニョキと出てきて、こんどはそっちをだいじに育てていました。。

9月もあっという間に過ぎて、朝晩涼しくなると、一気にスイカの樹勢が衰えはじめます。
いくつか実はなりましたが、食べられそうなサイズになったのはたったひとつだけ。
食べられるかわかりませんが収穫して、さっそく切ってみました。




小玉ですが、きちんと真っ赤なスイカ!
このみずみずしいスイカのにおい!
おっかなびっくり食べてみましたが、味もまさしくスイカ!

すっかり忘れていましたが、小さいころに祖父が畑で育てていたスイカを食べた時のことを思い出しました。
土いじりも面白いですが、ちゃんと食べられるような実がなるには、まだまだ時間がかかりそうです。。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天童の家/カタログ掲載

2023-10-03 17:44:00 | Press
上野住宅建材(@uenojyuken )さんから床材のカタログが届きました。








天童の家が掲載されています。
天童の家では独自の三層構造無垢材が特徴のAdmonter(アドモント)社のオーク(ナラ)の床材を採用しています。

キッチンまわりの造作家具、ダイニングセット、リビングのソファー、TVボードはすべてティンバーコート(@timber_court )さん制作のオリジナル。
家具の色味や生地は床材との相性を考慮して制作いただきました。

詳細は以下のURLより

天童の家(高断熱パッシブ住宅)|渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所

天童の家(高断熱パッシブ住宅)|渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所

アーキテクチュアランドスケープでは、雪国の厳しさを豊かさに変える建築や都市の設計、ランドスケープに取組んでいます。東北・山形を拠点に、地域の素材や技術を活用した...

渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所|風景を生かす建築環境デザイン

 


天童の家/天童市/2019
設計:アーキテクチュアランドスケープ
施工:建築スタジオ暖(旧高橋工務店)

#カタログ掲載 #上野住宅建材 
#timbercourt #造作家具 #住宅 
#住まい #建築家とつくる家 #建築家と建てる家 #注文住宅 
#高断熱高気密 #山形 #天童 
#アーキテクチュアランドスケープ 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なか土間の家 動画解説

2023-10-02 17:01:17 | Press

インターネットの住宅情報サイト「SuMiKa」さんのサイトで私たちが設計した建築事例の動画解説をすることになりました。

最初の動画は2020年に竣工した「なか土間の家」になります。


なか土間の家 動画解説

 

なにぶん初めての試みのため、聞き取りづらい所もあるかと存じます。順次収録機器の拡充を行い、改善して参りたいと思います。

 

Architectureは建築、Landscapeは景観の意味。

高性能サッシによる大開口、高断熱高気密により実現する明るく開放的な雪国の住まい。

地域の材料・技術を活用し、東北、雪国の厳しさを豊かさに変える「風景を生かす建築」に取組んでいます。

 

なか土間の家 高性能パッシブ建築

所在地:山形県山形市

用途:戸建住宅

建築主:個人

施工:ゆとり・祥建設

構造・規模:木造2階建て

敷地面積:233.23㎡

建築面積:66.66㎡

延べ面積:110.87㎡

竣工:2020年1月

撮影:根岸功


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする