『路地と空き地と人と猫』を提案しました! | 建物が出来るまで

建物が出来るまで

~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

マンションや商業施設が建ち並ぶエリアに二世帯住宅と猫ちゃんの住まいを建てる計画です。

 

 

二世帯の生活は完全に分離させつつもたくさんいる猫ちゃんは自由に行き来ができるように、ということが求められました。人はいけないけど猫ちゃんは自由に。。。

家事をする動線など人の動線はいろいろと考えてきましたが猫ちゃんの動線とは。楽しみしかないです 笑

 

人の動線、猫ちゃん動線、そして密集地という場所で問題になる光の確保、それに加えて外を感じられる庭もつくれたら最高ですね。

私は、犬ちゃんはいますが猫ちゃんがいたことはありませんので、まずは猫ちゃんのことを調べ始めました。

 

調べる上で思いついたのはキャットウォークです。当然のようにでてくるそれを大きくしてみると・・・なんと階段になるんですね!

キャットウォーク(階段)がお互いの動線を分けながらも猫ちゃんの行き来は自由にできるようにしつつ、その階段から光を取り込み半分外のような縁側みたいな場所をつくります。

建物と建物の間に位置した階段は密集地の路地のようです。それぞれの生活が路地に溢れガラスの床を通してなんとなく存在を感じます。

 

 

 

 

階段(路地)をあがり右と左にあるそれぞれの部屋にアクセスしながらぐるぐるのぼっていく動線ですが、それぞれの動線は完全に分離しています。階段が象徴的な建物ですので、ずっと連続させてみると棚のように使えたり、庇になったりバルコニーになったりします。階段ですが階段ではない楽しい使い方ができますね!

 

 

 

 

光を浴びればいくえにも重ねる色のグラデーションを楽しめます。

 

 

 

路地や空き地にいる猫ちゃんのようにこの階段でもあくびをしながらぼーっとくつろぐ姿をみてみたいですね!