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エネルギー政策;EUサミット激論 [欧州]

昨日、ブラッセルで終了したEUサミット会議。

電気料金の上昇とエネルギー対策につき激論。

主要議論点;
・電気料金と温室ガス排出権取り引き。
 環境論議が過熱して、欧州の、汚染ガス取引価格が高騰。
 取引に不鮮明な部分多く、取引が不正に行われており、取引価格の高騰が、電気料金に跳ね返ってい  
 るとの議論。
 取引制度(the Emissions Trading Scheme (ETS))そのものの再検討が必要だとの論議。
 EU委員会は 取引実態に不正は認められず.現在、取引価格は最終電気料金の15%にしか、当たら
 ない、と反論。

・天然ガス価格。
 暴騰する天然ガス価格に対応する為、EU団結して、域外からの天然ガス共同買い付けの提案。
 フランス、スペイン、ポーランド、ギリシャが提案。
 自由経済に障害になると反対はドイツ、アイルランド、北欧諸国。
 EU委員会は12月に、提言を纏めると、”先送り”。

・原子力発電。
 環境対策として原子力発電を承認する動きに反対。
 ドイツ、オーストリア、ルクセンブルグは、原子力発電は核廃棄物を残す故、環境対策として認め
 ないと強く反対。次回、12月のサミットで継続討議となった。

バイロン
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