自民族中心主義や自文化中心主義という意味。
これは、アメリカの社会学者であるウィリアム・サムナーの造語。
その意味を、もう少し探ってみると、
「自分の育ってきた集団や民族などが、自分たちの文化を基準として、
他の文化を否定的に判断したり、低く評価したりする態度や思想のこと」を言う。
見渡してみれば、ネット社会が広がり、
そこでは、自由な意見や自由な表現の書き込みがなされる世界。
国家の規制や圧力がない状態で、自由奔放に書き込みをさせていても、
いつか自国主義や自民族主義の書き込みが優勢になって、
排他的な考え方で固まってくる傾向が認められるという。
エスノセントリズムの最たるものは、『食べ物』だという。
習慣の違うものを食べていることに対する違和感が存在するのは確か。
アフリカで好まれる昆虫食。最近日本でも推奨される傾向が出てきているが、
昆虫でも「イモ虫」を食べることができるだろうか?
また、アジアなどで、食べられている半ば、ふ化しかかった卵。
それらを食べられる日本人がいるとすれば思わず畏敬の念が出てしまう。
エスニックな食習慣をそのまま受け入れるのは難しい。
北アメリカに住むアジア系の狩猟民のことを昔は「エスキモー」と呼んでいたが、
最近は、「イヌイット」と呼ばれるようになってきた。
エスキモーという呼称は、生肉を食べる人という侮辱的な意味合いを含む表現でもあるところから、彼ら自身が呼ぶ「イヌイット」という呼称を使うようになったそうだ。
その意味は「真の人」。
「生肉喰い野郎」という表現と「真の人」と、その差は大きい。
また、世界で三大珍味といえば、フォアグラ、キャビア、トリュフとなっている。
キャビアとトリュフは自然界に存在するもの。
だけども、フォアグラは、ガチョウやアヒルに多量の餌を与えることで脂肪肝を作る。
その脂肪肝のこと。これは頂けない。
フランス人に、「フォアグラ」の話をすると、急にスマホを取り出し動画を再生し始めた。
見ると、寿司ネタの車海老がピクピク動いている。
「オレたちは、こんなもの喰えねえぜ」
いずこも同じ、エスノセントリズム。
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