遮光器土偶をご存知だろうか。


そう、かの有名なコイツである。

あまりにもユニークな形状で駅舎のデザインに採用されたり、

映画ドラえもんに登場していたり、

宇宙人の像であるという説なんかがあるこの土偶だ。

僕は最近までこの「遮光器土偶」という名前が非常に気に食わなかった。

というのも、僕が中学生のときのことだ。

歴史を教える先生がこんなことを言った。

「この遮光器土偶は、サングラス土偶と呼ばれることもあるんですよ~」

僕はその時命名した人物に心底嫌悪感を感じた。

サングラスっぽいからサングラス土偶?

そもそもサングラスにあんまり似ていないし、安直すぎる。

サングラスを由来にするとしても、遮光器なんて難しい字を使わずに素直にサングラス土偶と言えばいい。

学生の身分からしてややこしい漢字を使われると困るのだ。

当時、この名前が考古学者の命名の適当さの表れで、

「それっぽく見せる」ために漢字を採用したのかと思ったのだ。

しかし、最近知ったことだが、

エスキモーの使用する、紫外線から目を守る遮光器という道具が存在する。

その画像がこれだ。

あはは!土偶そっくりやないかーい!

どうにも命名者への今までの恨みは僕の過失だったようだ。

それにしてもそっくりである。

古代の妊婦はこれを装着していたんじゃないかと思うくらいだ。

あの目の表現の理由には諸説あるが、真相は明らかでない。

サングラス土偶なんて言い出したヤツはどこのどいつだ、こんちくしょう。


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